2025年の大阪・関西万博を記念して登場した「万博ICOCA」。
ICOCAのキャラクター「イコちゃん」と万博公式キャラ「ミャクミャク」が描かれた限定デザインで、登場直後から話題になりました。
でも、「どこで買えるの?」「もう手に入らないの?」と気になっている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、万博ICOCAの発売場所・販売期間・購入方法・現在の入手状況をわかりやすく解説します。
万博ICOCAとは?通常ICOCAとの違い
まず、万博ICOCAはJR西日本が2025年の大阪・関西万博にあわせて発売した「記念ICOCA」です。
通常のICOCAと同じく交通ICカードとして使えるほか、電子マネー機能もそのまま利用できます。
ただし、いくつか注意点があります。
つまり「記念ICOCA+グッズ(ぬいぐるみ付きセット、合皮パスケース付きセットなど)」というセットでしか買えない特別仕様でした。
記念アイテムとしての要素が強く、コレクション目的で購入した人も多かったようです。
万博ICOCAの販売場所(会場・通販・限定販売)
1. 万博会場での販売
一番王道だったのが、万博会場での販売です。
購入できたのは「オフィシャルストア 西ゲート店(JR西日本グループ)」で、入場ゲート近くにある大型ショップでした。
朝の開場直後から長蛇の列ができ、午前中には完売する日も多かったとのこと。
特に「ぬいぐるみ付きセット」など人気商品は即売り切れ状態でした。
営業時間は朝9時〜夜21時30分まで(入店は21時まで)。
確実に手に入れたい人は、開場と同時に入場し、ストアへ直行するのが定番ルートでした。
2. オンライン通販(WESTERモール)
次に販売されたのが、JR西日本が運営する通販サイト「WESTERモール」です。
会場に行けない人のために期間限定でオンライン販売が行われました。
購入にはWESTERモール会員登録が必要で、販売開始直後はアクセスが集中してサーバーがつながりにくくなるほどの人気ぶり。
価格はセット内容により異なりますが、代表的な「合皮パスケース付きセット」で**税込3,200円(デポジット500円+チャージ500円含む)**でした。
3. 来場者限定のオンライン販売
さらに、会場を訪れた人だけが購入できる「来場者向けオンライン販売」もありました。
会場で配布されたアクセスコードを入力することで、後日ネット注文できる仕組みです。
販売は1日300個限定、1人1点まで。
毎日13時から販売開始し、アクセスコードの有効期限は翌朝6:59まで。
この販売方式も、再販希望の声が多く集まるほどの人気でした。
万博ICOCAの販売期間と完売時期
公式発表では、販売期間は**2025年4月13日(日)〜10月13日(月)**とされていました。
しかし、実際には想定を大幅に上回る人気で、予定数量が早期に完売。
2025年9月28日時点で、すべての万博記念ICOCA付商品が販売終了となりました。
販売開始から約5ヶ月での完売。
JR西日本は「予想を超えるご支持をいただいた」とコメントしています。
そのため、現在は公式ルートで新たに購入することはできません。
万博ICOCAが人気になった理由
なぜここまで話題になったのか。
理由はいくつかあります。
- ミャクミャク×イコちゃんという限定デザイン
万博キャラクターとICOCAキャラの共演は史上初。見た目のかわいさでSNSでも拡散されました。 - 数量限定の記念アイテム
当初3,000セットだった販売数が、最終的に33,000セットまで増やされるほどの人気ぶり。
それでも需要に追いつかず、希少価値が高まりました。 - 実用性とコレクション性の両立
ICOCAとして実際に使えるため、「記念グッズ兼交通カード」として二度おいしいアイテムでした。
これらの要素が重なり、鉄道ファン・万博ファン・キャラクター好きの幅広い層が殺到したのです。
すでに販売終了…今から入手する方法はある?
公式販売はすべて終了していますが、どうしても欲しい人は次のような手段しかありません。
1. フリマアプリ・ネットオークション
現在もっとも現実的なのは、メルカリやヤフオクなどの中古市場です。
ただし、定価3,200円に対して転売価格は1万円以上に高騰しているケースが多数見られます。
人気デザインの「ぬいぐるみ付きセット」などは特に高値です。
また、出品画像や説明文だけで判断すると偽物や不正出品もあるため、信頼できる取引相手かどうか慎重に確認する必要があります。
2. 知人・コレクターからの譲渡
鉄道ファンや万博マニアの中には複数購入した人もいるため、SNSで譲ってもらうケースもあります。
ただし、JR西日本は営利目的での転売を禁止しているため、金銭授受を伴う取引は避けるのが無難です。
3. 再販の可能性は?
現時点(2025年11月)では、JR西日本や万博協会から再販・増産の発表はありません。
「完売=販売終了」と明確に発表されており、再生産の予定もないとのことです。
したがって、新品を公式ルートで購入する方法は現状ありません。
万博ICOCAの注意点と仕様まとめ
購入や利用を検討する際に、以下のポイントを押さえておくと安心です。
- ICOCA機能は通常通り利用可能(チャージ・決済OK)
- 記念デザインのため、定期券への変更不可
- 子ども用ICOCAには対応していない(大人運賃適用)
- デザインは万博開催期間限定、再販予定なし
- 転売・譲渡に関するトラブルに注意
見た目が可愛くても「ICOCAとして普通に使える」実用性はそのままなので、もし入手できたら記念品として大切に保管する人が多いようです。
万博ICOCAはどこで買える?まとめと今後の展望
改めて整理すると、万博ICOCAが買えたのは以下の3パターンでした。
- 万博会場のオフィシャルストア(西ゲート店)
- JR西日本の通販サイト「WESTERモール」
- 来場者限定のオンライン販売(アクセスコード方式)
しかし、これらはすべて2025年9月末で販売終了。
現在は新品の公式販売は行われておらず、手に入れるには中古市場などを利用するしかありません。
人気の高さから「記念ICOCA第2弾」や「EXPO閉幕記念デザイン」などの新作を望む声も多く、今後の発表に注目が集まっています。
万博ICOCAは、ただの交通カードではなく、2025年の大阪・関西万博を象徴するメモリアルアイテム。
手に入れた人にとっては、一生の記念となる特別な一枚です。
