「クッタトマトクリーム、最近見かけないんだけど…」
そんな声がSNSや口コミサイトでじわじわ増えています。以前はコンビニやスーパーで普通に見かけたはずのカップ麺が、いつの間にか棚から消えていると気づいた人も多いのではないでしょうか。
この記事では、クッタトマトクリームが本当に販売終了してしまったのか、そして今後再販の可能性はあるのかを徹底的に調べました。
クッタトマトクリームとはどんな商品?
まずは、クッタトマトクリームという商品そのものを簡単におさらいしましょう。
「QTTA(クッタ)」は東洋水産が展開する縦型カップ麺ブランドで、「くった〜」と満足できる食べごたえをコンセプトにしています。シリーズにはしょうゆ・シーフード・とんこつ・カレーなど定番の味があり、その中で“第5の定番”として登場したのがトマトクリーム味です。
2022年9月に全国発売されたこのフレーバーは、トマトの酸味とミルクのまろやかさが絶妙にマッチした洋風スープが特徴。
チーズとトマトのバランスが良く、まるでスープパスタのようなコクのある味わいが人気を集めていました。実際にSNSでは「QTTA(クッタ)の中で一番好き」「トマトの酸味がちょうどいい」と好意的な声も多く見られました。
店頭で見かけなくなったのはなぜ?「販売終了」と言われる理由
そんな人気商品にもかかわらず、ここ最近「売っていない」「どこにもない」という投稿が目立つようになりました。
この“見かけない”という現象こそが「販売終了?」という噂の発端になっています。
考えられる理由はいくつかあります。
一時的な出荷・流通の減少
カップ麺は季節や販促時期に合わせて商品ラインナップを入れ替えることがよくあります。
売れ行きや棚の都合によって、一部の味が一時的に出荷を絞られることもあり、クッタトマトクリームもこのケースに該当した可能性があります。
実際、過去に「トマトクリーム味が売ってない」とSNS上で話題になったタイミングでも、メーカー公式では販売終了の告知は出ていませんでした。
限定フレーバーとの入れ替え
MARUCHAN QTTAシリーズは、定番のほかにも「ハンバーグ味」「カルボナーラ味」などの期間限定フレーバーを次々と発売してきました。
そのため、限定商品の入れ替え時期には定番品の一部が一時的に棚から姿を消すことがあります。特にトマトクリーム味のように“洋風系”は、似た路線の新商品が出ると優先度が下がる傾向があるようです。
地域や店舗による取り扱い差
大手チェーンでも、店舗ごとに取扱商品が違うのが現実です。売れ行きや客層によって棚割りが変わり、都市部では見つからなくても地方スーパーでは普通に売っている、ということもあります。
この「どこにも売ってない」という体験の裏には、地域差や流通のばらつきがあることが多いのです。
メーカー公式では販売継続中!リニューアル情報も判明
調査の結果、東洋水産の公式サイトやニュースリリースには「クッタトマトクリーム販売終了」という記載はありません。
むしろ、2025年9月15日に「MARUCHAN QTTA」シリーズの5品がリニューアル発売されたという発表があり、その中にトマトクリーム味が含まれています。
リニューアル版では、麺が“もちっと感”のある幅広麺に変更され、スープもよりコク深く仕上げられています。パッケージも刷新され、トマトとチーズのイラストを前面に押し出したデザインに。
つまり、トマトクリーム味は「終了」ではなく、「改良・再登場」という形で現在も継続しているのです。
これは実際にメーカー公式サイトでも確認できます。商品情報ページでは発売日(2022年9月12日)に加え、リニューアル日(2025年9月15日)も明記されています。
したがって、店頭で見かけないからといって「終売」になったわけではなく、流通調整やパッケージ変更の時期に一時的に入荷が止まっていたと考えるのが自然でしょう。
「販売終了と勘違いされた」理由をもう少し深掘り
ここで、なぜ多くの人が販売終了だと思い込んでしまったのか、具体的な要因をもう少し見ていきます。
SNSの影響
Twitter(現X)やYahoo!知恵袋では、「クッタトマトクリームどこにもない」「もう終わっちゃったの?」といった投稿が多数。こうした情報が拡散すると、あっという間に“販売終了説”が広まります。
実際には、在庫切れや入れ替え時期だったとしても、消費者の目線では「なくなった」と感じやすいのです。
通販での価格上昇
楽天市場やAmazonでは、クッタトマトクリームが一時的に高値で販売されていた時期もありました。
このような価格上昇は「プレミアがついた=生産終了かも」と誤解されやすく、結果的に“終了ムード”を強めてしまいます。
味の好みと再購入率
口コミサイトを見ると、「美味しいけどトマト感が弱い」「もう少しチーズが欲しい」といった意見も見られます。
こうした評価が続くと、メーカー側がリニューアルのため一時的に生産を抑えることもあり、消費者側では“終売”と感じられる要因になりがちです。
現在の入手方法と購入のコツ
「もう一度食べたい!」という人のために、現在の購入方法も整理しておきます。
- スーパー・ドラッグストア
イオンやマックスバリュなど大型スーパーでは、リニューアル版の入荷が順次始まっています。棚替えのタイミングによっては未入荷の店舗もあるため、週をまたいでチェックするのがコツです。 - コンビニエンスストア
セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートでは、定番フレーバーの中から2〜3種類をローテーションで置いています。トマトクリームは時期によって入れ替え対象になるため、見かけたら早めに確保するのが安心です。 - 通販サイト(Amazon・楽天市場など)
在庫の波はありますが、12個入りケース販売が中心。公式価格(税抜236円前後)に近いショップを選び、転売価格には注意しましょう。
クッタトマトクリームの今後と再販の可能性
東洋水産が2025年にリニューアルを実施したという事実から、トマトクリーム味はシリーズ継続品であることが明確です。
そのため、「再販の可能性」ではなく「すでに再登場済み」と言える状況です。
今後は、次のような展開が期待できます。
- 味の改良や限定フレーバーとのコラボ(例:バジルトマト、チーズ増量版など)
- SNSキャンペーンやクーポン配布などのプロモーション強化
- 季節限定パッケージやタイアップ販売
過去にはMARUCHAN QTTAシリーズで「ご当地限定味」や「期間限定復刻」などが実施されたこともあり、トマトクリーム味も将来的に“特別版”として再注目される可能性があります。
まとめ:クッタトマトクリームは販売終了ではなくリニューアル継続中
ここまでの調査を整理すると、結論は明確です。
クッタトマトクリームは販売終了ではなく、リニューアルして継続中。ただし、流通量や店舗ごとの取り扱い差によって一時的に見かけづらい時期があっただけです。
もし店頭で見かけない場合は、少し時間をおいて再チェックするか、通販で購入するのがおすすめ。
味のリニューアル後はより濃厚なスープになっているため、以前からのファンも新しい発見があるはずです。
これからも「QTTA(クッタ)」シリーズの中で、トマトクリーム味がどのように進化していくのか注目していきたいですね。
