鎌倉や江の島観光の移動手段といえば、やっぱり江ノ電ですよね。そんな江ノ電をお得に、そして自由に楽しめる乗車券が「のりおりくん」です。
この記事では、「江ノ電のりおりくんはどこで買えるの?」という疑問に答える形で、購入場所や買い方、紙・デジタル版の違いなどを詳しく紹介します。
江ノ電のりおりくんとは?一日中乗り降り自由のフリーパス
「のりおりくん」は、江ノ島電鉄(江ノ電)の全線で1日に何度でも乗り降りができる1日乗車券です。
藤沢駅〜鎌倉駅間(全長約10km)を自由に行き来できるため、鎌倉・長谷・江の島といった人気観光地を気軽にめぐることができます。
料金は大人800円、子ども400円。
たとえば「鎌倉〜江ノ島」「江ノ島〜藤沢」をそれぞれ片道で乗るだけでも往復運賃が700円を超えるので、少しでも乗り降りする予定があるなら、のりおりくんのほうが断然お得です。
1日有効のため、途中下車しながらカフェ巡りやお寺巡りを楽しめるのも魅力。観光シーズンには多くの旅行者が利用しています。
のりおりくんはどこで買える?販売場所一覧
ここからは、実際に「のりおりくん」を購入できる場所を紹介します。紙のチケットとデジタル版の2種類があり、購入方法も異なります。
1. 江ノ電の全駅券売機で購入
最も基本的な買い方は、江ノ電の駅で購入する方法です。
鎌倉駅・長谷駅・江ノ島駅・藤沢駅など、江ノ電の全ての駅に設置されている自動券売機で販売されています。
購入方法はシンプルで、券売機のメニューから「のりおりくん」を選ぶだけ。
現金または一部駅では交通系ICカード(Suica、PASMOなど)での購入も可能です。
紙のチケットはかわいい江ノ電デザインで、旅の記念に持ち帰る人も多い人気アイテムです。
券売機の稼働時間は各駅の始発〜終電まで。
ただし観光シーズンは券売機が混み合うため、時間に余裕を持って購入すると安心です。
2. スマホで買えるデジタル版(EMotチケット)
最近は、スマートフォンで購入できる「デジタルのりおりくん」も登場しています。
アプリ「EMot」またはWebサイト「EMotオンラインチケット」から購入でき、QRコードを表示して駅でかざすだけで乗車できます。
購入の流れは以下の通りです。
- EMotアプリをダウンロード(iPhone / Android対応)
- 「江ノ電1日乗車券 のりおりくん」を選択
- 利用日・人数・区分(大人/子ども)を指定
- クレジットカードやPayPayなどで支払い
- 当日、駅改札にある専用リーダーにQRコードをかざして乗車開始
アプリ不要でWebブラウザからも購入できるため、スマホ操作に慣れていない人でも簡単に利用できます。
購入は利用日の1か月前から可能。紙チケットのように現地で並ぶ必要がなく、事前に準備できるのが魅力です。
3. ホテルや宿泊施設でも購入できる
江ノ電沿線の一部ホテルや旅館では、「のりおりくん」をフロントで販売しています。
たとえば以下のような宿泊施設が取り扱っています。
- ホテルメトロポリタン鎌倉
- ホテル法華クラブ湘南藤沢
- トーセイホテル ココネ鎌倉
- 鎌倉プリンスホテル
- 紀伊国屋旅館
- ほてる彩夏 など
宿泊時にフロントで購入できるため、朝からスムーズに江ノ電観光をスタートできます。
ただし販売時間や在庫数は施設によって異なるため、事前に確認しておくと安心です。
4. コンビニで買えるセット券も
単体の「のりおりくん」とは別に、周辺施設とのセット券も販売されています。
代表的なのが「新江ノ島水族館入場券+のりおりくん」のセットです。
セブンイレブンやローソン、ファミリーマートなど主要コンビニの端末から購入可能。
発券されたチケットを持って江ノ電に乗車できます。
セット券は通常よりも少しお得な価格で販売されており、新江ノ島水族館に立ち寄る予定があるならチェックしておきたいところです。
コンビニでの購入は現金・電子マネーなどが使えるため、事前準備がしやすいのもポイントです。
紙チケットとデジタル版、どっちを選ぶ?
紙とデジタル、どちらも便利ですが、それぞれに特徴があります。
旅行スタイルに合わせて選びましょう。
紙チケットのメリット
- 全駅の券売機で購入可能
- 切符デザインがかわいく記念になる
- スマホ操作が苦手でも安心
デジタルチケットのメリット
- 並ばずにいつでも購入可能
- 紛失リスクが少ない
- QRコードで改札通過がスムーズ
観光中にスマホをよく使う人はデジタル版がおすすめ。
一方で、旅の記念や紙の切符の質感を楽しみたいなら、駅で購入する紙タイプがぴったりです。
のりおりくんの使い方と有効期限
使い方はとても簡単。
購入日当日に限り、江ノ電の全線で何度でも乗り降り自由です。
デジタル版は「使う」ボタンを押すとその時点から有効化され、24時まで利用できます。
1日中有効なので、たとえば鎌倉でお寺を巡ってから江の島へ行き、夕方に再び鎌倉へ戻るといったルートもOK。
どの駅でも途中下車できるため、気になったお店やカフェを見つけたらすぐ降りられるのが魅力です。
なお、有効期間は「利用開始当日限り」。
翌日に持ち越すことはできません。使い始めるタイミングに注意しましょう。
のりおりくん利用時の注意点
便利な乗車券ですが、いくつか知っておきたい注意点もあります。
- 払い戻しは利用前のみ可能
一度使い始めたあとの払い戻しはできません。利用前に旅程が変更になった場合は、購入元で払い戻しルールを確認しましょう。 - デジタルチケットはスマホ1台につき1枚
同じ端末で複数人分をまとめて表示することはできません。家族やグループで利用する場合は、それぞれのスマホで購入する必要があります。 - 混雑時は券売機に行列ができることも
特にゴールデンウィークや夏休みは観光客が多く、購入まで時間がかかる場合があります。時間に余裕をもって動くと安心です。 - 他社線への乗り入れは不可
のりおりくんは江ノ電専用チケットのため、JR鎌倉駅や小田急藤沢駅の区間は対象外です。
江ノ電観光をもっと楽しむ活用例
「のりおりくん」を使えば、江ノ電沿線の名所を効率よく巡れます。
おすすめの観光ルートを一例として紹介します。
- 藤沢駅スタート
→ 小田急線でアクセスしやすく、朝のスタートにぴったり。 - 江ノ島駅で下車
→ 江の島観光や海辺の散歩、新江ノ島水族館にも徒歩圏内。 - 長谷駅で下車
→ 鎌倉大仏(高徳院)や長谷寺を散策。 - 極楽寺駅〜稲村ヶ崎駅
→ 海を望む絶景スポットが点在。撮影にも人気。 - 鎌倉駅ゴール
→ 小町通りで食べ歩き、鶴岡八幡宮で締めくくり。
このルートを通常運賃で移動すると1,000円以上かかることもありますが、のりおりくんなら800円で何度でも乗り降りできます。
時間を気にせず「次はどこに行こうか」と気軽に旅を楽しめるのが魅力です。
まとめ:江ノ電のりおりくんはどこで買える?
「江ノ電のりおりくん」は、江ノ電を自由に乗り降りできる便利でお得な1日乗車券です。
購入場所は次の4つ。
デジタルでも紙でも購入でき、どちらも価格は同じ。
観光の目的やスタイルに合わせて、使いやすい方法を選ぶのがポイントです。
鎌倉・江の島の観光は、移動そのものが旅の一部。
車窓に広がる海や街並みを眺めながら、のりおりくんを片手に江ノ電の旅を満喫してみてください。
