ふと触れるとスッと葉を閉じる、あの不思議でかわいい植物「オジギソウ」。子どものころ理科の教材で見たことがある人も多いのではないでしょうか。今回はそんなオジギソウを「どこで買えるのか」「どんな形で売っているのか」を、実店舗・通販の両面から徹底的にまとめてみました。
オジギソウってどんな植物？
オジギソウ（学名：Mimosa pudica）は、南アメリカ原産のマメ科の植物。日本では「ネムリグサ」「含羞草（がんしゅうそう）」とも呼ばれています。
触れたり風が吹いたりすると、まるでおじぎをするように葉が閉じる不思議な性質を持っており、その様子が人気の理由のひとつ。
夏になるとピンク色の小さな丸い花を咲かせ、観賞用としても楽しめます。暑さには強い反面、寒さには弱く、日本では多くの地域で一年草扱い。家庭菜園やベランダガーデニング、子どもの自由研究にもぴったりの植物です。
オジギソウはどこで買える？実店舗の販売状況
ホームセンターが一番の狙い目
最も見つけやすいのは、カインズやコメリ、ビバホーム、コーナン、島忠ホームズなどのホームセンターです。春から初夏にかけての園芸シーズンになると、園芸コーナーに「オジギソウの苗」や「オジギソウの種」が並ぶことがあります。
ただし、店舗ごとに仕入れ時期や在庫数が違うため、「去年は売ってたのに今年は見かけない」というケースも。時期によっては売り切れや取り扱い終了になっていることもあるので、店員さんに問い合わせてみるのが確実です。
園芸専門店・フラワーショップ
花苗や観葉植物を専門に扱う園芸店でも、オジギソウを扱っていることがあります。特に地域密着型の園芸店では、苗の品質が良く、育て方のアドバイスももらえるのが魅力です。
もし近所にガーデンセンターやフラワーショップがあるなら、春〜初夏に足を運んでみる価値があります。
100円ショップやホームセンター系量販店でも
意外と侮れないのが100円ショップ。ダイソーやセリアでは、春先に「おじぎ草の種」として販売されることがあります。パッケージには「夏に育つ観察植物」と書かれていることが多く、子どもの自由研究用に買う人も多いです。
ただし、入荷時期が短く、売り切れると再入荷しない場合も多いので、見かけたら早めに購入しておくと安心です。
通販で買えるオジギソウ：種と苗の両方が手に入る
種を買うなら通販が一番確実
「近くの店で見つからない」「時期が合わない」という人には、通販がもっとも確実な選択肢です。Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの大手通販サイトでは、オジギソウの種が常時販売されています。
たとえば、
- 「オジギソウの種（10粒〜100粒）」タイプ
- 「発芽セット」や「観察キット」形式
など、用途に応じて選べる種類が豊富です。
発芽適温は25℃前後とやや高めなので、気温が上がる春〜初夏の種まきがおすすめ。室内で管理すれば発芽率も高く、初心者でも育てやすいとされています。
苗（ポット苗）もネットで購入可能
最近は苗の通販も増えています。特に園芸専門のオンラインショップや生産農家の直販サイトでは、「3号ポット」「5号鉢」など、すぐに飾って楽しめるサイズのオジギソウが販売されています。
ただし、苗の出荷は気温や天候の影響を受けやすく、真冬や真夏は販売停止になることもあります。苗を確実に手に入れたいなら、販売開始時期（だいたい3月〜6月）を狙うのがコツです。
オジギソウ購入時のポイントと注意点
季節と気温をチェック
オジギソウは熱帯性の植物。寒さに非常に弱く、霜に当たると枯れてしまいます。屋外で育てるなら、最低気温が15℃を下回らない時期に種まきや植え替えを行うのが基本。冬場は屋内の明るい窓辺で管理すると良いでしょう。
苗の状態をよく見る
苗を購入する場合は、茎がしっかりしていて葉が生き生きしているものを選びましょう。茎の節が詰まり、葉の色が濃い緑であれば健康な証拠です。逆に、茎が徒長して細くなっているものは避けた方が無難です。
トゲに注意！
オジギソウは見た目のかわいさとは裏腹に、茎に細かいトゲがあります。触るとチクッとすることもあるため、植え替えや剪定をするときは手袋を使うのがおすすめ。特に小さな子どもがいる家庭では注意して扱いましょう。
通販・ホームセンター別おすすめの買い方
1. Amazon・楽天などの通販サイト
- 種の種類が豊富で、発芽キットなども購入可能。
- 苗も出品されることがあり、レビューを参考に選べる。
- 季節を問わず入手できるのが最大のメリット。
2. ホームセンター（カインズ・コメリなど）
- 実物を見て選べるので、苗の状態を確認できる。
- 園芸シーズン（3〜6月）は取り扱いが多い。
- 価格帯もリーズナブル（苗100〜300円程度、種100円前後）。
3. 100円ショップ
- 種子パッケージタイプが100円で買えるコスパの良さ。
- ただし在庫が限られ、取り扱い期間が短い点に注意。
季節ごとの販売傾向
- 2〜3月： 通販で種の取り扱いが始まる時期。まだ苗はほとんどなし。
- 4〜6月： 実店舗でも苗が並び始めるピークシーズン。
- 7〜8月： 開花・観賞シーズン。苗は少なくなり、通販中心。
- 9〜11月： 販売終了が多くなる。通販でも在庫が限られる時期。
- 12〜1月： 基本的に販売なし。春の種まきに備えて予約購入がおすすめ。
オジギソウを育てる楽しみと人気の理由
オジギソウは、葉が閉じる様子を観察できることから、子どもにも人気。理科教材として使われることも多く、「動く植物」として話題性があります。
また、見た目も繊細でかわいらしく、小さな鉢植えでも十分に楽しめるため、室内インテリアとして飾る人も増えています。
さらに、夜になると自然に葉を閉じて眠るような姿を見せることから、「リラックスできる観葉植物」としても注目されています。
ただし、効果や効能をうたうような商品説明は避け、あくまで観賞用・学習用として楽しむのがポイントです。
オジギソウはどこで買える？まとめ
最後にもう一度、オジギソウを買うならどこがいいのか整理しておきましょう。
- 確実に入手したいなら通販（種・苗ともに豊富）
- 春〜初夏はホームセンターで苗を探すチャンス
- 100円ショップでは季節限定の種が見つかることも
- 寒さに弱いため、育てる時期と場所には注意
手軽に買えるうえ、育てる過程そのものも楽しいオジギソウ。小さな鉢植えで始めても、あの「おじぎ」する姿に思わず笑顔になってしまうはずです。
今年はぜひ、自分の手でオジギソウを育ててみてください。通販や近くのホームセンターを上手に使えば、いつでもあのユニークな植物と出会えます。
