広島で電車やバスに乗るなら、今や欠かせないのが交通系ICカード「ICOCA(イコカ)」。
かつて広島では「PASPY(パスピー)」が主流でしたが、そのサービス終了を受けて、ICOCAが新たなスタンダードとして定着しつつあります。
この記事では、「ICOCAは広島でどこで買えるの?」「どうやって購入するの?」という疑問を、初めての人にもわかりやすく解説します。
ICOCAとは?広島でも使える交通系ICカード
ICOCAは、JR西日本が発行するICカード乗車券で、電車・バスの乗車や電子マネー決済がこれ1枚で完結する便利なカードです。
関西を中心に展開されていますが、広島県内でもJRをはじめ、私鉄やバスなど幅広い交通機関で利用できます。
特に注目なのは、2025年3月にPASPYがサービス終了すること。
その後、広島エリアの主要交通機関がICOCA対応に移行し、地域全体でICOCAが使えるようになっています。
つまり、広島でICカードを使うなら、ICOCAを持っておくのが今のベストな選択です。
ICOCAは広島のどこで買える?
ICOCAは広島県内のJR駅や一部の交通事業者で購入できます。
販売場所は大きく分けて「JR西日本の駅」と「バス会社や私鉄の窓口」の2種類です。
1. JR西日本の主要駅
広島市内を中心に、多くのJR駅でICOCAを販売しています。
駅構内の「ICOCA対応券売機」または「みどりの窓口・みどりの券売機プラス」で購入できます。
主な販売駅は次のとおりです。
- 広島駅
- 横川駅
- 新白島駅
- 西広島駅
- 五日市駅
- 廿日市駅
- 東広島駅
- 三原駅
- 福山駅
これらの駅にはICOCA対応の券売機が設置されており、現金で簡単に購入可能です。
券売機の画面に「ICOCAを購入」というボタンが表示されていれば、その場で発行できます。
2. バス会社・交通事業者の窓口
JR駅が近くにない場合は、バス会社の窓口でもICOCAが購入できます。
広島市内や県内各地のバス会社では、ICOCAへの対応を順次拡大しています。
たとえば次の事業者ではICOCAの販売・チャージが行われています。
- 広島バス
- JRバス中国
- 広島交通
- 芸陽バス
- 中国バス
これらの会社では、PASPY終了に合わせてICOCAの発行や定期券の取り扱いを開始しています。
特に広島バスセンターや主要営業所の窓口で購入できるようになっています。
ICOCAの購入方法と価格
ICOCAはとてもシンプルな手順で購入できます。
初めての人でも数分で発行可能です。
一般のICOCA(大人用)
- 価格:2,000円(デポジット500円+チャージ1,500円)
- 支払い方法:現金のみ(クレジットカード不可)
- 販売場所:ICOCA対応券売機または窓口
券売機で「ICOCAを購入」を選び、現金を入れるとその場で発行されます。
すぐに利用開始できるので、旅行や出張中でも便利です。
こどもICOCA(小学生用)
子ども向けのICOCAを作る場合は、窓口での申込が必要です。
健康保険証などの本人確認書類を持参し、申込書に必要事項を記入します。
発行には数分かかりますが、その場でカードを受け取れます。
広島でのICOCA利用エリアと対応交通機関
広島では、ICOCA1枚で鉄道・バスの両方に乗車できます。
主な対応交通機関は以下のとおりです。
- JR西日本(山陽本線・呉線・可部線など)
- 広島電鉄(路面電車・一部区間でICOCA対応)
- 広島バス
- 広島交通
- JRバス中国
- 中国バス
- 芸陽バス
PASPY時代には事業者ごとにカードが異なっていましたが、ICOCAに統一されたことで乗り換えもスムーズになりました。
また、ICOCAは全国相互利用に対応しているため、SuicaやTOICAなど他地域のICカードエリアでも使えます。
広島でICOCAを使うメリット
1. 電車もバスもこれ1枚でOK
広島駅からバスや路面電車への乗り継ぎも、ICOCAがあればタッチするだけ。
券売機に並ぶ必要もなく、通勤・通学・観光がぐっと快適になります。
2. 全国の交通機関でも使える
ICOCAは全国の主要ICカードと相互利用可能です。
たとえば東京のSuicaエリアや福岡のSUGOCAエリアでもそのまま利用できます。
広島で買ったICOCAを旅行先でも使えるのは大きな利点です。
3. 電子マネー機能も便利
ICOCAは交通だけでなく、電子マネーとしてコンビニや駅ナカショップでも使えます。
セブン‐イレブン、ファミリーマート、ローソン、ドトールコーヒーなど、ICOCA対応マークがある店舗なら支払いOK。
広島市内の多くの店舗で使えるため、財布代わりに1枚持っておく人も増えています。
広島でのチャージ方法と使い方のコツ
ICOCAの残高が減ったら、簡単にチャージできます。
広島では次の方法で入金可能です。
- JR駅の券売機・チャージ機
- バス会社の窓口
- コンビニのレジ(ICOCA対応店舗)
チャージは1,000円単位で現金のみ対応。
自動改札の横にある「ICOCAチャージ機」を使えば、列車を待つ間にすぐ補充できます。
また、電子マネー残高が少ないときは、コンビニで「ICOCAにチャージお願いします」と伝えるだけでOKです。
PASPY終了後の注意点
PASPYのサービスは2025年3月末で完全終了します。
これに伴い、PASPYでバスや電車に乗っていた人はICOCAへの切り替えが必要です。
PASPY残高は払戻期間内に手続きし、今後の利用はICOCAに統一しましょう。
ICOCA定期券を利用したい人は、対応窓口で手続きが必要になります。
販売場所や対象路線はバス会社ごとに異なるため、各社の公式サイトで事前に確認しておくのがおすすめです。
ICOCAを返却するときの手順
ICOCAを使わなくなった場合は、JR西日本のICOCAエリア内の駅窓口で返却できます。
返却時には預り金(デポジット)500円が返金されます。
残高がある場合は、220円の手数料を差し引いたうえで払い戻しが可能です。
旅行や短期滞在で一時的に使う人も、返却すれば無駄になりません。
日本各地で利用できるので、次の旅まで持っておくのも良いでしょう。
まとめ:ICOCAは広島の駅やバス窓口で簡単に買える!
ICOCAは、広島駅をはじめとするJR主要駅の券売機や窓口、さらに広島バスセンターなどのバス会社窓口で購入できます。
購入価格は2,000円(デポジット500円+チャージ1,500円)で、現金だけで簡単に手に入ります。
PASPYの終了により、今後は広島でもICOCAが本格的に普及していく見込み。
鉄道・バス・買い物を1枚でスムーズに使えるICOCAは、広島での暮らしや旅行に欠かせない存在になりそうです。
ICOCAをまだ持っていない方は、ぜひ広島の駅やバス窓口で入手してみてください。
この1枚があれば、広島の移動がぐっと快適になります。
