夏の定番ともいえる日焼け止めブランド「アネッサ」。そのアネッサから発売されていたファンデーションを愛用していた人も多いのではないでしょうか。ところが、最近「アネッサファンデーションが店頭から消えた」「もう買えない」といった声がSNSや口コミサイトで増えています。
この記事では、アネッサファンデーションが販売終了といわれる理由や背景、今後の復活の可能性、そして代わりに使えるアイテムについても詳しく解説していきます。
アネッサファンデーションは本当に販売終了している?
まず結論から言うと、アネッサのファンデーションの一部製品は「生産終了・販売終了」となっています。特に人気のあった「パーフェクトUV スキンケアBB ファンデーション a」は、公式情報でもすでに生産を終了しており、現在は在庫限りの販売状態です。
この商品は、強力なUVカット効果を持ちながら、ファンデーションとしてのカバー力や崩れにくさにも定評があり、汗や皮脂に強いことで知られていました。
「日焼け止め効果もベースメイクも一度に済む」と支持されていたため、愛用者からは「なぜ終わったの?」と惜しむ声が多く上がっています。
一方で、アネッサブランド全体がファンデーション事業から完全に撤退したわけではなく、代替となるベースメイクアイテムが新たに登場しています。つまり、“形を変えてリニューアルされた”というのが実情です。
販売終了の理由は?アネッサのブランド戦略と市場の変化
アネッサファンデーションが販売終了となった背景には、いくつかの要因が重なっています。
1. ブランドの方向性が「UVケア重視」にシフト
アネッサは資生堂が展開する“日焼け止めブランド”として確固たる地位を築いています。2024年には「UV膜のヨレや隙間を自動修復する新技術」を搭載した新シリーズを発表し、「スキンケアUVブランド」として進化を遂げています。
その結果、ブランド全体の戦略が“日焼け止め+スキンケア”に集中し、ファンデーションのような「メイクアップ寄りの製品」はライン整理の対象になったと考えられます。
2. ベースメイク市場の競争激化
近年、ファンデーション市場では「軽い使用感」「素肌仕上げ」「時短メイク」といったニーズが高まっています。
この分野では多くのブランドが高性能なクッションファンデやスキンケアファンデを投入しており、日焼け止めブランドであるアネッサにとって差別化が難しくなっていました。
特に色展開やカバー力、テクスチャーなど、メイクアップ専門ブランドとの競争が激しく、ファンデーション分野での優先度が下がったとみられます。
3. 製造・在庫コストの見直し
資生堂の公式サイトでは、「生産終了品は在庫がなくなり次第販売終了」との案内がされています。これは一定期間の在庫販売をもって終売とする一般的な流れですが、製造ラインを効率化し、人気商品の開発に注力するための合理的な判断でもあります。
多色展開が必要なファンデーションはコスト面でも負担が大きく、リニューアルや生産終了のサイクルが比較的短い商品です。
4. ユーザー需要の変化
SNSを見ても「マスク生活でファンデを使わなくなった」「日焼け止め+下地だけで十分」という声が増えています。
こうしたライフスタイルの変化も、アネッサファンデーションの販売終了に影響を与えたと考えられます。ブランドとしては、“UVケア中心の新しいベースメイク体験”へと舵を切った形です。
現在入手できる?販売状況と在庫情報
アネッサファンデーションはすでに公式オンラインショップから姿を消しています。全国のドラッグストアやバラエティショップでも、ほとんどの店舗で取り扱いが終了しており、現在は「在庫限り」の状態です。
一部の通販サイトやアウトレット店舗では、旧製品の在庫が販売されていることもあります。ただし、人気色はすでに完売しているケースが多く、価格が高騰している場合も見受けられます。
また、ネット上では「並行輸入品」「旧ロット」といった表記で販売されていることもありますが、品質や保存状態にばらつきがあるため、購入時には十分に注意が必要です。
なお、資生堂公式の「生産終了品リスト」にもアネッサの一部ファンデーションが掲載されており、今後再入荷する予定はないとされています。したがって、現時点では「店頭在庫を探す」または「後継・代替品に切り替える」という選択肢が現実的です。
代替・後継アイテムはある?アネッサの新ラインに注目
アネッサがファンデーションを縮小した一方で、同ブランドの中にはファンデーションに近い機能を持つ新しいアイテムが登場しています。
代表的なのが「オールインワン ビューティーパクト」です。
この商品は、UVブロック・化粧下地・ファンデーションがひとつになったオールインワンタイプ。
外出前のひと塗りで、日焼け止め・ベースメイク・トーンアップを同時に叶えるアイテムとして注目されています。
さらに「パーフェクトUV ブラッシュオンパウダー」など、化粧直しやメイクの上からUVケアができるパウダー系製品も人気です。
これらの製品は、従来の“ファンデーション”とは違う形で「UVカット+美肌仕上げ」を実現しており、アネッサの強みを活かした新しい方向性といえます。
ユーザーの声:惜しむ声と期待の声が混在
口コミサイトやSNSを見てみると、「アネッサファンデーションがなくなって残念」という声が多く見られます。
特にアウトドアやレジャーシーンで愛用していた人からは、「汗をかいても崩れにくかった」「カバー力もあり安心感があった」といった評価が多く、リピートユーザーが多かったことが分かります。
一方で、「最近のアネッサは日焼け止めがますます進化していて嬉しい」「オールインワンタイプの新商品が便利」といったポジティブな反応も増えています。
つまり、アネッサファンデーションの終了は惜しまれつつも、ブランドの進化として受け止められている側面もあるのです。
今後アネッサファンデーションは復活する?
現時点で、資生堂やアネッサ公式から「ファンデーション再発売」の正式な発表は出ていません。
しかし、ファンデーション需要そのものが消えたわけではなく、「UVケア+ベースメイク」という領域は今後も成長が期待される分野です。
アネッサは技術革新を重ねており、今後“UVケアとメイクを融合させた新ベースメイクシリーズ”として再登場する可能性は十分にあります。
特に、屋外レジャーやスポーツ、夏場の通勤など“汗・皮脂・紫外線”の影響が強いシーンでは、アネッサが得意とする技術が再び活かされるでしょう。
現時点では「過去のファンデーションと同じ形での復活」は未定ですが、「より進化した形での再展開」を期待する声は多く、今後の動向に注目です。
アネッサファンデーション販売終了のまとめ
・人気の「パーフェクトUV スキンケアBB ファンデーション a」は生産終了し、在庫限りの販売状態。
・ブランドは「日焼け止め+スキンケア」への集中を強化し、ベースメイク領域を整理。
・代替アイテムとして「オールインワン ビューティーパクト」や「パーフェクトUV ブラッシュオンパウダー」が登場。
・復活の正式発表はないが、新技術を活かしたベースメイク再展開の可能性はあり。
アネッサファンデーションが販売終了したのは残念ですが、ブランド自体は確実に進化を続けています。
これまで以上に「UVケア×美肌」を両立する新しいラインが登場する日も遠くないかもしれません。
今後もアネッサの最新アイテムをチェックしながら、自分に合ったベースメイクを見つけていきましょう。
