セブンイレブンで長年愛されてきた「和風ツナマヨおにぎり」。
ふんわりしたご飯に、だし醤油の風味が効いたツナマヨが絶妙で、根強いファンも多い定番おにぎりです。ところが最近、「どこにも売ってない」「販売終了したの？」という声がSNSで相次いでいます。
本当に終売してしまったのか、それとも地域限定・リニューアルの影響なのか。今回は、販売終了の真相と復活の可能性を徹底的にまとめました。
和風ツナマヨおにぎりとは？定番ツナマヨネーズおにぎりとの違い
まずは「和風ツナマヨおにぎり」がどんな商品だったかを振り返りましょう。
通常の「ツナマヨネーズおにぎり」との違いは、味付けの“和風だし”です。ツナとマヨネーズのまろやかさに、醤油ベースのだしを加えることで、より深みと香ばしさのある味わいに仕上げられていました。
セブンイレブンでは1980年代からツナマヨネーズ系おにぎりを展開しており、「具たっぷりツナマヨネーズ」は通年の売上トップクラス。そこに“和風だし仕立て”というバリエーションが加わり、2020年代にかけて安定した人気を誇ってきました。
とくに「直巻おむすび 和風ツナマヨネーズ」や「だし醤油仕立て和風ツナマヨネーズ」など、時期によって名称やパッケージが微妙に異なるバージョンが登場しており、定番ツナマヨとは別枠として扱われていたのが特徴です。
「販売終了」の噂が出たきっかけ
2024年以降、SNS上で「和風ツナマヨおにぎりを全然見ない」「もう終わったの？」という声が広まりました。
しかしセブンイレブン公式から「販売終了」という正式な発表は出ていません。では、なぜ“販売終了した”と感じる人が多かったのでしょうか。
主な理由は以下の通りです。
- 名称・仕様変更による混乱
セブンでは定期的におにぎりの味付けやパッケージをリニューアルしています。
「だし醤油仕立て和風ツナマヨネーズ」→「和風ツナマヨネーズおむすび」→「ツナマヨネーズおにぎり」と、名称が変わるたびに「和風」が消えたり復活したりするため、別商品になったように見えることがあります。 - 地域ごとの販売差
セブンの商品は地域によってラインナップが異なり、同じ時期でも関東と九州で置いてある商品が違うことも。
公式サイトにも「販売地域内でも未発売の場合があります」と明記されており、地域限定・時期限定の可能性が高いです。 - 原材料や物流の一時的な影響
セブンでは「原材料の供給が追いつかない場合、掲載中の商品でも販売を終了することがあります」としています。
つまり、一時的に休止していた店舗や地域があったとしても、それは“終売”ではなく“供給調整中”のケースがあるのです。
実際にいつまで販売されていたのか
過去のレビュー記事や購入記録を追うと、「だし醤油仕立て和風ツナマヨネーズ」は少なくとも2023年春頃まで販売されていたことが確認できます。
その後、2024年には一部店舗で姿を消し、2025年5月には「直巻おにぎり ツナマヨネーズ」が登場。ここで“だし醤油仕立て”が外れたことから、「和風ツナマヨおにぎりが消えた」と感じる人が増えました。
ただし、セブンイレブンの商品サイクルは非常に早く、同じ具材でも味付けを変えながら再投入されるのが一般的です。ツナマヨのような定番具材は特にその傾向が強く、「販売終了＝永遠に消える」ではなく、「リニューアルのための一時終了」であるケースが多いのです。
和風ツナマヨおにぎりは復活している？
2025年11月現在、セブン公式の「来週の新商品」ページに、なんと「和風ツナマヨネーズおむすび」が掲載されています。
発売予定日は2025年11月25日（火）以降、まずは沖縄地域限定で展開予定とのこと。
価格は税込145.8円で、これまでの和風ツナマヨシリーズと同価格帯です。
この動きからわかるのは、「和風ツナマヨおにぎり」が完全終了ではなく、地域限定で再登場しているということ。
セブンは過去にも「北海道限定いくら醤油漬け」や「関西限定牛すき焼きおにぎり」などを地域ごとにリリースしており、和風ツナマヨも同様のパターンで復活している可能性が高いです。
沖縄での販売が好評であれば、他地域への拡大も十分にあり得ます。
なぜ“和風ツナマヨおにぎり”は消えたり戻ったりするのか
ここで少し掘り下げてみましょう。セブンイレブンのおにぎりは、常にラインナップを入れ替える“改廃サイクル”が存在します。
たとえば新しい味が出ると、その分どれかが一時的に棚から外されます。特に「ツナマヨ」系はバリエーションが多く、ノーマル・和風・辛子入り・昆布だし仕立てなどが入れ替わるため、販売終了に見えるケースが多いのです。
さらに、コロナ禍以降は原料調達コストの上昇や物流見直しの影響もあり、同じ商品を長期で安定供給することが難しくなっています。
一時的な中止や仕様変更は「コスト最適化」の一環として自然な流れと言えるでしょう。
消費者ができる“入手・再発売確認”のコツ
「また食べたいのに見つからない！」という方に向けて、いくつか実用的なチェック方法を紹介します。
- セブン公式サイトの「商品情報」ページを確認
発売中・地域限定の商品を一覧で見られます。更新は毎週火曜前後です。 - 「来週の新商品」欄を定期チェック
全国または地域ごとの新発売情報が出ます。復活の兆しはここで最初にわかることが多いです。 - 店舗スタッフに確認する
同じ地域でも店舗によって発注状況が違うため、在庫切れか販売終了かは店員さんが一番正確に把握しています。 - SNSのリアルタイム投稿を検索
X（旧Twitter）やInstagramで「#和風ツナマヨ」「#セブンおにぎり」などを検索すると、販売地域の目安がつかめます。
これまでの和風ツナマヨおにぎりの変遷まとめ
- 2010年代後半：「和風ツナマヨネーズ」定番化。
- 2020～2023年頃：「だし醤油仕立て和風ツナマヨネーズ」としてリニューアル。
- 2024年前後：一部地域で取扱減少、SNSで“販売終了説”拡散。
- 2025年5月：「直巻おにぎり ツナマヨネーズ」登場、和風版一時姿を消す。
- 2025年11月：「和風ツナマヨネーズおむすび」沖縄限定で再発売予定。
こうして見ると、実際には何度もリニューアルと休止を繰り返しており、完全に消えたわけではありません。むしろツナマヨシリーズの中で定期的に形を変えて登場する“準レギュラー商品”と言えるでしょう。
セブンイレブンの和風ツナマヨおにぎりが販売終了の真相と復活情報まとめ
結論から言えば、セブンイレブンの和風ツナマヨおにぎりは全国的な販売終了ではないことが明らかです。
名称変更・地域限定・リニューアルといった要素が重なり、「売ってない」と感じる人が増えただけの可能性が高いでしょう。
しかも、2025年11月下旬には沖縄で再発売予定と、復活の動きも確認されています。
これまでにも地域限定から全国展開へ広がったケースはいくつもあり、再登場のチャンスは十分にあります。
今後はセブン公式の新商品情報をチェックしつつ、「ツナマヨ」シリーズの中で再び“和風仕立て”が全国に戻る日を楽しみに待ちたいところです。
長年愛されてきた味だからこそ、また店頭で出会える日もそう遠くないはずです。
