最近、「ブルボンのクッキー缶が売っていない」「見かけなくなった」という声をよく耳にします。
かつてスーパーや百貨店でよく見かけた、あの懐かしい缶入りクッキー。贈り物や自分へのご褒美として人気だったブルボンのクッキー缶は、本当に販売終了してしまったのでしょうか?
ここでは、販売終了の真相や背景、そして今後の購入方法までを徹底的に調べてみました。
ブルボンのクッキー缶とは?懐かしさと上品さを兼ね備えた定番商品
ブルボンのクッキー缶は、丸い缶にぎっしり詰まったクッキーアソート。
バターの香りが豊かで、紅茶やコーヒーと合わせて楽しむ定番商品でした。青とピンクの2種類があり、それぞれに少しずつ違った味わいのクッキーが入っていたのを覚えている方も多いのではないでしょうか。
この「缶入りクッキー」シリーズは、昭和から続くブルボンの長い歴史の中でも特にギフト向け商品として愛されてきました。
家庭用のお菓子としてだけでなく、お中元やお歳暮のシーズンに並ぶ定番商品でもありました。
ブルボンクッキー缶が店頭で見つからない?販売終了の噂の真相
ここ数年、SNSや口コミサイトでは「どこにも売ってない」「イオンでも見かけなくなった」「廃盤なの?」という声が増えています。
実際、2025年現在、主要なスーパー・コンビニ・量販店を調べても、ブルボンクッキー缶の取り扱いはほとんど確認できません。
以前はイオン、イトーヨーカドー、ヨドバシカメラの食品売り場などでも販売されていましたが、現在は棚から消えている店舗が多い状況です。
いくつかの情報によると、「青缶・ピンク缶ともに在庫が終了しており、販売自体が終了している可能性が高い」とのこと。
ただし、ブルボンの公式サイトでは「販売終了」と明確に発表されているわけではありません。
つまり、「製造が完全に終了した」というよりも、「流通・販売がほぼ終わっている」「通常ルートでは取り扱いがなくなっている」というのが現実に近いようです。
販売終了になった背景を考察
なぜ、あれほど定番だったブルボンクッキー缶が姿を消してしまったのでしょうか。
その背景には、いくつかの要因が考えられます。
1. 販売チャネルの変化
スーパーやコンビニでは、棚の回転率が非常に重視されます。
近年は個包装のお菓子や軽量タイプの商品が主流になり、缶入り菓子のように「大きくて保存向きの商品」は置かれにくくなっています。
つまり、店舗側の都合によって販売スペースが縮小され、自然と店頭から姿を消していった可能性があります。
2. 原材料・容器コストの上昇
クッキー缶は、アルミ缶や印刷パッケージなど製造コストが高くつきます。
原材料価格や物流費が上昇している中で、コスト面から継続が難しくなったことも考えられます。
特に缶入り商品は重量があり、輸送コストもかさむため、企業側が見直しを図った可能性が高いです。
3. 商品ラインナップの整理
ブルボンは幅広い菓子ラインを展開しています。プチシリーズ、アルフォート、ルマンドなどのヒット商品が続くなかで、定番商品の再編が行われている可能性があります。
その過程で、長年続いたクッキー缶が一時的にラインナップから外れたと考えられます。
4. 環境配慮の流れ
最近では、環境負荷を減らすために「缶包装から紙包装へ」移行するメーカーも増えています。
ブルボンも例外ではなく、プラスチック削減・リサイクル対応などを進めていることから、缶入り商品の再考が行われた可能性があります。
ブルボン公式の動きと限定コラボ商品の存在
公式発表で「終売」の言葉は見つかりませんが、注目すべきはコラボ商品の存在です。
例えば「ハローキティ × ブルボン クッキー缶」という限定商品が過去に販売されており、こちらはすでにサンリオ公式通販で販売終了となっています。
このことから、通常のクッキー缶が姿を消す一方で、限定仕様やコラボ商品として形を変えて販売されるケースがあることが分かります。
つまり、ブルボンとしては「完全に終了」ではなく、「定番販売から限定販売への移行」という形を取っている可能性が高いのです。
現在ブルボンクッキー缶を手に入れる方法
「もう売っていない」と言われると、余計に欲しくなるもの。
今からでも手に入れたい人に向けて、購入方法をまとめます。
1. ネット通販で探す
Amazonや楽天市場などでは、在庫がある店舗も見つかります。
ただし、数量が非常に少なく、価格が通常より高く設定されていることも多いです。
購入の際は出品者や賞味期限の確認を忘れずに。
また、同様に「ブルボン バタークッキー缶」「ブルボン ハローキティ缶」などの名前で販売されている場合もあるため、複数の検索ワードで探してみると良いでしょう。
2. 地方のスーパー・お菓子専門店
全国チェーンでは姿を消していても、地方の小規模スーパーやお土産コーナーに在庫が残っていることもあります。
実際に「地方の量販店で偶然見つけた」という口コミもあります。
もし旅行先や帰省先で見かけたら、それは貴重なチャンスかもしれません。
3. フリマアプリやオークションサイト
メルカリやヤフオクなどでは、未開封品や空き缶が出品されています。
ただし、転売価格が高騰している場合もあるため、購入する際は注意が必要です。
特に食品の場合は賞味期限をしっかり確認するようにしましょう。
代替・類似商品としておすすめのクッキー
ブルボンクッキー缶が手に入らない場合、味わいや雰囲気が似ている商品を探すのも一つの方法です。
- ブルボン アソートシリーズ
個包装タイプで、クッキーやビスケットを詰め合わせたシリーズ。缶ではありませんが、味のバリエーションや品質は健在です。 - ルマンドアイス・プチシリーズ
ブルボンを代表するヒット商品。手軽に買えるうえ、長年のファンにも人気があります。 - シガール
モロゾフやヨックモックなど、ギフト向けのクッキー缶もおすすめ。特にシガールは缶入り菓子の代表格で、贈り物にも喜ばれます。
これらの代替商品で、“あの味”や“缶入り菓子の特別感”を少しでも再現できるかもしれません。
今後の再販や復刻の可能性
ブルボンは定番商品の復刻や限定販売を行うことが時折あります。
過去には「ルマンドアイス」が地域限定から全国展開されたように、人気が再燃すれば再販の可能性も十分あり得ます。
SNSでは「またあのクッキー缶を出してほしい」「お歳暮シーズン限定で復活してほしい」という声も多く、企業側もその反応を見ているはずです。
ブルボン公式サイトやSNSをこまめにチェックしておくことで、再販情報をいち早くキャッチできるでしょう。
ブルボンクッキー缶 販売終了のまとめ
ブルボンクッキー缶は、公式の明言こそないものの、実店舗での流通がほぼ終了し、通販でも在庫限りとなっています。
背景には、コスト上昇や販売戦略の変化、そして環境配慮の流れがあると考えられます。
それでも、限定版やコラボ仕様が登場する可能性は残されており、再び手に入る日が来るかもしれません。
懐かしい味をもう一度味わいたい人は、ネット通販や地方店舗をチェックしてみましょう。
そして、もし見つけたなら――それはきっと、少し幸運なタイミング。
ぜひ手に取って、あの頃の思い出と一緒に味わってみてください。
