最近、「エンディングノート」という言葉を耳にする機会が増えましたよね。
終活ブームの広がりとともに、自分の人生を整理したり、家族に伝えたいことをまとめたりするツールとして注目を集めています。
ただ、「興味はあるけれど、どこで買えるの?」「種類が多くて選べない」という声もよく聞きます。
この記事では、エンディングノートの購入場所や選び方、人気のおすすめ商品を、実際の販売情報をもとにわかりやすく紹介します。
エンディングノートとは?まず知っておきたい基本
エンディングノートは、自分の人生に関するさまざまな情報をまとめておくためのノートです。
葬儀や相続といった重い話だけでなく、「もしもの時に家族が困らないように」「大切な人に伝えたい想いを残したい」という目的で使われます。
記入できる内容は以下のようなものが中心です。
- 基本的なプロフィール情報
- 医療・介護に関する希望
- 財産や保険の情報
- デジタルアカウントやパスワードの管理
- 親しい人へのメッセージ
遺言書のような法的効力はありませんが、家族が手続きを進める際や、自分自身の人生を整理するきっかけとして役立ちます。
最近では20代・30代の若い世代でも「ライフプランノート」や「人生設計帳」として使う人も増えてきています。
書店で買えるエンディングノート
もっとも手軽で確実なのが、全国の大型書店です。
紀伊國屋書店、丸善ジュンク堂、TSUTAYAなどの店舗では「終活」や「相続」関連の棚にエンディングノートが並んでいます。
実際に手に取って、紙の質感やレイアウト、項目の書きやすさを確認できるのが最大のメリットです。
中身を見て「書きたいことが整理しやすいか」「文字スペースが十分か」などをチェックすると失敗しません。
ただし、地域の小規模書店では取り扱いがない場合もあるため、在庫を確認してから出かけるのがおすすめです。
文房具店・雑貨ショップで探すなら
東急ハンズやロフト、無印良品などの文具・雑貨店でも、エンディングノートを取り扱っています。
最近は「終活」だけでなく「ライフログ」「自分史」などのテーマで、おしゃれなデザインのノートも多く登場しています。
ギフトとしても人気で、親や祖父母へのプレゼントに選ぶ人も増えています。
「少しやわらかい雰囲気のノートが欲しい」「デザインにもこだわりたい」なら、こうしたショップを覗いてみると良いでしょう。
100円ショップでも買える?低価格ノートの実力
実はダイソーやセリアなどの100円ショップでも、シンプルなエンディングノートが販売されています。
内容は基本情報や連絡先、簡単な希望欄などに限られていますが、「まずは試してみたい」という人にはぴったりです。
ただし、販売は期間限定の場合も多く、店舗や地域によって在庫状況が異なります。
紙質や製本の面では本格的なノートに劣るため、長期保存や正式な終活用にはやや不向きかもしれません。
それでも「終活の第一歩」として気軽に始められるのは大きな魅力です。
ネット通販で買えるエンディングノート
自宅でゆっくり比較したい人には、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの通販サイトがおすすめです。
多種多様なデザインや機能付きノートが揃っており、レビュー評価を参考にしながら選べるのが便利。
たとえば次のような人気商品があります。
- コクヨ エンディングノート LES-E101
定番の人気モデル。保険・銀行口座・医療希望など、必要な情報が網羅されています。書店でも通販でも常に上位の売れ筋。 - 一番かんたんエンディングノート(2026年相続法改正対応版)
法制度の変更にも対応した最新版。シンプルで初めての人でも迷わず書ける構成です。 - おひとりさまのはじめてのエンディングノート
独身・一人暮らし向けに特化。身の回りの整理やデジタル資産、連絡先などを中心に構成されています。 - フロンティア 終活ノート わたしのこと
手軽に書けるライト仕様。可愛い表紙デザインで、若い世代にも人気です。
通販のメリットは「価格比較が簡単」「レビューで実際の使用感が分かる」「いつでも買える」こと。
ただし、「中身を直接確認できない」「在庫切れが起こる」点には注意が必要です。
自治体や葬儀社が配布する無料エンディングノート
意外と知られていないのが、自治体や葬儀社が無料で配布しているケース。
たとえば市区町村が作成した「〇〇市エンディングノート」などがあり、役所の窓口やホームページからダウンロードできます。
また、終活フェアや葬儀相談会などのイベントで、オリジナルノートが配られることもあります。
内容は地域向けに作られているため、医療・介護・連絡先欄が充実しているのが特徴です。
ただし、配布は数量限定で、対象地域外では入手できないことも多い点に注意が必要です。
どこで買うのがベスト?目的別の選び方
エンディングノートを買う場所は人によって最適解が違います。
どんな目的で使うかによって、購入先を選びましょう。
- 初めてで内容を確認したい人 → 書店や文房具店
- デザイン重視・贈り物にしたい人 → 雑貨ショップ
- 安く手軽に試したい人 → 100円ショップ
- 種類を比較してじっくり選びたい人 → ネット通販
- 地域密着・無料で試したい人 → 自治体や葬儀社の配布ノート
「自分のため」「家族のため」どちらを重視するかで、最適なノートも変わります。
後々の使いやすさを考えるなら、多少価格が高くても紙質や項目の多いノートを選ぶのが安心です。
エンディングノートを選ぶときのポイント
- 項目の充実度
銀行口座・保険・医療・デジタル情報など、自分が残したい内容が網羅されているかを確認。 - 書きやすさ・レイアウト
文字スペースの広さや、書き込み欄の構成が自分に合っているかをチェック。 - 保存性
製本のしっかりしたノートを選ぶと、長期保管しても劣化しにくい。 - 見た目やデザイン
毎日目にしても嫌にならないデザインを選ぶのも大切です。気に入ったノートほど続けやすいもの。
若い世代にも広がるエンディングノートの活用
エンディングノートというと高齢者のものと思われがちですが、近年では20〜40代の利用者も増えています。
スマホのパスワードやSNSアカウント、ネット銀行、サブスク契約など、「デジタル終活」のために使う人が多いのが特徴です。
また、結婚・出産・転職といったライフイベントの節目に、自分の考えや希望を整理する“人生設計ノート”として活用する人もいます。
「終活」という言葉に抵抗があるなら、「これからの自分を見つめ直すノート」として使うのもおすすめです。
エンディングノートはどこで買える?まとめとこれから始める人へ
エンディングノートは、書店・文房具店・雑貨店・100円ショップ・通販サイト・自治体配布など、さまざまな場所で購入できます。
初めての人は書店で実物を確認するのが安心。慣れてきたら通販で自分に合うデザインを探すのも良いでしょう。
大切なのは、「難しく考えず、まず一冊書き始めてみること」。
すべてを書き終える必要はありません。気づいた時に少しずつページを埋めていくだけで、家族への思いや自分の生き方が自然と見えてきます。
エンディングノートは、未来の自分と家族のための“心の整理帳”。
どこで買うかも大事ですが、「書くことを始める勇気」が何より大切です。
今からでも遅くありません。あなたにぴったりの一冊を、ぜひ探してみてください。
