三重県桑名の名物として知られる「安永餅」。細長い形にのびやかに焼かれた香ばしいお餅と、なめらかな粒あんの絶妙な組み合わせは、地元の人はもちろん、旅行者やお土産ファンにも人気です。
この記事では、そんな安永餅がどこで買えるのか、実店舗から通販、名古屋での購入方法までをわかりやすくまとめます。
安永餅とは？歴史ある桑名の銘菓
安永餅（やすながもち）は、江戸時代から続く三重県桑名市の老舗和菓子。米粉の生地で粒あんを包み、細長くのばして香ばしく焼き上げた素朴な味わいが特徴です。
ひと口食べると、外は少し香ばしく、中はもっちり。粒あんの自然な甘さが口いっぱいに広がります。飽きのこない味で、お茶請けにもぴったり。
名前の由来は、江戸時代の元号「安永」から。昔から東海道の宿場町・桑名の名物として旅人に親しまれてきました。
作り手は二つの老舗 「永餅屋老舗」と「安永餅本舗 柏屋」
安永餅を作っているのは、実は二つの老舗です。どちらも味にこだわりがあり、食べ比べる人も多いです。
- 永餅屋老舗（ながもちやろうほ）
桑名で最も古い製造元のひとつ。外の焼き加減が香ばしく、粒あんの甘みがしっかり感じられます。
シンプルながら奥深い味わいで、地元では「桑名の顔」として知られています。 - 安永餅本舗 柏屋（かしわや）
同じく桑名で長年愛されているお店。こちらはやや柔らかめの餅と、上品な甘さのあんが特徴。
どちらも伝統製法で作られており、「どちら派？」と話題になるほど。
観光で桑名を訪れるなら、両方を買って食べ比べてみるのもおすすめです。
桑名市内で安永餅を買うならここ！
桑名市内では、できたてを購入できる直営店が点在しています。
お店によって焼きたてが手に入る時間帯が違うので、午前中の訪問が狙い目です。
- 永餅屋老舗 本店（三重県桑名市有楽町35）
桑名駅から徒歩5分。昔ながらの店構えが印象的で、焼き立てを求めて地元客が絶えません。 - 安永餅本舗 柏屋 本店（桑名市中央町）
落ち着いた雰囲気の店で、店内では箱詰めのギフトも販売。贈り物にも人気です。 - イオン桑名店・アピタ桑名店など地元スーパーでも一部販売。
見つけたら迷わず手に取りたい一品です。
桑名駅周辺ではキヨスクやベルマートにも並ぶことがあるため、電車の乗り換え時に買うのも便利です。
名古屋で安永餅を買える場所
名古屋市内でも、安永餅は人気の土産として扱われています。特に名古屋駅周辺には複数の販売スポットがあります。
- JR名古屋駅「グランドキヨスク（GRAND KIOSK）」
改札外コンコースにある大型店舗。東海地方の名菓が並ぶ中に安永餅もあります。 - ベルマート（BEER MART）各店舗
名古屋駅内の売店でも一部取り扱いあり。店舗によって入荷状況が異なるため、午前中が狙い目です。 - 松坂屋 名古屋店・ジェイアール名古屋タカシマヤ
デパ地下の銘菓コーナーに並ぶことがあります。催事期間中には特設コーナーが設けられることも。
名古屋から桑名までは電車で30分ほどですが、急ぎのときは駅売店で購入するのが便利です。
高速道路・サービスエリアでも買える
ドライブや出張の途中で買いたいなら、高速道路のサービスエリアも要チェックです。
- 東名阪自動車道 湾岸長島PA
- 名神高速道路 養老SA
- 東名阪道 大山田PA・鈴鹿PA
特に湾岸長島PAは桑名の隣町に位置しており、出来たてが入荷することもあります。ドライブ途中に立ち寄れば、旅の楽しみも倍増です。
通販で安永餅を買う方法（名古屋配送対応あり）
「近くに売っていない」「贈り物にしたい」という人には通販がおすすめです。
永餅屋老舗が運営する公式オンラインショップなら、全国配送に対応しています。
- 永餅屋老舗 公式オンラインショップ
10本入り・15本入り・20本入りなど、用途に応じたサイズ展開。
名古屋市内を含む全国配送が可能で、冷蔵便で届きます。
賞味期限は発送日を含めて数日間のため、到着後はなるべく早めに食べるのがおすすめ。
価格は10本入りでおよそ1,100円前後（税抜）。贈答用の箱入りタイプも用意されています。
通販利用時の注意点
安永餅は無添加のため、賞味期限が短め。長期保存には向かず、発送後は数日以内に食べきるのが理想です。
また、夏季（6〜9月ごろ）は高温多湿の影響で一時的に通販を休止する期間が設けられることがあります。注文時は公式サイトの案内を確認しておくと安心です。
贈答用の場合は「到着希望日」を指定できるので、手土産やお中元にも利用できます。
クール便で届くため、受け取りの際は冷蔵庫を空けておきましょう。
Amazonや楽天でも買える？
公式通販以外にも、Amazonや楽天市場などの大手通販サイトで販売されていることがあります。
ただし、出品者や在庫状況によって価格が変動するため、購入時はレビューや出荷元を必ず確認してください。
ポイント還元やまとめ買いキャンペーンを活用すれば、公式サイトよりお得に入手できる場合もあります。
賞味期限と保存方法
安永餅はできたてを味わうのが一番。購入から2〜3日以内を目安に食べるのがおすすめです。
保存する場合は、直射日光を避けて冷暗所で常温保存。ただし夏場は冷蔵庫の野菜室など、湿度が低めの場所を選びましょう。
冷凍保存も可能ですが、風味がやや落ちるため、早めに食べるのがベストです。
食べる前に電子レンジで10〜20秒ほど温めると、もちもち感がよみがえります。トースターで軽く焼けば香ばしさも復活します。
安永餅と「なが餅」の違い
似た名前の「なが餅（笹井屋）」と混同されることもありますが、実は別のお菓子。
なが餅は四日市発祥で、形や製法は似ているものの、あんの甘みや焼き色が異なります。
どちらも三重を代表する名菓なので、食べ比べてみると違いがよくわかります。
名古屋から取り寄せるならどの方法が便利？
名古屋市内に住んでいる人なら、駅構内のグランドキヨスクや高島屋で買うのが手軽です。
もし確実に手に入れたい場合は、永餅屋老舗の通販を利用するのが確実。
注文すれば最短で翌日着（地域による）なので、急な贈り物にも対応できます。
贈答用途であれば、熨斗付き・ギフト包装も選べるので、年末年始や法要の手土産にも重宝します。
安永餅どこで買える？まとめとおすすめ購入方法
最後にもう一度、安永餅を買う方法をまとめます。
- 桑名市内の直営店（永餅屋老舗・柏屋）で焼きたてを購入
- 名古屋駅構内のグランドキヨスク、デパ地下でも販売あり
- 高速道路のPA・SA（湾岸長島、大山田、養老など）で入手可能
- 永餅屋老舗公式オンラインショップで全国発送対応（名古屋含む）
- Amazon・楽天でも一部販売（要在庫確認）
安永餅は、昔ながらの味を守りながらも、今のライフスタイルに合わせてさまざまな購入手段が用意されています。
現地で焼きたてを楽しむもよし、通販でゆっくり味わうもよし。どちらでも変わらぬおいしさが楽しめます。
名古屋や東海地方を訪れる際は、ぜひ一度「本場の安永餅」を手に取ってみてください。
そのやさしい甘みと香ばしい風味が、きっと忘れられない旅の味になります。
