キリンゼロイチが販売終了って本当？
最近、「キリンゼロイチが売ってない」「どこにも置いていない」といった声をSNSで見かけます。そこから「販売終了したのでは？」という噂が広まっていますが、結論から言うと、キリンゼロイチは現在も販売されています。ただし、一部の地域や店舗で取り扱いが減少しているため、そう感じる人が増えているのが実情です。
では、なぜこのような誤解が広がったのか？この記事では、販売終了の噂が生まれた理由、実際の販売状況、そして今後の再販やリニューアルの可能性について詳しく見ていきましょう。
キリンゼロイチとは？ノンアル市場を切り開いたパイオニア
「キリンゼロイチ（キリン零ICHI）」は、2017年4月にキリンビールから発売されたノンアルコール・ビールテイスト飲料です。名前の「ゼロイチ」はアルコール度数0.00％を意味しており、まさに“ゼロから一番搾りへ”というコンセプトを象徴しています。
キリン独自の「一番搾り製法」を採用し、ビールのようなコクと香ばしさを実現。飲酒を控えたい人や車を運転する人、健康志向の高まりなどを背景に、発売当初から注目を集めました。
また、2019年には中味とパッケージをリニューアルし、より飲みごたえのある味わいに進化。ノンアル市場の拡大をけん引する存在となりました。
「販売終了」と言われるようになった理由
実際には販売が続いているのに、なぜ「終売」と言われるようになったのでしょうか。そこには複数の要因が重なっています。
1. 瓶タイプの出荷終了が誤解を生んだ
まず大きな要因は、「瓶タイプ（大瓶・小瓶）」の出荷終了です。キリンは2023年ごろ、業務用向けなどで提供されていた瓶タイプの出荷を終了しました。
これにより、居酒屋やレストランで見かけなくなったことが「もう作っていないのでは？」という誤解につながったのです。
実際には缶タイプは引き続き販売中であり、ブランド全体が終了したわけではありません。
2. 店頭で見かけなくなった地域がある
スーパーやコンビニでの取り扱いが減少したことも、噂を広げた大きな理由です。
ノンアル飲料市場では、新商品や限定フレーバーが頻繁に登場します。そのため、販売スペースの確保を目的に定番商品の陳列が縮小されることがあります。
地域や店舗によっては発注頻度が下がり、「棚から消えた＝販売終了」と誤解されてしまったケースも多いようです。
3. リニューアルや流通の切り替え時期
キリンゼロイチはこれまでにも何度かリニューアルを行っており、そのたびに旧パッケージが在庫限りで姿を消す時期があります。
新旧モデルの入れ替えがスムーズに進まないと、一時的に品薄になることがあり、消費者が「売っていない」と感じるタイミングが生じます。
実際、2019年のリニューアル時にも一時的な欠品が発生し、同様の誤解が生まれました。
4. SNSや口コミでの情報拡散
Twitter（現X）や掲示板などで「ゼロイチがなくなってる」「販売終了らしい」という投稿が広まり、検索エンジンでも関連ワードが急増しました。
実際には一部地域や業務用の出荷終了にすぎないのですが、SNS上では事実よりも「印象」が強く伝わるため、噂が一気に広まってしまったのです。
実際の販売状況：今も買える？
ここで、現在の販売状況を確認してみましょう。
キリンの公式サイトには、現在も「キリン零ICHI」の製品ページが掲載されています。
缶タイプ（350ml・500ml）は引き続きラインナップされており、全国のスーパーや通販サイトで購入可能です。
実際、Amazonや楽天市場などのネット通販では「キリン零ICHI 350ml×24本」といったケース商品が継続して販売されています。
また、一部のドラッグストアや業務スーパーでも取り扱いが確認できます。
つまり、販売自体は継続しており、終売ではないことが明らかです。
販売終了ではないが「見つからない」理由
販売が続いているにもかかわらず、なぜ「見つからない」と感じる人が多いのでしょうか？
それは、次のような複合的な要因が重なっているからです。
- 容器タイプ（瓶）の廃止により、店舗の在庫が減少
- リニューアル準備期間中の一時的な欠品
- 他社ノンアル商品の販促強化による棚割り変動
- 地域や店舗による発注差
このように、“販売終了ではないが売り場で見えにくい”状況が、噂の背景にあります。
特にノンアル市場はサイクルが早く、流通タイミングのずれも影響しやすいのが特徴です。
再販・リニューアルの可能性
今後の展開として、キリンゼロイチの再販や新パッケージ登場の可能性は十分にあります。
キリンはこれまでにも、「一番搾り」「本麒麟」など主要ブランドを定期的に刷新してきました。
ノンアル市場も健康志向の高まりとともに成長を続けており、キリンとしてもキリンゼロイチを主力ブランドとして継続する意向が見られます。
また、2024年以降は「お酒を飲まない日」や「ソバーキュリアス（しらふ志向）」が注目されており、ノンアル需要は拡大傾向です。
こうした市場背景を踏まえると、味の改良やデザイン変更などを伴うリニューアルはむしろ“前向きな進化”といえます。
消費者ができる確認方法
今後、もし本当に販売終了する場合には、キリン公式サイトやニュースリリースに告知が掲載されます。
また、キリンの「出荷終了一覧ページ」には終了品が掲載されるため、そこを確認すれば最新状況を把握できます。
現時点では「キリン零ICHI」はこの一覧に掲載されておらず、製造・販売が続いていることが分かります。
したがって、見つからない場合は以下の方法を試してみましょう。
- ネット通販（Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング）で検索
- キリン公式オンラインショップを確認
- 近隣の大型スーパーやドラッグストアに問い合わせ
こうした方法で、在庫や入荷状況を確認できます。
まとめ：キリンゼロイチは販売継続中、今後も進化の可能性大
まとめると、キリンゼロイチは販売終了ではなく継続販売中です。
一部の容器廃止や店舗での扱い縮小によって「売っていない」と感じる人が増えただけで、ブランド全体が終わったわけではありません。
今後も市場動向に合わせたリニューアルやパッケージ変更が行われる可能性が高く、引き続き購入できる見込みです。
「もう飲めないの？」と心配していた方も、ぜひ安心して探してみてください。
キリンゼロイチ 販売終了の噂の真相と今後の展望
「キリンゼロイチ 販売 終了 なぜ」という疑問の答えは、「終売ではなく、一部流通の変化による誤解」です。
ノンアル市場が拡大するなかで、キリンゼロイチは今後も改良や刷新を重ねながら進化していくでしょう。
今後の新パッケージやリニューアルにも期待が高まります。
