「ロボプロファンドって気になるけど、どこで買えるの？」「実際どうやって購入すればいいの？」──そんな疑問を持つ人は多いはず。
この記事では、ロボプロファンド（ROBOPROファンド）の購入先、取り扱い証券会社、買い方の流れをわかりやすくまとめました。
初めて投資信託を買う人にもわかるよう、注意点や活用のコツも交えながら解説していきます。
ロボプロファンドとは？まず基本をおさらい
ロボプロファンド（正式名称：ROBOPROファンド）は、SBI岡三アセットマネジメントが運用する投資信託です。
AIが市場データを分析して資産配分を調整し、株式・債券・リート・コモディティ（金など）といった世界中のETFに分散投資します。
つまり、「AIが自動で資産を最適化してくれる」タイプのバランスファンド。
人間の勘や経験ではなく、データドリブンで運用されるのが特徴です。
構成資産は米国株式、先進国株式、新興国株式、米国債券、ハイイールド債券、新興国債券、不動産、金など。
為替ヘッジは基本的に行わず、世界経済全体に幅広く投資する仕組みです。
ロボプロファンドはどこで買える？
ロボプロファンドは、複数のネット証券や銀行で取り扱われています。
中でも主要な購入先として多くの人が利用しているのが以下の証券会社です。
- SBI証券
ロボプロファンドの主な販売会社。ウェブ上からすぐに購入可能です。販売手数料は無料（ノーロード）で、スポット買付も積立もどちらも対応。 - 楽天証券
基準価額や純資産総額、分配金履歴などがわかりやすく掲載されています。NISA口座での購入も可能（成長投資枠対応）。 - マネックス証券
積立投資にも対応しており、100円から始められます。こちらも販売手数料無料で、ウェブ完結の手続きが可能。 - 一部の地方銀行・都市銀行
北都銀行、荘内銀行、池田泉州銀行、紀陽銀行、広島銀行、富山第一銀行などでも取り扱いがあります。ただし、店舗によって販売可否が異なる場合もあるため事前確認が必要です。
結論として、もっとも手軽に買えるのはネット証券3社（SBI・楽天・マネックス）。
口座を持っていれば、スマホやパソコンから数分で購入手続きが完了します。
購入方法：ネット証券での買い方
ロボプロファンドを購入するまでの流れは、どの証券会社でも基本的に同じです。
- 証券口座を開設
SBI証券や楽天証券などの公式サイトで、無料の口座開設を行います。
すでに口座を持っている場合はこのステップをスキップ。 - 口座に入金
銀行口座から証券口座に投資資金を入金します。 - ファンドを検索
証券会社の検索窓で「ロボプロファンド」または「ROBOPRO」と入力。 - 買付方法を選択
「スポット購入（1回だけ）」または「積立購入（毎月自動）」を選びます。 - 金額を入力して注文確定
最低100円から購入可能。申込締切は通常15:30、翌営業日の基準価額で約定します。 - 受渡しを待つ
買付からおよそ5営業日後に受渡し完了。マイページで保有残高を確認できます。
このように、ネット証券ならスマホ一つで完結。
一度設定すれば自動積立もできるので、長期的な資産形成にも向いています。
NISAで買える？非課税投資との関係
ロボプロファンドは「新NISAの成長投資枠」で購入可能です。
非課税での運用ができるため、利益に対して税金がかからないのがメリット。
ただし注意点もあります。
- 積立NISA枠では購入できない（少なくとも現時点では対象外）
- 成長投資枠であれば一括・スポット買付に対応
つまり、「NISA口座はあるけど、積立NISAだけ開設している人」は購入できない可能性があります。
NISAでの利用を考えている場合は、成長投資枠の設定を確認しておきましょう。
ロボプロファンドの特徴と魅力
ここでは、ロボプロファンドを選ぶ理由としてよく挙げられる特徴を整理します。
1. AIが自動でリバランス
従来の投資信託は人間のファンドマネージャーが運用しますが、ロボプロファンドはAIが相場データを分析し、自動で資産配分を変更します。
世界情勢や金利動向などの変化を踏まえ、リスクを抑えながらリターンを最大化するよう設計されています。
2. 世界8資産に分散投資
株式だけでなく、債券や不動産、金などにも分散投資しているため、特定の市場が下落してもダメージを受けにくい構造。
いわゆる「オールインワン型ファンド」として、1本で世界中に投資できる点が人気です。
3. ノーロード＆少額投資対応
販売手数料は無料（ノーロード）で、信託報酬は年率1.562％程度。
AI運用ファンドとしては標準的なコスト水準です。
また、100円から買えるため初心者でも始めやすいのが魅力です。
購入時の注意点とデメリット
もちろん、良い点ばかりではありません。投資前にチェックしておきたい注意点もあります。
為替リスク
ロボプロファンドは海外資産への投資比率が高く、為替ヘッジは行っていません。
円高局面ではリターンが目減りする可能性があります。
信託報酬がやや高め
AI運用と国際分散投資の仕組み上、年率1.5％超の信託報酬は他のインデックス型ファンドに比べると高め。
長期保有を前提にする場合、コストがリターンに影響する点は理解しておきましょう。
短期売買には不向き
AIによる資産配分は中長期的な最適化を目的としているため、短期での値動きを狙った取引には不向きです。
5年以上の長期運用を意識して積立するのが基本スタイルです。
投資を始める前に確認しておきたいこと
- 投資目的を明確にする
「短期の利益狙い」よりも「長期的な資産形成」に向いています。 - リスク許容度を把握する
値動きや為替変動に耐えられるか、自分のメンタルと資金計画を確認。 - 分配金コースを選ぶ
「受け取り型」か「再投資型」を選択。複利効果を重視するなら再投資がおすすめです。 - NISAや特定口座などの課税区分を確認
税制優遇を活かすか、課税口座で柔軟に運用するかを決めておきましょう。
ロボプロファンドの今後と活用のヒント
純資産総額はすでに1,800億円を超え、設定からまだ数年にもかかわらず個人投資家の注目を集めています。
AIが市場データを解析して最適なポートフォリオを構築するという仕組みは、従来型の「人の判断による運用」とは一線を画します。
今後もAI技術の進化に伴い、こうしたロボティクス運用型ファンドは増えていく可能性があります。
ロボプロファンドはその先駆け的な存在として、投資初心者からベテランまで注目の的です。
ロボプロファンドはどこで買える？まとめと始め方のコツ
最後にもう一度まとめます。
- ロボプロファンドは SBI証券・楽天証券・マネックス証券 などのネット証券で購入可能。
- 100円から少額投資ができ、販売手数料は無料。
- 成長投資枠のNISAで買える（積立NISA枠は対象外）。
- 長期・分散・AI運用という3つの特徴があるが、為替リスクと信託報酬には注意。
これから投資を始める人にとって、ロボプロファンドは「1本で世界に投資できる」便利な選択肢。
口座を開いて少額から試してみるだけでも、資産運用の第一歩になります。
焦らず、自分のペースで長期目線の投資を楽しみましょう。
