カリッと香ばしい外側と、もっちり濃厚な中身がたまらない「カヌレ」。一度作ってみたいけれど、意外と悩むのが「カヌレ型はどこで買えるの?」という点ですよね。
実はカヌレ型は、素材によって焼き上がりが全く変わる繊細な道具。ネット通販から製菓道具専門店まで、さまざまな入手方法があります。
この記事では、人気メーカー別の特徴やおすすめの選び方、購入できる場所を分かりやすくまとめました。
カヌレ型はどこで買える?まず押さえたい購入ルート
カヌレ型は現在、主に以下の3つのルートで手に入ります。
- 通販サイト(Amazon・楽天など)
- 製菓道具の専門店(浅井商店、馬嶋屋など)
- 100円ショップや雑貨店(簡易型のみ)
一番確実で種類が豊富なのは、やはり通販。素材やサイズの比較も簡単で、レビューを参考に選びやすいのが魅力です。
一方で、実店舗で手に取って選びたい人は、製菓専門店を訪れるのがベスト。本格派の銅型や業務用の型が揃っています。
通販で買えるカヌレ型:種類・価格・特徴をチェック
Amazon・楽天市場のラインナップ
大手通販サイトでは、初心者向けからプロ仕様まで幅広く展開されています。
- シリコンモールド(Sidosir、Silikomartなど)
柔らかくて洗いやすく、空焼き不要。価格は1,000〜2,000円台で手軽に始められます。プリンやゼリーにも兼用可能。 - テフロン加工型(霜鳥製作所 ブラックフィギュア カヌレ焼型 D-076)
1個あたり500円前後。スチール素材にフッ素加工が施されており、型離れがよく失敗しにくいのが特徴。 - 業務用シリコン天板(Silikomart Flexible Silicone Mould Cannelés)
まとめ焼きができるため、家族やギフト用に大量生産したい人に人気。価格は2,000円台後半が目安。 - 銅製カヌレ型(浅井商店、馬嶋屋など)
本格派向け。熱伝導率が高く「外カリ中もち」に仕上がりやすい反面、手入れが必要で価格も1個2,000円前後と高価です。
通販では複数個セットや、型の素材比較も容易。焼き比べたい人には理想的な環境といえます。
実店舗での購入先:本格派に人気の製菓道具専門店
浅井商店(東京・かっぱ橋)
製菓・製パン道具の名門。プロも愛用する銅製カヌレ型を取り扱っています。
サイズ展開が豊富で、標準サイズからミニ・トールまで選べるのが特徴。店舗スタッフの知識も豊富で、使い方の相談もできます。
馬嶋屋 銅カヌレ型
アルミ・銅・テフロンなど素材別に多数揃えており、初心者から上級者まで対応可能。
オンラインショップも充実しているため、地方からでも購入しやすいのが魅力です。
富澤商店(TOMIZ)
全国展開の製菓材料店。オンライン通販と店頭の両方でカヌレ型を扱っており、シリコンモールドや金属型の定番が揃います。
100均・雑貨店・量販店でカヌレ型は買える?
最近では、ダイソーやセリアなどの100円ショップでも「シリコン製カヌレ型」が登場しています。
ただし、ミニサイズやお試し用が中心で、焼き上がりの質感はやや軽め。本格的なカヌレを目指すなら、やはり製菓道具専門の型がおすすめです。
ニトリ・無印良品・家電量販店などでは、2025年時点ではカヌレ型の取り扱いはほとんど見られません。
「店頭では見つからなかった」という声も多く、実店舗で探すなら専門店が確実です。
素材別に見るカヌレ型の特徴と選び方
銅製:プロ級の焼き上がりを求める人へ
- 熱伝導率が高く、外はカリッと中はしっとり。
- 手入れ(空焼き、乾燥、スズ引き)が必要。
- 長く使うほど味が出る「一生もの」。
本格志向なら、浅井商店や馬嶋屋の銅型が定番です。
アルミ・ステンレス・テフロン加工:扱いやすく初心者向け
- 型離れがよく焦げにくい。
- 軽量で洗いやすい。
- 比較的安価で揃えやすい(1個500円前後)。
特に霜鳥製作所のブラックフィギュアシリーズは、手頃な価格と品質で人気。
シリコンモールド:気軽にお菓子作りを楽しみたい人に
- 柔らかく扱いやすい。
- 空焼き不要で後片付けが簡単。
- プリンやムースなど他のお菓子にも使える。
ただし焼き上がりはやや柔らかめで、本格的なカリッと感は出にくい点に注意。
失敗しないカヌレ型の選び方ポイント
- 用途を決めてから選ぶ
「本格的に焼きたい」なら銅製、「手軽に楽しみたい」ならシリコンやテフロン加工を。 - 型のサイズを確認する
標準サイズ(直径5cm前後)・ミニサイズ(3cm前後)・トール型(高さ重視)など、仕上がりの印象が変わります。 - 型離れとお手入れを考える
テフロンやシリコンは油塗り不要で扱いやすい。銅や鉄は油慣らしが必要な場合も。 - 複数個取りの天板も検討
一度にたくさん焼きたい人は、8〜12個取りの天板タイプが便利。
人気メーカー別おすすめカヌレ型
- 霜鳥製作所 ブラックフィギュア カヌレ焼型 D-076
テフロン加工で型離れ抜群。1個500円前後でコスパ最強。 - Silikomart Flexible Silicone Mould Cannelés
柔らかくて扱いやすく、初心者にぴったり。約2,800円。 - Sidosir シリコンカヌレ型 15穴タイプ
大量焼きに便利。家庭用オーブンでも使いやすいサイズ感。 - 馬嶋屋 銅カヌレ型
職人仕上げの高級型。美しい焼き色と食感を求めるならこれ。
カヌレ作り初心者におすすめの始め方
初めてカヌレを焼く場合、まずは「テフロン加工型」または「シリコン型」からスタートするのが安心です。
焦げにくく、型離れも良いため、失敗が少なく経験を積みやすいのがポイント。
慣れてきたら、銅製の型にステップアップして“理想のカリッと感”を追求していくと良いでしょう。
また、バターやミツロウを塗るなど、型の使い方次第で焼き上がりが変わります。
お気に入りの型が見つかったら、自分なりの焼き方を探す楽しさも広がります。
まとめ:カヌレ型は通販と専門店で探すのが正解!
カヌレ型はどこで買えるかというと、最も確実なのは通販サイトと製菓道具専門店。
100円ショップや雑貨店でも見つかることはありますが、本格的な焼き上がりを求めるなら専用型がおすすめです。
素材によって仕上がりが変わるため、初心者はシリコンやテフロン、本格派は銅やアルミを選びましょう。
使い勝手や焼き上がりの違いを楽しみながら、自分に合ったカヌレ型を見つけてみてください。
そして、道具を揃えたら、いよいよ自宅で“外カリ中もち”の理想のカヌレ作りに挑戦してみましょう。
免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の商品の品質や効果を保証するものではありません。購入や使用にあたっては、各販売店・メーカーの最新情報をご確認ください。
