埼玉の名物「十万石饅頭」とは?
「うまい、うますぎる。」このフレーズでおなじみの十万石饅頭は、埼玉県を代表する老舗和菓子店・十万石ふくさやが手がける銘菓です。ふっくらとした薯蕷(じょうよ)生地に、なめらかなこしあんを包み込んだ上品な甘さが特徴で、地元では冠婚葬祭から手土産まで幅広く愛されています。
原材料にもこだわりがあり、国産つくね芋と新潟県産コシヒカリの米粉を使用。中のこしあんは北海道十勝産小豆を丁寧に炊き上げたものです。日持ちは4~6日と短めですが、その分“できたての美味しさ”を味わえるのが魅力。職人の手で毎日仕込まれており、添加物に頼らない自然な風味が生きています。
そんな十万石饅頭、埼玉県外の人にとっては「どこで買えるの?」というのが気になるポイントですよね。ここでは、実際に購入できる場所や通販方法を分かりやすく紹介します。
十万石饅頭が買える場所(実店舗編)
直営店が最も確実
十万石饅頭を確実に手に入れるなら、十万石ふくさやの直営店が一番です。
本店は埼玉県行田市にあり、築100年以上の蔵造りの店舗が目印。観光スポットとして訪れる人も多く、店内ではできたてのお饅頭の香りが漂います。
行田本店のほかにも、県内には複数の支店があります。熊谷、深谷、鴻巣、川越、さいたま市内など、主要な駅周辺にも出店しているため、地元の人であれば比較的アクセスしやすいでしょう。
直営店では詰め合わせのほかに、1個単位での購入も可能な店舗があります。ちょっとだけ食べたい人や、お土産前の試食にもおすすめです。
ショッピングモール・百貨店での取り扱い
直営店のほか、一部のショッピングモールや百貨店でも販売されています。
埼玉県内ではイオンモール上尾店やレイクタウン店などで取り扱い実績があり、季節によっては期間限定の催事販売が行われることも。
ただし、すべての店舗で常時販売されているわけではありません。出店情報は変更になることが多いため、訪問前には店舗や公式サイトで取り扱い状況を確認するのがおすすめです。
駅ナカ・サービスエリアでも買える?
以前は大宮駅や熊谷駅などの駅ナカ売店(NewDaysなど)で販売されていたこともあります。現在も不定期で販売されるケースがありますが、常設ではありません。
また、埼玉県内の一部サービスエリア(羽生PAなど)でも見かけることがありますが、これも在庫状況や時期によって変動します。
駅で買えたらラッキー、くらいの感覚で探すのが良さそうです。確実に購入したい場合は、やはり直営店か通販を利用する方が安心です。
十万石饅頭を通販で買う方法
遠方に住んでいる人や、なかなか埼玉まで行けない人でも、十万石饅頭は通販でお取り寄せ可能です。
公式オンラインショップ
十万石ふくさやの公式サイトでは、5個入りから30個入りまで幅広いラインナップを販売しています。
贈答用の包装にも対応しており、熨斗(のし)やギフト包装の指定も可能。支払い方法はクレジットカード、代引き、銀行振込などに対応しています。
ただし、注意点として賞味期限が短いため、配送先の地域によっては到着後すぐに食べ切る必要があります。また、生菓子に分類されるため、離島や一部地域では配送対象外になる場合もあります。
楽天・Amazon・Yahoo!ショッピングなどのECモール
公式通販のほか、楽天市場やAmazon、Yahoo!ショッピングでも取り扱いがあります。
複数の出店者が扱っているため、送料や在庫状況、到着日時などを比較して選ぶのがおすすめです。ポイント還元やセールを利用すれば、少しお得に購入できることもあります。
季節限定・コラボ商品にも注目
十万石饅頭には、季節やイベントに合わせた限定パッケージやコラボバージョンも登場します。
たとえば、新一万円札の肖像・渋沢栄一をモチーフにした「渋沢栄一まんじゅう」や、地元ゆかりのアニメ・映画とのコラボデザインなど、ファン心をくすぐる限定商品が販売されることもあります。
限定品は販売期間が短く、人気が高いため、見つけたら早めに購入するのがポイントです。特に地元イベントや催事出店の際に登場することが多いので、公式サイトやSNSの最新情報をチェックしておきましょう。
買う前に知っておきたいポイント
十万石饅頭はおいしいだけでなく、“生菓子”としての性質を持つため、いくつか注意点があります。
- 賞味期限が短い:4~6日程度。届いたらできるだけ早めに食べるのが基本です。
- 保存方法:高温多湿を避け、冷暗所で保管。冷蔵庫に入れると皮が硬くなる場合があるため注意。
- 冷凍保存は非推奨:風味が損なわれやすく、公式でも冷凍は推奨されていません。
- 開封後は即日消費が理想:開封すると皮が乾燥しやすくなるため、なるべく当日中に食べるのがおすすめ。
また、贈答用として購入する場合は、相手の受け取り予定を確認したうえで注文すると安心です。
埼玉みやげとしての人気と魅力
十万石饅頭は、埼玉県民にとって単なるお菓子ではなく、地元の誇りとも言える存在です。テレビCMで流れる「うまい、うますぎる。」のキャッチコピーは、埼玉の人なら誰もが口ずさめるほど有名。
行田市の観光スポット「忍城」や「さきたま古墳群」とあわせて訪れる人も多く、旅の思い出とともに持ち帰るお土産としても人気があります。
和菓子としての完成度の高さはもちろん、地域ブランドとしての存在感も大きく、近年は全国区で注目を集めています。
十万石饅頭はどこで買える?まとめ
十万石饅頭を買うなら、まずは埼玉県内の直営店が最も確実です。
県外や遠方から購入したい場合は、公式オンラインショップや大手ECモールを利用すれば、自宅にいながら名物の味を楽しめます。
駅ナカやショッピングモールで見かけることもありますが、在庫や販売日は不定期なため、事前確認が必要です。限定コラボ商品やギフト仕様も豊富なので、贈り物や手土産としても喜ばれること間違いなし。
埼玉の名菓「十万石饅頭」。その上品な甘さと職人の技を、ぜひ一度味わってみてください。きっと「うまい、うますぎる。」の意味がわかるはずです。
