ディーゼル車を持っている方なら一度は聞いたことがある「アドブルー（AdBlue）」｡排気ガスをきれいにするために欠かせないこの液体ですが、「どこで買えるの？」「急に減って補充が必要になったけど、近くに売っているお店がある？」と困った経験はありませんか？
この記事では、アドブルーが買える場所を「通販」と「実店舗（カー用品店・ガソリンスタンドなど）」に分けて詳しく解説します。価格の目安や買うときの注意点、最寄りで探すコツまで、実際の購入に役立つ情報をまとめました。
そもそもアドブルーとは？
アドブルーは、ディーゼル車の排気ガスに含まれる有害物質「NOx（窒素酸化物）」を無害な水と窒素に変えるために使われる“高品位尿素水”のこと。SCR（選択的触媒還元）システムを搭載した車には必ず必要な液体です。
成分は尿素32.5％と純水で構成され、無色透明。ドイツ自動車工業会（VDA）の認証を受けた製品だけが「AdBlue®」を名乗れます。つまり、「尿素水」とだけ書かれている安価な商品は代用品であり、車のシステムを痛める可能性があるので注意が必要です。
アドブルーはどこで買える？主な入手ルートを整理
アドブルーを購入できる主な場所は以下の5つです。
- ネット通販（Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなど）
- カー用品店（オートバックス、イエローハットなど）
- ガソリンスタンド（ENEOS、出光、宇佐美など）
- ホームセンター（コメリ、カインズ、ビバホームなど）
- ディーラー（車種メーカーの正規販売店）
それぞれにメリットと注意点があるので、順番に見ていきましょう。
通販でアドブルーを買う：まとめ買い・ストックに便利
ネット通販は、アドブルーを自宅で確実に入手できる最も安定した方法です。容量の種類が豊富で、5L、10L、20Lといった大容量ボトルまで揃っています。
価格の目安
- 5Lボトル（ノズル付き）…2,500〜2,800円前後
- 10Lバッグインボックス…2,700〜3,000円前後
- 20Lボックス…3,500円前後から
送料込みで販売されているショップも多く、セールやポイント還元を使えば実店舗より安く買えることもあります。
メリット
- 在庫が安定しており、いつでも注文できる
- 自宅まで配送されるので、重い容器を運ぶ必要がない
- 大容量タイプをまとめ買いすればコスパが良い
注意点
- 安すぎる「尿素水」商品に注意。必ず「高品位尿素水」「AdBlue対応」などの表記を確認する
- 大容量の場合は保管場所を確保し、直射日光や高温多湿を避ける
- 液漏れ防止のため、ノズル付きかどうかをチェック
通販は特に「いつも補充が必要」「定期的に使う」という人におすすめです。
カー用品店でアドブルーを買う：気軽に立ち寄れる実店舗
オートバックスやイエローハットなどのカー用品店でも、アドブルーを扱っています。5L前後の持ち運びやすいボトルが多く、「今すぐ補充したい」というときに便利です。
メリット
- 実物を手に取り、容量やノズルの形状を確認できる
- 即日持ち帰りが可能で、急な補充にも対応できる
- 店員に使用方法を相談できる安心感
注意点
- 在庫は店舗によって異なり、品切れのこともある
- 単価はやや高め（1Lあたり400円前後）
- 大容量タイプの取り扱いは少なめ
実店舗での購入は、「すぐ必要」「出先で補充したい」ときに最適です。
ガソリンスタンドでアドブルーを買う：給油ついでに補充できる
ENEOSや出光、宇佐美などのガソリンスタンドでもアドブルーが購入できます。特にトラックステーションや大型車対応の店舗では在庫が豊富です。
メリット
- 給油と同時に補充できて効率的
- 店舗によってはスタッフが補充してくれる
- 価格は比較的安価（1Lあたり100〜300円程度）
注意点
- 一部店舗では「お一人様5Lまで」など購入制限がある
- 取り扱い店舗が限られるため、事前に確認が必要
- 一般車向けには在庫がない場合も
長距離ドライブ前や、トラック・商用車を使う人にとっては、スタンドでの購入がもっとも便利です。
ホームセンターでアドブルーを買う：地域によっては穴場
コメリやカインズなど、一部ホームセンターでもアドブルーを販売しています。車用品コーナーや工具売り場の近くに置かれていることが多いです。
メリット
- 地域密着型の店舗なら比較的在庫が安定している
- DIY派や業務用ユーザーにも人気
- カー用品店よりも価格が抑えめなケースも
注意点
- 全店舗で取り扱っているわけではない
- 在庫数が少なく、季節によっては欠品の可能性あり
地方にお住まいの方や、普段ホームセンターをよく利用する人は、近隣店舗を確認しておくと良いでしょう。
ディーラーでアドブルーを補充する：安心重視の選択肢
トヨタ、日産、マツダ、メルセデス・ベンツなどのディーラーでも、車検や点検の際にアドブルーの補充サービスを受けられる場合があります。
メリット
- 純正品のアドブルーを確実に使用してくれる
- 補充方法を間違える心配がない
- 点検ついでにお願いできる
注意点
- 料金は1Lあたり約250〜300円前後
- 全てのディーラーで取り扱っているとは限らない
- 純正サービスのため、価格はやや高め
自分で補充するのが不安な方は、ディーラーに依頼するのが最も安全です。
価格相場を比較してみよう
アドブルーの価格は、購入場所によって大きく変わります。
- 通販：5Lで約2,600円前後（送料無料の場合もあり）
- カー用品店：5Lで約2,000〜2,500円
- ガソリンスタンド：量り売りで1Lあたり100〜300円
- ディーラー：1Lあたり約260円前後
まとめ買いなら通販、急ぎならカー用品店やスタンド、安心重視ならディーラーという選び方が基本です。
最近の品薄傾向と注意点
近年、アドブルーの需要はディーゼル車の増加により高まっており、一部店舗で「在庫制限」や「購入数量制限」を設ける動きも見られます。特に冬季や連休前などは需要が集中するため、早めの確保が安心です。
また、ネット通販でも人気容量（10Lや20L）は売り切れになることがあるので、定期的に使う人はストックを切らさないようにしておくのがポイントです。
アドブルー購入時のチェックポイント
- 「AdBlue®」または「高品位尿素水」と明記された商品を選ぶ
- 容器にVDA（ドイツ自動車工業会）の認証マークがあるか確認
- ノズル付きボトルなら自分で補充しやすい
- 高温多湿や直射日光を避け、涼しい場所で保管
- 使用期限があるため、古い在庫は避ける
これらを守れば、車の排気システムを傷めず、安全に使用できます。
どこで買うのが一番おすすめ？
用途やライフスタイルによって、最適な購入先は変わります。
- 手軽さ重視：カー用品店やガソリンスタンド
- コスパ重視・ストック用：通販でまとめ買い
- 安全性重視：ディーラーで純正補充
- 近場で探したい：ホームセンターや地元スタンドをチェック
「すぐ補充したい」「家でストックしておきたい」など、目的に合わせて選ぶのがポイントです。
アドブルーはどこで買える？まとめ
アドブルーは、通販・カー用品店・ガソリンスタンド・ホームセンター・ディーラーなど、さまざまな場所で購入できます。
もっとも手軽なのはネット通販でのまとめ買い。価格も安定しており、自宅まで届くので重いボトルを運ぶ手間もありません。
一方で、出先で急に補充が必要になった場合は、ガソリンスタンドやカー用品店が頼りになります。
どこで買うにしても、「正規の高品位尿素水」を選ぶことが何より大切です。車を長く快適に使うためにも、信頼できる販売店で安心して手に入れましょう。
免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の商品や販売店を推奨するものではありません。価格や在庫状況は記事執筆時点の情報に基づいており、時期・地域により変動する可能性があります。購入時は各販売元の最新情報をご確認ください。
