「ねるねるねるねが販売終了したらしい」という噂を、最近SNSなどで見かけた人も多いかもしれません。子どもの頃から親しんできた人にとっては、あの不思議な泡立つお菓子がなくなるなんて信じられない話ですよね。実際のところ、ねるねるねるねはどうなっているのでしょうか？今回は、販売終了の真偽やその背景、再販の可能性までを詳しく見ていきます。
ねるねるねるねとは？子ども心をくすぐるロングセラー知育菓子
まず、ねるねるねるねを知らない世代のために少し説明しておきましょう。ねるねるねるねはクラシエフーズが1986年に発売した知育菓子シリーズの代表格です。粉と水を混ぜて練ると、ふんわり膨らんで色が変化する、まさに“理科の実験のようなお菓子”。
発売当初から「魔女のおばあさんが『ね〜るねるねるね〜』と混ぜる」印象的なCMが話題になり、一気に人気が広がりました。
単なる駄菓子ではなく、“作って食べる体験”を提供する商品として長く愛されてきたのが特徴です。実際、これまでに累計で7億食以上が販売されたと言われ、親子2世代で楽しむ人も多いほどのロングセラー。クラシエの知育菓子シリーズの中でも象徴的な存在です。
販売終了の噂は本当？SNSで広まった誤解の正体
ここ最近、「ねるねるねるねが販売終了する」という話がSNSで拡散しました。
TikTokでは「2024年に販売終了するお菓子」として紹介され、X（旧Twitter）でも「もう買えないの!?」と話題になったことがあります。
しかし、結論から言えば――ねるねるねるねは販売終了していません。
クラシエの公式サイトでも、販売終了や中止といった告知は一切ありません。実際、2025年2月には定番の「ねるねるねるね ぶどう味」と「ねるねるねるね ソーダ味」がリニューアル発売されています。つまり、むしろブランドとしてリフレッシュを進めている段階なのです。
では、なぜ「販売終了」という噂が出てしまったのでしょうか。そこにはいくつかの背景があります。
販売終了と誤解された理由を徹底分析
1. 一部フレーバーの終了が誤解を招いた
ねるねるねるねの中でも「ねるねるねるね コーラ味」や「旧ねるねるねるね ぶどう味」など、過去に販売終了となったフレーバーが存在します。
特に2019年にねるねるねるね コーラ味が終売となった際、「ねるねるねるねがなくなる」と勘違いした声が多く上がりました。
また、定番のねるねるねるね ぶどう味も過去に一度リニューアルを経て再登場しており、「見かけなくなった＝販売終了」と思われやすいのです。
2. 「大人のねるねるねるね」など派生商品の終売
一時期、クラシエから「大人のねるねるねるね」というシリーズが発売されていました。こちらは販売期間が短く、現在は公式でも取扱いが確認できません。この派生商品の終売が「ブランドごと終了」と混同された可能性があります。
3. SNSや動画サイトの“ネタ投稿”の影響
「市場から消えるお菓子」や「もう買えなくなる商品」といった動画がSNSで拡散され、その中にねるねるねるねが含まれていました。冗談やネタとして投稿された内容が、事実として受け取られてしまったケースです。
4. 店頭在庫や地域差による誤認
一部のスーパーやコンビニで一時的に在庫がなくなると、「もう売っていない」と感じてしまうことがあります。実際には流通のタイミングや地域差による一時的な欠品で、全国的な販売終了ではありません。
現在の販売状況：ねるねるねるねはリニューアル継続中！
2025年現在、ねるねるねるねはしっかり販売が続いています。クラシエの公式サイトや主要通販サイトにも掲載されており、スーパーやドラッグストアでも購入できます。
しかも、2025年2月にリニューアルされた「ねるねるねるね ぶどう味」「ねるねるねるね ソーダ味」は、内容・見た目ともにパワーアップ。作り方は従来通りながら、よりふわっと膨らみやすく、色変化も鮮やかになりました。
さらに環境に配慮したパッケージ変更や、粉の配合改善など、現代のニーズに合わせた進化も進んでいます。
ブランドとしては、2026年の発売40周年に向けた準備段階にあると見られており、販売終了どころか「進化の途中」と言えるでしょう。
一部終了している味や限定商品まとめ
ねるねるねるねシリーズの中で、すでに販売を終えたフレーバーや派生商品も存在します。ここで整理しておきます。
- ねるねるねるね コーラ味：2019年7月販売終了
- 旧ねるねるねるね ぶどう味（リニューアル前仕様）：2014年販売終了
- 大人のねるねるねるね：販売終了（時期不明、公式取扱いなし）
これらの終了情報が「ねるねるねるね全体がなくなった」と誤認されたケースが多く見られます。
ただし、ブランドの根幹である「ねるねるねるね ぶどう味」「ねるねるねるね ソーダ味」などは引き続き販売中で、今後も改良や限定版の登場が期待できます。
再販や限定復刻の可能性は？
これまでにも、ねるねるねるねは節目ごとに新しい味や限定版を展開してきました。
特に人気が高かった味や“懐かしの仕様”は、周年記念などのタイミングで復刻するケースも十分に考えられます。
また、近年では「チュッパチャプス」とのコラボや、「知育×SNS映え」を意識した新商品など、ブランドの新しい方向性が見え始めています。
SNS時代に合わせて、遊び心のあるデザインや動画映えする見た目を意識した展開が増えており、今後も一過性の終了ではなく“形を変えて進化する”流れになっていくでしょう。
なぜ「販売終了」という噂が広まりやすいのか
長く続くロングセラー商品は、少しの変化でも大きな話題になりやすいものです。
特に子ども時代の思い出と強く結びついた商品は、消費者の感情を揺さぶる存在でもあります。
「売ってない」「見かけない」という声がSNSに投稿されると、それが事実確認のないまま拡散され、あっという間に「販売終了説」へと変化してしまうのです。
また、駄菓子業界ではリニューアルや味替えが頻繁に行われるため、「以前と違う＝なくなった」と思い込む人が多い点も要因のひとつです。
一方で、こうした話題性が再び注目を集め、販売促進につながるという側面もあり、クラシエとしても柔軟に対応していると考えられます。
現在の購入方法と在庫状況
ねるねるねるねは全国のスーパー・コンビニ・ドラッグストアで引き続き販売されています。
また、Amazonや楽天市場などのオンラインショップでも複数の味が購入可能です。
特にまとめ買いや箱買いはオンラインのほうが入手しやすく、公式ストアやお菓子専門ECでも取り扱いが継続されています。
店頭で見つからない場合でも、「販売終了」ではなく単なる入荷時期のズレということが多いので、通販や別店舗をチェックしてみると良いでしょう。
まとめ：ねるねるねるねは販売終了ではなく進化中！
SNSで噂になった「ねるねるねるね販売終了」という話題は、実際には誤解や情報の錯綜によるものでした。
ねるねるねるねブランド自体は現在も継続しており、2025年にリニューアル、そして2026年には40周年を迎える見込みです。
過去には一部フレーバーや派生商品が終了しましたが、定番シリーズは健在。
むしろクラシエは“作る楽しさを次の世代に伝える”ために改良を重ねており、これからも変わらず子どもたちと親たちに笑顔を届け続けるでしょう。
ねるねるねるねが消えるどころか、これからさらに進化していく――そんな未来を期待していい時期に来ているのかもしれません。
