年末が近づくと気になるのが、お正月飾りの準備。その中でも欠かせないのが「しめ縄」ですよね。毎年「しめ縄ってどこで買えるんだっけ?」と悩む人も多いはず。今回は、スーパーやホームセンターなどでの販売状況から、通販や100円ショップまで、しめ縄の買える場所と販売時期、価格の目安までまとめて紹介します。
しめ縄はどこで買える?定番の購入場所まとめ
まず、しめ縄は意外とさまざまな場所で販売されています。定番はスーパーやホームセンターですが、最近はオンライン通販や100円ショップでも手に入るようになりました。
イオン
イオンや西友、イトーヨーカドーなどの大型スーパーでは、12月に入るとお正月用品コーナーが登場します。鏡餅や門松と並んで、しめ縄も種類豊富に並ぶのがこの時期の特徴。
買い物ついでに手軽に購入できるのが魅力ですが、種類やデザインはやや限られています。玄関に飾る一般的なサイズのものが中心で、価格帯は数百円から2,000円前後が多い印象です。
カインズ
カインズやコメリ、コーナンなどのホームセンターでは、しめ縄の品ぞろえが豊富です。
伝統的な稲わらのものから、現代的なデザインのしめ飾りまで、バリエーションが幅広いのがポイント。素材や形にこだわる人にはホームセンターがおすすめです。
また、しめ縄作りの材料やアレンジ用の飾りパーツを扱う店舗もあり、自分好みにカスタマイズする楽しみもあります。価格は2,000〜5,000円前後が中心で、サイズや装飾によっては1万円を超えるものも。
ダイソー
ダイソーやセリアなどの100円ショップでも、しめ縄は毎年人気の季節商品です。
小型タイプやシンプルな紙垂(しで)付きのものなど、気軽に飾れるアイテムが並びます。価格は110円から330円程度で、ワンコインで揃えられるのが魅力。
ただし、素材は簡易的でサイズも小ぶり。神棚用や本格的な玄関飾りとしては少し物足りない場合もあります。
雑貨店・フラワーショップ
最近では、フラワーショップや雑貨店でもモダンなしめ縄を取り扱うお店が増えています。
ドライフラワーやプリザーブドフラワーをあしらった「和モダンデザイン」は、インテリアとしても人気。ナチュラル志向やおしゃれな雰囲気を演出したい人にぴったりです。
価格は3,000〜5,000円前後とやや高めですが、特別感や華やかさを重視するならおすすめです。
Amazon・楽天市場
Amazonや楽天市場などのオンラインショップでは、全国各地のしめ縄が豊富に揃っています。
伝統的な伊勢しめ縄や出雲型、地域限定デザインのものまで、店頭ではなかなか見かけない商品も多数。
レビューを参考に選べるのも通販のメリットです。自宅にいながら比較検討でき、配送も年末ぎりぎりまで対応してくれるため、忙しい人には非常に便利です。
販売時期はいつから?買うタイミングの目安
しめ縄の販売時期は、だいたい12月に入ってから年末まで。
店舗によっては11月下旬ごろからお正月用品コーナーが立ち上がり、クリスマスが終わるころには本格的に売り場が拡大します。
特に意識しておきたいのが「いつまでに飾るか」というタイミング。
一般的にしめ縄を飾るのは「お正月事始め」の12月13日以降が良いとされており、12月27日頃までに飾るのが縁起が良いといわれています。
29日は「二重苦」、31日は「一夜飾り」とされ、避けるのが習慣です。
そのため、購入も12月中旬までに済ませておくのが理想的です。
通販の場合は在庫切れや配送遅延のリスクもあるため、早めに注文するのが安全。
人気デザインはクリスマス前に完売するケースもあるため、12月上旬〜中旬には動き始めたいところです。
価格帯の目安と選び方のコツ
しめ縄の価格は、サイズや素材、デザインによってかなり幅があります。
- 100円ショップ:110〜330円程度(簡易タイプ)
- スーパー:500〜2,000円程度(家庭用の標準サイズ)
- ホームセンター:2,000〜5,000円程度(本格的な稲わら製や大型)
- 通販・専門店:3,000〜10,000円以上(装飾・ブランド・地域限定など)
一般家庭の玄関用なら2,000〜3,000円台のものが主流。
神棚用や大きな門用の場合は、5,000円以上のしめ縄を選ぶ人も多いです。
100均や小型タイプは「玄関の室内側」「マンションドア内側」に飾る用途にも適しています。
選び方のポイントは以下の通りです。
- 用途を決める(玄関用・神棚用・車用など)
- サイズ感を確認する(ドア幅・取り付けスペースを考慮)
- 素材を見る(稲わらの本格派か、人工素材か)
- デザインで選ぶ(伝統型・モダン型・フラワーアレンジなど)
また、風水や地域のしきたりを重んじる人は、地域の神社で授与されるしめ縄を購入するのもおすすめ。
お祓い済みのしめ縄を授与している神社も多く、安心して飾ることができます。
ホームセンターとスーパー、どちらがお得?
「価格重視ならスーパー」「種類で選ぶならホームセンター」と考えると分かりやすいです。
スーパーでは、季節商品として大量仕入れされるため比較的安価。年末近くなるとセール価格になることもあります。
一方、ホームセンターではデザインや品質のバリエーションが豊富で、飾り方にこだわる人に最適。
自作キットやアレンジ用パーツを販売している場合もあり、自分だけのオリジナルしめ縄を作ることも可能です。
ただし、どちらも年末が近づくと品薄になります。特に人気サイズや飾りの多いタイプは早々に売り切れることもあるので、12月20日を過ぎると選択肢がぐっと減ります。
近年の傾向:モダンデザインと小型化が人気
昔ながらの稲わら製のしめ縄も根強い人気ですが、最近はインテリア性の高いモダンデザインが注目されています。
たとえば、白や金の水引を使った上品なしめ飾りや、ドライフラワーをあしらった北欧風デザインなど。
「おしゃれで写真映えする」「玄関が華やぐ」とSNSでも話題になることが多いです。
また、住宅事情の変化から、マンションやアパートのドアに掛けやすい小型タイプの需要も増えています。
省スペースでも飾れるよう、軽量でコンパクトなものが増えたのも最近の特徴です。
一方で、地域の神社で「お焚き上げ(どんど焼き)」を行う場合、天然素材のしめ縄を使う人も多く、伝統と現代のデザインが共存する形になっています。
しめ縄の扱い方と片付けのマナー
しめ縄は「年神様をお迎えする神聖な結界」として飾られるものです。
そのため、飾るだけでなく、年明けの扱いにも気を配りたいところ。
一般的には、松の内(関東では1月7日頃、関西では15日頃)が過ぎたら取り外し、神社などで行われるどんど焼きでお焚き上げしてもらうのが良いとされています。
もし神社に持ち込めない場合は、感謝の気持ちを込めて白い紙に包み、可燃ごみとして処分する方法もあります。
来年も同じものを使うのは避け、新しい年には新しいしめ縄を飾るのが基本です。
しめ縄はどこで買える?まとめと購入時のポイント
最後にもう一度まとめると、しめ縄は以下の場所で購入できます。
- スーパー:手軽で安価。標準的なタイプを探すなら◎
- ホームセンター:品質・種類が豊富。本格派におすすめ
- 100円ショップ:ミニサイズ・お試しに最適
- フラワーショップ・雑貨店:モダンでおしゃれな装飾型
- 通販:全国のしめ縄を比較でき、デザインの幅が広い
購入時期は12月上旬〜中旬がベスト。
価格は2,000〜3,000円前後が一般的で、用途に応じて選ぶのがポイントです。
お正月の準備は、少し早めに始めると心にも余裕が生まれます。
せっかくなら、家族の幸せや新しい年の願いを込めて、自分らしいしめ縄を選んでみてください。
そして、今年一年を締めくくる清らかな気持ちで新年を迎えましょう。
