スマホの価格が年々上がる中、「手頃な価格でちゃんと使える機種はないの？」と探している人も多いはず。そんな人にぴったりなのがXiaomiの**Redmi 12 5G**です。
2万円台で買える5Gスマホとして注目され、実際に使ってみると「価格以上の快適さ」を感じるポイントが多くあります。この記事では、実機の使用感をもとに、性能・デザイン・カメラ・電池持ちまで徹底的にレビューしていきます。
コスパの理由を探る：Redmi 12 5Gの基本スペック
まずはRedmi 12 5Gのスペックをざっくり紹介します。
・約6.79インチのフルHD+ディスプレイ（90Hz対応）
・Snapdragon 4 Gen 2搭載
・メモリ4GB／8GB、ストレージ128GB〜256GB
・5000mAhバッテリー
・メインカメラ50MP＋深度カメラ2MP
・5MPフロントカメラ
・Android 13（MIUI搭載）
この価格帯で90HzディスプレイやSnapdragon 4 Gen 2チップ、5G対応まで押さえているのは驚きです。
実売2万円台でここまで詰め込めるのは、さすがコスパ王・Xiaomiといったところ。
デザインと質感：安っぽさを感じさせない仕上がり
エントリーモデルながら、Redmi 12 5Gは見た目がしっかりしています。
背面はガラス風の仕上げで、指で触れてもチープさが少なく、手に持ったときの“重厚感”すら感じるほど。
正面はほぼ全面ディスプレイで、ベゼルも薄く、いわゆる「安いスマホ」の印象はまったくありません。
本体サイズは少し大きめで、片手操作はやや厳しいですが、その分画面の迫力は抜群。
動画視聴やSNS閲覧中心の人にはむしろ嬉しいサイズ感です。
大画面ディスプレイの見やすさと快適さ
6.79インチのディスプレイは、映像の迫力が魅力。
YouTubeやNetflixなどの動画視聴はもちろん、Web閲覧や電子書籍も快適に楽しめます。
リフレッシュレートが90Hzなので、スクロールが滑らかで指に吸い付くような感覚もあります。
ただし、屋外での明るい場所では画面が少し見づらく感じることも。
最大輝度は控えめなので、日中の屋外使用が多い人はやや注意が必要です。
Snapdragon 4 Gen 2の実力は？動作の安定感をチェック
「格安スマホ＝もっさり動作」というイメージを覆してくれるのが、Redmi 12 5G。
Snapdragon 4 Gen 2とMIUIの最適化によって、普段使いでは十分スムーズに動作します。
SNSの閲覧、LINEやメール、ブラウジング、YouTube再生といった一般的な用途でストレスを感じることはほぼありません。
Antutuベンチマークでは約40万点台を記録しており、同価格帯では優秀な部類です。
ただし、3Dゲームなど負荷の高いアプリを長時間プレイすると、フレーム落ちや発熱を感じることもあります。
ゲームメインで考えている人は、もう一段上の機種を検討した方がよいでしょう。
メモリ容量による差：4GBより8GBモデルが安心
Redmi 12 5Gは4GB／8GBのメモリモデルがあります。
レビューを見る限り、4GBモデルだとアプリの切り替え時にややもたつくことがあるとの声も。
複数アプリを同時に開いたり、SNS＋ブラウザ＋動画のように並行操作する人は8GBモデルの方が安心です。
価格差も大きくないので、長く快適に使うなら8GB版をおすすめします。
カメラ性能：日常使いなら十分
カメラはメインが50MP、サブが2MPのシンプルなデュアル構成。
日中の屋外撮影ではしっかりとしたディテールと発色を出してくれ、SNS投稿レベルなら文句なし。
逆光や夜間はノイズが目立ちますが、AI補正である程度整えてくれるため、簡単なスナップには十分使えます。
ポートレートモードでは背景ボケも自然で、被写体をしっかり浮かび上がらせてくれる点も好印象。
ただし、夜景や暗所撮影を重視するなら上位機種の方が良いでしょう。
バッテリー持ちと充電速度
5000mAhの大容量バッテリーは、やはり頼もしい存在。
SNSや動画中心の使い方なら1.5日ほど持ち、節電モードを使えば2日近く稼働することもあります。
スタンバイ時の電力消費も少なく、朝フル充電すれば夜まで余裕で使える安定感があります。
一方で、急速充電は18W対応と控えめ。
約2時間で満充電といったところで、爆速とはいえません。
寝る前に充電するスタイルならまったく問題ないでしょう。
使い勝手：便利機能が充実
Redmi 12 5Gはエントリーモデルながら、使い勝手を高める機能がしっかり搭載されています。
・側面指紋認証＋顔認証
・microSDカードスロット（最大1TB対応）
・イヤホンジャック搭載
・防滴仕様
・デュアルSIM対応
この価格帯でここまで詰め込むのはかなりの太っ腹です。
特に指紋認証の精度が高く、軽く触れるだけで即ロック解除できる点は便利。
また、日本版はおサイフケータイ（Felica）にも対応しており、コンビニ決済もスムーズです。
実際の口コミから見える満足度
ユーザーレビューを覗くと、「動作が軽くて快適」「画面が大きく見やすい」「コスパが良すぎる」といったポジティブな意見が目立ちます。
一方で、「カメラは普通」「充電が遅い」「少し重たい」という声もあり、使う人のスタイルによって評価が分かれる印象です。
ただ、総合的な満足度は非常に高く、初めてのスマホ、学生、サブ機としての利用など幅広い層に支持されています。
安さだけでなく、実用性を重視した“ちょうど良いスマホ”として選ばれている理由がわかります。
5G対応と通信面の安心感
Redmi 12 5Gは名前の通り5G通信に対応。
ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルなど主要キャリアのバンドを幅広くサポートしており、SIMフリーで柔軟に使えます。
格安SIMとの相性も良く、乗り換え先としても人気です。
通信の安定性も高く、動画視聴やリモート会議も快適にこなせます。
Redmi 12 5Gレビューの総括：2万円台でここまでできる時代
「安いスマホ＝妥協の塊」という時代はもう終わりました。
Redmi 12 5Gは、必要な機能をバランスよく備え、日常生活をしっかり支える実力派です。
特に以下のような人にはぴったりです。
・低予算で5Gを体験したい
・動画やSNSを快適に楽しみたい
・サブスマホを探している
・学生やシニア世代の初めてのスマホに
逆に、カメラ性能やゲーム性能を求める人には物足りなさが残るかもしれません。
しかし「価格と性能のバランス」で考えるなら、間違いなくトップクラスのコスパ機種です。
Redmi 12 5Gレビュー｜最後にもう一度まとめると
Redmi 12 5Gは、安さと使いやすさのバランスが秀逸なスマートフォン。
大画面・長持ちバッテリー・快適な動作・5G対応と、普段使いで欲しい要素をきちんと満たしています。
“安いのに妥協しない”というテーマを体現するスマホといえるでしょう。
これからスマホを新調したいけれど、ハイエンドモデルはちょっと高い……という人にこそ、ぜひ試してほしい1台です。
