「セボンスターが販売終了したらしい」とSNSで話題になったことがありますよね。
子どものころ夢中で集めた人も多く、「あの星の形のチョコがついたお菓子、もう売ってないの!?」と驚いた方もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、セボンスターは販売終了ではなく一時的な販売休止を経て、現在は再び店頭や通販で購入できるようになっています。
この記事では、販売休止の背景、再開の経緯、そして今の入手状況までをわかりやすく紹介します。
セボンスターとは？半世紀以上愛されるロングセラー菓子
セボンスターは、カバヤ食品が1979年に発売したアクセサリー付きチョコレート菓子。
星形のチョコレートにペンダントやブレスレットが付属していて、「食べたあとも楽しめるお菓子」として長年愛されてきました。
当初は女の子向けの玩具菓子としてスタートしましたが、40年以上経った今では“大人のファン”も増加。
子どものころに夢中で集めた世代が大人になり、懐かしさから再び購入するようになったのです。
SNS上では「子どものころ買ってもらえなかったから今まとめ買いした」「娘と一緒に集めてる」といった声も多く見られます。
また、セボンスターの魅力は、毎回異なるデザインのアクセサリー。
宝石のようなモチーフや限定カラー、季節限定のコレクションも登場し、コレクター心理をくすぐる存在になっています。
「販売終了」と言われた理由は？実は一時的な販売休止だった
2024年秋、カバヤ食品の公式サイトでセボンスターの一時販売休止が発表されました。
発表文によると、当初の販売計画を大きく上回る注文が殺到し、生産が追いつかない状況になったためだと説明されています。
つまり、人気が急上昇した結果、供給が不足してしまったのです。
この知らせがSNSなどで「販売終了」と誤って拡散され、「もう買えないの!?」と混乱が広がりました。
しかしその後、2024年11月にはカバヤ食品が公式に出荷再開を発表。
定番シリーズの「セボンスター」は生産・流通が再びスタートし、順次店頭にも並び始めました。
ただし、派生シリーズである「ドリーミーセボンスター」や「キラキラコーデセボンスター」は、現在も販売休止が続いているため、全シリーズが完全に復活したわけではありません。
セボンスターが“売ってない”と感じる理由
出荷が再開されたとはいえ、「近所の店にない」「どこに行っても売り切れ」という声はまだ多く聞かれます。
その理由にはいくつかの背景があります。
- 人気再燃による需要の急増
SNSを中心に再ブームが起こり、大人層のコレクター需要が拡大。特に限定デザインや新シリーズの発売時期には一気に在庫がなくなります。 - 生産数の制約
玩具付き菓子は製造工程が複雑で、チョコとアクセサリーの組み立て・梱包などに時間がかかります。そのため短期間で生産量を大幅に増やすのは難しいとされています。 - 流通の地域差
出荷は「順次再開」という形で進んでいるため、地域や店舗によって入荷タイミングが異なります。都市部のコンビニや大型スーパーでは比較的早く並ぶ一方、地方では時間がかかることも。
こうした要因が重なり、「販売終了」と誤解される状況につながったと考えられます。
現在の販売状況と入手方法
2025年現在、セボンスターは完全に姿を消したわけではなく、再販・出荷再開済みの状態です。
ただし、購入できる場所や在庫状況にはまだばらつきがあります。
- コンビニエンスストア：ローソンやファミリーマートなど、一部店舗で入荷報告あり。
- スーパー・ドラッグストア：イオンやドン・キホーテなどの玩具菓子コーナーで見かけることがある。
- 通販サイト：Amazon・楽天市場などでは定期的に在庫が補充されており、店頭より手に入りやすい。
通販の場合、人気シリーズは定価より高値で取引されることもあるため、価格をチェックしてから購入するのが安心です。
一方で、再入荷を繰り返しているため、焦らずタイミングを待てば定価で買える可能性もあります。
「大人のセボンスター」など派生シリーズの動向
セボンスターは本家のほかにも、いくつかの派生シリーズがあります。
代表的なのが「ドリーミーセボンスター」や「キラキラコーデセボンスター」、そして大人向けに企画された「大人のセボンスター」。
このうち「大人のセボンスター」は、アクセサリー販売店などで期間限定コラボとして展開されましたが、すでに販売終了となっています。
公式ストアでは「2025年3月末をもって販売終了」と案内されており、こちらは再販予定がないとされています。
つまり、通常版セボンスターは継続中ですが、限定・派生版の中には販売終了しているものもあるということです。
記事で取り上げる際には、この違いを明確にしておくと読者にとって分かりやすいでしょう。
人気が再燃した理由 ― 懐かしさとコレクション文化
セボンスターの人気が再び高まった理由には、「懐かしさ」と「コレクション性」の2つがあります。
まず、「懐かしさ」。
80～90年代に子ども時代を過ごした世代が、SNS上で思い出を共有する中で再び注目されました。
当時の“きらきら宝石ペンダント”の世界観をそのままに、新しいデザインも追加され、大人になった今でも心をくすぐる存在です。
次に「コレクション性」。
セボンスターには常に複数のデザインが存在し、1箱ごとに何が入っているか分からない“開ける楽しみ”があります。
まるでガチャガチャのような要素があり、コンプリートを目指すファンも多いのです。
この“ランダム要素＋懐かしさ”の組み合わせが、SNS時代にぴったりハマり、再ブームにつながったと考えられます。
今後の展望と注意点
カバヤ食品は「生産体制の見直しを進めており、安定供給を目指している」と発表しています。
出荷再開後も人気は続いており、今後も定期的に新シリーズや限定デザインが登場する見込みです。
ただし、再販があっても一時的に品薄になる可能性は高く、見つけたときに確保しておくのが賢明。
特にコラボ版や限定パッケージは再生産されないケースが多いため、欲しいデザインは早めに手に入れておきましょう。
また、転売価格での購入は注意が必要です。
一時的な品薄を狙った高額販売も見られるため、公式サイトや正規販売ルートでの購入をおすすめします。
セボンスター販売終了の真相と今の楽しみ方
ここまで見てきたように、「セボンスターが販売終了した」というのは誤解で、実際は一時的な販売休止による品薄が原因でした。
2025年現在、通常シリーズは再び生産・出荷されており、店頭や通販で購入できます。
長年愛され続ける理由は、チョコレートの味だけでなく、手に取った瞬間のワクワク感にあります。
子どものころ夢中になったあの時間を、今は親子で共有できる時代。
これからもセボンスターは、世代を超えて輝き続ける存在になりそうです。
「販売終了」と聞いて心配していた方も、ぜひもう一度手に取ってみてください。
あのきらめく宝石のようなペンダントが、きっとまたあなたの心をときめかせてくれるはずです。
