「新しいエアコンは高くて手が出しづらい…」そんなときに気になるのが「型落ちモデル」や「旧モデル」です。実は、性能も十分で価格はぐっとお手頃。この記事では、型落ちエアコンをお得に買える場所や、購入時の注意点、そして選び方のコツをわかりやすく紹介します。
型落ちエアコンとは?実は“賢い選択”かもしれない
「型落ちエアコン」とは、メーカーが新モデルを出した後に旧モデルとして扱われるエアコンのこと。発売から1〜2年ほど経った商品が多く、性能差はわずかでも価格は大きく下がるのが特徴です。
特に近年のエアコンは冷暖房の基本性能が成熟しており、「最新機能にこだわらない」「省エネ性能がある程度あればいい」という人には、型落ちモデルのコスパが非常に高いといえます。
型落ちエアコンはどこで買える?主な購入先まとめ
1. 家電量販店のアウトレット・在庫処分コーナー
ヤマダ電機、ジョーシン、ビックカメラなどの大手家電量販店では、**「アウトレット」「在庫限り」「旧モデル」**といったコーナーで型落ちエアコンを販売しています。
ヤマダアウトレットやJoshin webショップでは、前年度モデルが30〜40%オフで購入できることもあります。
また、展示品や箱ダメージ品など“新品未使用に近い”型落ちモデルも多く、保証もしっかり付くケースがほとんど。**「メーカー保証+店舗独自保証」**があるのも安心材料です。
2. 中古・リユース専門店やネットショップ
「中古でもいいから安く設置したい」という人には、中古エアコン専門店も選択肢に。
代表的なサイトには以下のようなものがあります。
これらのショップでは、2017年~2020年製などの旧モデルが3万円前後から販売され、取り付け工事込みプランを選べるのが魅力。動作確認や洗浄・整備済みの商品も多く、保証期間を設けているショップもあります。
ただし、販売店によって整備レベルや保証内容に差があるため、購入前に「クリーニング済みか」「ガス補充済みか」「保証期間は何か月か」を必ず確認しましょう。
3. フリマアプリ・ネットオークション
メルカリ、ヤフオク!、ジモティーなどの個人間取引サービスにも、型落ちや中古エアコンの出品が多数あります。価格は中古店より安いこともありますが、保証がない・設置が別途必要・状態が不明確といったリスクが大きい点に注意が必要です。
「室外機付きで動作確認済み」「取り外し業者による回収済み」など、信頼できる出品者を選ぶのがポイントです。
4. 家電通販サイトの「旧型モデル」コーナー
XPRICE(エクスプライス)やノジマオンラインなどでは、「型落ち・旧モデル」として前年モデルを販売しています。新品同様で保証もあるため、安心して買えるのがメリット。
ネット限定価格で、店頭よりも安い在庫処分セールが開催されることもあります。
型落ちエアコンを選ぶときのポイント
1. 年式と省エネ性能を確認する
エアコンの省エネ性能は年々進化しています。5年以上前のモデルは電気代がかかりやすい場合があるため、できれば3年以内の型落ちを目安に選ぶと安心です。
カタログや通販サイトで「APF(通年エネルギー消費効率)」や「省エネ基準達成率」をチェックすると、電気代の目安がわかります。
2. 設置環境に合う能力(畳数)を選ぶ
6畳用・10畳用・14畳用など、部屋の広さに合わないエアコンを選ぶと、冷暖房効率が悪くなります。特に中古や型落ちの場合、在庫が限られており、畳数ごとの選択肢が少ないこともあります。
**「少し余裕を持たせた能力のモデル」**を選ぶのがおすすめです。
3. 設置工事・撤去費用も含めて総額を比較する
本体が安くても、工事費や配管、古いエアコンの撤去費を合わせると新品より高くつくことも。
特にネット購入の場合、「標準取り付け込み」「配管4m以内」「室外機ベランダ設置限定」など条件が細かいことがあります。
購入前にトータル費用を見積もることが大切です。
4. 保証・アフターサポートの有無をチェック
中古・リユース品は「初期不良1週間保証」など短期間の場合もあります。
一方で、エアコン販売王やエアコンマートのように「3年保証付き」をうたう店舗もあるため、保証期間が長いショップを選びましょう。
保証が手厚いほど、万一のトラブルにも安心です。
型落ちエアコンをお得に買うタイミング
1. 秋〜冬(9〜12月)
夏のピークを過ぎたこの時期は、家電量販店が在庫整理に入るため、前年モデルが安く放出されます。新生活シーズン(3〜4月)より前に購入しておくと、設置予約もスムーズです。
2. メーカーのモデルチェンジ時期
多くのエアコンメーカーは10〜11月ごろに新モデルを発表します。その直前・直後は型落ち品の値下げが始まり、狙い目のシーズン。
特に店頭展示品や在庫限りの製品は、交渉次第でさらに安くなるケースもあります。
3. 工事業者が空いている時期を狙う
繁忙期(6〜8月)は設置費用が高騰しがち。
逆に秋〜冬は工事業者のスケジュールに余裕があり、設置費用が抑えられることがあります。
ネットショップで「工事込みキャンペーン」を狙うのも有効です。
型落ちエアコン購入の注意点とリスク
1. 中古は品質差が大きい
中古エアコンは前の使用状況や取り外し方によって品質にばらつきがあります。
「冷媒ガス漏れ」「基板の劣化」「動作確認不足」などが原因で、設置後に動かないケースも。
信頼できる店舗で「整備済み・洗浄済み・保証付き」を選ぶことが重要です。
2. 取り付け環境に制限がある場合も
古いマンションや戸建てでは、配管や電圧(100V・200V)などに注意が必要です。
中古品をネットで買う前に、設置場所の条件を確認してから購入しましょう。
3. あまりに古いモデルは部品供給が終了していることも
10年以上前のエアコンは、メーカーの部品在庫が切れており、修理ができない場合があります。
「安いから」と飛びつかず、発売年とメーカー保証期間の残りを確認しておくと安心です。
型落ちエアコンを選ぶ人に向いているのは?
- 新居・賃貸などで「とりあえず冷暖房が欲しい」人
- 子ども部屋やセカンドルームなど、使用頻度が低い部屋に設置したい人
- 初期費用をできるだけ抑えたい人
- 最新機能よりも「価格重視」で選びたい人
上記のようなケースでは、型落ちエアコンは非常に現実的な選択肢です。
一方で、「最新の省エネ性能」「AI自動運転」「スマホ連携」などを求める場合は、新モデルを選ぶ方が満足度が高いでしょう。
型落ちエアコンはどこで買える?最後に選び方を整理
型落ちエアコンを買うなら、まずは信頼できる販売チャネルを選ぶことが何より大事です。
- 家電量販店のアウトレットコーナー
- 在庫処分・旧型モデルを扱う通販サイト
- 中古エアコン専門店(保証付き・整備済み)
これらを定期的にチェックし、年式・保証・設置費込み価格を比較すれば、安心してお得に購入できます。
型落ちモデルは「安くて性能も十分」というバランスが魅力。
タイミングを見極め、信頼できるお店で賢く選べば、満足度の高い買い物になるはずです。
