乾燥が気になる季節になると、肌のかさつきや粉ふき、手荒れが一気に増えてきますよね。そんなときに頼れるのが「ヘパリン類似物質」を配合した保湿クリーム。中でも、よりしっとり感が続く油性タイプは、ひどい乾燥やひび割れを繰り返す人にとって心強い存在です。この記事では、ヘパリン類似物質油性クリームがどこで買えるのか、販売店やおすすめの購入先を詳しく紹介します。
ヘパリン類似物質ってどんな成分?
ヘパリン類似物質とは、もともと医療現場で使われていた保湿・皮膚治療成分です。皮膚の水分保持を助けるだけでなく、血行促進作用や抗炎症作用もあるため、乾燥によるひび割れや肌荒れの改善、しもやけや軽い炎症のケアにも用いられてきました。
もともとは処方薬として「ヒルドイド」など医療用医薬品の形で使われていましたが、近年は市販薬や医薬部外品としても登場し、ドラッグストアや通販で誰でも手軽に購入できるようになっています。特に「油性クリームタイプ」は、水分の蒸発を防いで長時間しっとり感をキープできるため、乾燥がひどい人に人気です。
医療用と市販品の違い
まず押さえておきたいのが、「ヘパリン類似物質配合」と書かれた製品には2つのタイプがあるという点です。ひとつは医師の処方が必要な医療用医薬品、もうひとつはドラッグストアなどで買える一般用医薬品・医薬部外品です。
医療用のものは成分濃度や処方の自由度が高く、治療目的で使用されます。一方、市販品はスキンケアや日常の乾燥対策を目的としており、濃度は抑えめ。とはいえ日常的な保湿には十分な効果があり、顔・手・体のどこにでも使えるのが魅力です。
市販で買える代表的なヘパリン類似物質油性クリーム
市販されているヘパリン類似物質配合クリームには、さまざまなブランドや種類があります。その中でも特に人気の高い製品を紹介します。
- ヒルメナイド油性クリームプラス
マツモトキヨシが展開するプライベートブランドから販売されている油性タイプ。ヘパリン類似物質に加え、白色ワセリンが配合されており、水分を逃さず肌の上に保護膜を作ります。ひじやかかとなど、乾燥がひどい部分の集中ケアに向いています。 - ヒルマイルド クリーム/ヒルマイルド ローション(健栄製薬)
ヘパリン類似物質を0.3%配合したシリーズ。ヒルマイルド クリームタイプはしっとり、ヒルマイルド ローションタイプは全身使いにおすすめ。敏感肌の人でも使いやすいよう無香料・無着色で、赤ちゃんから大人まで幅広く使えます。 - ビーソフテンクリーム
医療現場でも長く使われてきたブランド。保湿力が高く、顔や体全体に使いやすい質感が特徴です。のびが良くベタつきにくいため、朝のケアにも使えます。 - ヘパリン類似物質油性クリーム0.3%
病院で処方されるタイプに近い使い心地を求める人に人気。メーカーによって価格や使用感は異なりますが、処方薬よりも手軽に入手できるのが魅力です。
販売店:ドラッグストアでの取り扱い
ヘパリン類似物質油性クリームは、全国の主要ドラッグストアで販売されています。
- マツモトキヨシ(ヒルメナイド油性クリームプラスなど)
- ウエルシア薬局
- ココカラファイン
- スギ薬局
- ツルハドラッグ
店舗によって取り扱いブランドは異なりますが、「乾燥肌ケア」「保湿クリーム」などのコーナーで見つかることが多いです。中には医薬品コーナーに陳列されていることもあるため、店員さんに「ヘパリン類似物質入りのクリームを探しています」と聞くとスムーズです。
ネット通販で買えるおすすめ購入先
忙しくて店舗に行けない人は、ネット通販を利用するのがおすすめです。ヘパリン類似物質配合クリームは、Amazonや楽天市場などの大手ECサイトでも多数販売されています。
- Amazon.co.jp
価格比較がしやすく、まとめ買いや定期便の対象商品もあります。レビュー数が多い製品を選ぶと失敗しにくいでしょう。 - 楽天市場
ポイント還元率が高く、複数のショップが価格競争をしているためお得に購入しやすいです。特にヒルマイルドやヒルメナイド油性クリームプラスの公式販売店が出店していることもあります。 - Yahoo!ショッピング・Qoo10など
クーポン配布やタイムセールを活用すると実店舗よりも安く買える場合があります。
オンラインでは「医薬部外品」や「第2類医薬品」などの分類が明記されているので、必ず成分と用途を確認してから購入しましょう。
油性クリームの選び方
ヘパリン類似物質クリームといっても、「油性タイプ」「クリームタイプ」「ローションタイプ」などさまざま。自分の肌の状態に合わせて選ぶのがポイントです。
- 乾燥がひどく、粉をふくような状態 → 油性クリームや軟膏タイプ
- 顔や首などベタつきが気になる部位 → 乳液タイプやジェルタイプ
- 全身に広く塗りたい → ローションやミルクタイプ
油性クリームはしっとり感が続く一方で、やや重ための質感。夜のケアや手荒れ・かかとケアに使うのが効果的です。
使用時の注意点とコツ
市販のヘパリン類似物質クリームは、基本的に安全性の高い成分で作られていますが、使用の際にはいくつか注意点があります。
- 傷口や粘膜には塗らない
- 出血性疾患・血液凝固異常がある人は医師に相談
- 肌に合わないと感じたら使用を中止
また、効果的に使うには「お風呂上がりの清潔な肌」に塗るのがおすすめ。水分が蒸発する前にクリームでフタをすることで、潤いを逃さずキープできます。
口コミで人気の理由
口コミを見てみると、ヘパリン類似物質油性クリームが支持されている理由がよくわかります。
- 「皮膚科で処方されたヒルドイドに近い使い心地」
- 「ベタつかず伸びがいいのに、朝までしっとり」
- 「冬の手荒れ対策に欠かせない」
特に、家事や水仕事の多い人、乾燥肌や敏感肌の人から高評価を得ています。スキンケアだけでなく、ひじやかかとの硬くなった部分のケアにも使える万能さも魅力です。
処方薬が必要なケースも
もしも乾燥や肌荒れが長期間続く、赤みやかゆみが強いなどの症状がある場合は、自己判断せず皮膚科を受診しましょう。市販のヘパリン類似物質クリームはあくまで軽い乾燥ケア用。医師の診断によっては、より効果的な治療薬を処方してもらえることがあります。
ヘパリン類似物質油性クリームはどこで買える?販売店とおすすめ購入先
改めてまとめると、ヘパリン類似物質油性クリームは次のような場所で購入できます。
- 全国のドラッグストア(マツモトキヨシ・ウエルシア・スギ薬局など)
- 大手通販サイト(Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング など)
油性タイプは特に乾燥が強い季節や部位にぴったり。しっとり感が長持ちし、毎日のスキンケアに取り入れるだけで肌の調子が安定しやすくなります。
一方で、症状が改善しないときは医療機関で相談することも忘れずに。自分の肌と上手につき合いながら、日常のケアにヘパリン類似物質油性クリームを取り入れてみてください。
