「最近、キレートレモン無糖を見かけなくなった」「コンビニやスーパーに置いてない」と感じている人も多いのではないでしょうか。SNSや口コミでも「販売終了したの?」という声が目立ちます。そこで今回は、キレートレモン無糖の販売終了の真相や、再販情報、今後の展開について詳しく整理していきます。
そもそも「キレートレモン無糖」とはどんな商品?
ポッカサッポロの人気ブランド「キレートレモン」シリーズの中でも、キレートレモン無糖は異色の存在でした。通常のキレートレモンが甘酸っぱくて飲みやすい“ビタミン飲料”なのに対し、無糖タイプは砂糖を使わず、レモン果汁の酸味と炭酸の刺激でスッキリした味わいが特徴。
「甘い飲料が苦手」「仕事中にリフレッシュしたい」「カロリーを気にせず飲みたい」といった層から人気を集めていました。490mlサイズのペットボトルで、オフィスや外出先でも飲みやすいデザインでした。
「販売終了」と言われたきっかけ
ネット上で「販売終了」という噂が広がったのは、2021年ごろから。店頭で急に見かけなくなり、「もう売ってない」「終売なのでは」という声がSNSやQ&Aサイトで増えました。
実際、ポッカサッポロの公式サイトにある「製造終了商品一覧」には、かつて「キレートレモン 無糖スパークリング(490ml)」の記載が確認されており、これが“販売終了”の根拠になったと考えられます。
ただし、ここで重要なのは“旧仕様”が終了したという点。完全な廃止ではなく、リニューアルやブランド刷新のための製造停止だった可能性が高いとされています。
販売終了といわれた本当の理由
一時的な製造停止・リニューアルの影響
多くの情報を総合すると、キレートレモン無糖は「一時的な製造中止」や「仕様変更」による流通の中断が原因だったと考えられます。
実際、2021年9月27日にパッケージをリニューアルし、成分や表示も一部変更して再登場しており、この間に“見かけなくなった”ことで終売と誤解されたようです。
需要のバランスとライン見直し
レモン果汁入りの無糖炭酸というジャンルは、甘味料入り飲料ほどの需要が見込めないニッチなカテゴリーでした。販売数量が伸び悩んだ結果、他商品との製造ライン調整のために一時的に停止された可能性もあります。
飲料メーカーでは、人気のある新商品を優先してラインを切り替えることも多く、季節や在庫状況によって生産スケジュールが変わるのは珍しくありません。
店舗での取り扱い縮小
もうひとつの理由が「棚落ち」。コンビニやスーパーでは売れ筋商品の入れ替えが頻繁に行われます。特に炭酸飲料の棚は新商品が次々登場するため、販売量が落ちた商品はすぐに姿を消します。
つまり、「製造終了」ではなく「取扱店が減って見かけなくなった」というケースも多いのです。
再販・リニューアルで戻ってきたキレートレモン無糖
販売終了と誤解されたあと、キレートレモン無糖は2021年秋にリニューアルして再登場しています。新パッケージは透明感のあるデザインで、以前より洗練された印象。
成分表示を見ると、炭水化物量が微増しているなど細かな変更もありましたが、基本的な「無糖・カロリーゼロ・レモン果汁入り炭酸」というコンセプトは変わっていません。
ただし、リニューアル後はすべての店舗で取り扱われているわけではなく、特定のスーパーやドラッグストア、ネット通販が中心となっています。そのため、以前のようにどこでも買える商品ではなくなった点が「まだ終売している」と勘違いされる一因になっています。
新展開「キレートレモンPuLemon」の登場
2025年9月、ポッカサッポロは「キレートレモンPuLemon(ピューレモン)」という新商品を発表しました。
このPuLemonは、「無糖なのにほのかな甘みを感じられる」という新しいコンセプトを持つレモン飲料で、レモンの果皮から抽出したスイートレモンピールエキスと、減酸レモン果汁を組み合わせた“新・無糖果汁炭酸”です。
つまり、従来の「キレートレモン 無糖スパークリング」の後継商品・発展形として位置付けられているといえます。
PuLemonは490mlペットボトル入りで、希望小売価格は税別200円。全国のスーパーやコンビニで順次展開予定と発表されています。
ポッカサッポロとしては、無糖果汁系市場の成長を背景に、ブランドを刷新して新しい顧客層を開拓する狙いがあるようです。
現在も入手できる?販売状況をチェック
「キレートレモン無糖」は、すでに旧仕様品は製造終了扱いになっているものの、通販ではまだ購入可能な在庫が確認されています。
楽天市場やAmazonなどでは「キレートレモン 無糖スパークリング 490ml×24本」などのケース販売が出品されており、まとめ買いが可能です。
ただし、価格比較サイトでは「現在取り扱いなし」と表示されることも多く、在庫が流動的な状態です。店舗によっては新しいキレートレモンPuLemonに置き換わっている場合もあります。
もし旧仕様が好きだったという人は、今のうちに通販で探しておくのがよいかもしれません。
終売といわれた真相まとめ
キレートレモン無糖の“販売終了”は、厳密には「旧仕様の製造終了」であり、完全な終売ではありませんでした。
製造ラインの調整やリニューアル期間中に流通が一時的に途切れたことで、消費者が「売ってない=終売」と認識してしまったようです。
その後のリニューアル版や新商品の登場により、無糖系レモン飲料は現在もブランドとして継続しています。
- 旧仕様は2021年ごろに製造終了
- 同年秋にリニューアル再登場
- 2025年には新シリーズ「キレートレモンPuLemon」発売
- 通販では旧モデルも一部流通中
これらを踏まえると、「販売終了した」というよりも「ブランド再構築による移行期間」と捉えるのが正確です。
キレートレモン無糖が販売終了した理由と今後の展望
結論として、キレートレモン無糖が販売終了とされたのは「旧仕様の終了+リニューアル移行」の結果でした。需要のバランス、製造ラインの最適化、ブランド刷新といった複合的な要因が背景にあります。
現在はキレートレモンPuLemonを中心に新たな展開が始まっており、無糖果汁炭酸市場での存在感を高める方向にシフトしています。
もし店頭で見かけないときは、通販をチェックしてみましょう。旧仕様の在庫が手に入ることもありますし、最新モデルのキレートレモンPuLemonも順次発売されています。
キレートレモンシリーズは今後も進化を続けるブランドです。リフレッシュやビタミン補給の定番として、また新しい形で私たちの身近な存在になりそうですね。
