「ブルボンのプチシリーズって、いつの間にか見かけなくなった味がある気がする…」
そんな声をSNSでもよく見かけます。小袋サイズでおなじみの「プチ」は、長年愛されてきた定番シリーズ。でも実は、これまでに数多くの味が quietly(ひっそりと)店頭から姿を消しているのです。今回は、販売終了になったとされる味や、その理由、復活や再販の可能性まで詳しくまとめます。
ブルボンのプチシリーズとは?長寿ブランドの魅力
ブルボンのプチシリーズは、1994年ごろに登場したロングセラーお菓子。
ひとくちサイズの手軽さと種類の多さで人気を集め、コンビニやスーパーで気軽に買える定番ブランドとして定着しています。クッキー、ビスケット、ポテト系スナックなど、ラインナップの幅広さが魅力。パッケージに描かれた小さなキャラクター「プチクマ」も印象的ですよね。
しかし、シリーズの歴史が長い分だけ、入れ替えやリニューアルも頻繁。気づいたら「好きだった味がない」という経験をした人も多いのではないでしょうか。
ブルボンプチで販売終了した味はどれ?
プチシリーズ全体が終了したわけではありません。
現在も定番の「プチ ポテトうすしお味」「プチ ホワイトラングドシャ」「プチ バタークッキー」など、多くの味が元気に販売中です。
ただし、過去に登場していた一部の味はすでに終売、または入手困難になっています。ここでは、特に話題になった“販売終了とみられる味”を紹介します。
抹茶ラングドシャ・抹茶クッキー系
かつて公式サイトにも掲載されていた抹茶系フレーバー。現在はリストから姿を消し、「もう見かけない」との声が多く見られます。ほろ苦い抹茶と甘いクッキーのバランスが人気でしたが、期間限定や季節商品の可能性もあり、今は終売扱いのようです。
きなこウエハース・黒糖きなこウエハース
「黒糖きなこウエハース」は特にファンが多かった味。優しい甘さと香ばしさが特徴で、SNSでも「もう売ってない」「あれが一番好きだった」と惜しむ声が目立ちます。2010年代後半までは販売が確認されていましたが、現在は流通がほぼ止まっています。
焼もろこし味
和風スナック系の中でも人気だった「焼もろこし」も姿を消しています。実際に調査サイトでも「2022年頃に販売終了」との記載があり、店頭でも見かけなくなりました。香ばしい甘辛風味で、おつまみとしても好まれていました。
コンソメプレッツェル・ガーリックオニオン味
プレッツェル系は種類が多かったものの、徐々にラインナップが整理され、現在では定番の「プチ ポテト コンソメ味」に統合された形。中でも「コンソメプレッツェル」は根強い人気があり、再販を望む声が絶えません。
その他の期間限定・地域限定味
過去には「マヨっと七味」「トマトプレッツェル」「じゃこっと柚子」「たらこバターせんべい」「もち麦ごません」など、個性派フレーバーも存在しました。これらは限定販売として展開された後、自然に終売となっています。
なぜ販売終了になったのか?その理由を探る
ブルボンから公式に「この味は販売終了」と明言されることは少ないですが、消えた理由を分析するといくつかの傾向が見えてきます。
売上や人気の低下
長く続くシリーズでは、売れ行きの差が大きな判断材料になります。人気のない味やリピート率の低い商品は、どうしても販売を継続しにくいのが現実。特に定番化できなかった限定味は、自然とフェードアウトしやすい傾向にあります。
新商品の投入・リニューアルによる入れ替え
プチシリーズは常に新フレーバーを出し続けるのが特徴。そのため、季節限定や新テーマの登場に合わせて古い味を整理するケースが多いようです。「いつの間にか入れ替わっていた」という印象を受けるのは、この循環型のラインナップ変更によるものです。
原材料・コストの問題
ここ数年でお菓子全体が原材料高騰の影響を受けています。内容量の減少や価格調整が進む中、採算が合わない味が整理されるのは自然な流れです。小袋サイズのプチシリーズは価格維持が難しく、一部フレーバーがコスト面で淘汰された可能性があります。
流通・取扱店舗の減少
地域や店舗によっては特定の味だけ取り扱わないケースもあります。そのため「販売終了」と誤認されることもありますが、実際には限定的な流通にとどまっている場合もあります。
復活や再販の可能性はある?
「もう一度あの味に会いたい!」という声に、メーカーが応える形で再販が行われることもあります。
ブルボンでは過去に、人気フレーバーの“復刻版”や“期間限定復活”を行ったことがあります。たとえば、SNSで話題になった味やファン投票で人気の高かった商品が、一時的に再登場したケースもありました。
ただし、再販の頻度は多くなく、告知も突然行われることがほとんど。したがって、ファンができることは「公式サイトやブルボン公式SNSをこまめにチェックする」ことと、「問い合わせフォームなどで復活希望を送る」こと。消費者の声が多ければ、再登場の可能性もゼロではありません。
また、限定販売やキャンペーン商品として復活する場合もあるため、シーズンイベント(春・秋の新味シーズン)をチェックしておくのもおすすめです。
今買えるプチシリーズと代替のおすすめ
現在のラインナップには、販売継続中の定番フレーバーが多数あります。
たとえば、「プチ ホワイトラングドシャ」「プチ バタークッキー」「プチ キャラメルサブレ」「プチ いちごラングドシャ」などの甘系から、「プチ ポテトうすしお味」「プチ ポテト コンソメ味」「プチ チリタコス風チップ」「プチ えび」などのしょっぱい系までバランスよく揃っています。
販売終了した味の代替としては、次のような楽しみ方ができます。
- 抹茶味が好きだった人 → 他ブランドの抹茶クッキーや地域限定抹茶ラングドシャを探す
- きなこウエハース派 → ルマンドやホワイトロリータなど和風風味に近いお菓子で代用
- 焼もろこし好き → 「プチ ポテト コンソメ味」や「プチ チリタコス風チップ」で香ばしさを楽しむ
さらに、Amazonや楽天などの通販では「プチシリーズ詰め合わせ」セットが販売されており、店頭で見かけない味をまとめて購入できることもあります。運が良ければ在庫限りの旧パッケージやレア味に出会えるかもしれません。
ブルボンプチの販売終了味を振り返って思うこと
プチシリーズは、ただのお菓子というより“時代とともに変わるミニチュア菓子カタログ”のような存在です。
子どもの頃に好きだった味をふと思い出して探してみると、すでに販売終了していて少し寂しい気持ちになる。でも、その入れ替わりがあるからこそ、新しい味に出会える楽しみも続いているのかもしれません。
お菓子はその時代の流行や嗜好を映すもの。
抹茶ブームやきなこブームの時期に限定味が出て、流行が過ぎると姿を消す。そんな移り変わりも、プチシリーズが長く愛されてきた理由のひとつでしょう。
ブルボンプチで販売終了した味一覧を探してみよう
これまでの歴史の中で、「抹茶」「きなこウエハース」「焼もろこし」「コンソメプレッツェル」など、多くの味が静かに姿を消していきました。
しかし、プチシリーズは今も進化を続け、新しい味が次々と登場しています。お気に入りの味がなくなっても、また新しい“推し味”が見つかるはずです。
そして、再販や復活のチャンスはいつ訪れるか分かりません。
懐かしい味をもう一度楽しみたいなら、ブルボンの公式情報やSNSをチェックしながら、次の“プチの新作”を楽しみに待ちましょう。
