「f90って実際どうなの?」
そんな疑問を持つ人のために、今回はBMWの名車・M5 F90を中心に、国内外のレビューや口コミをまとめました。
走行性能の評価から、乗り心地、燃費、維持費まで、リアルな声を交えながら解説します。
f90とは?M5シリーズの中でも特別な存在
F90とは、BMWが誇る高性能セダン「M5」の6代目モデルにあたる型式。
2017年に登場し、2023年まで生産されたモデルです。見た目は上品な5シリーズですが、中身はまさにモンスター。
4.4リッターV8ツインターボエンジンを搭載し、0-100km/h加速はわずか3秒台前半。
この数字だけで、その性能が一般的なセダンとは一線を画していることが分かります。
xDriveと呼ばれる四輪駆動システムを採用し、どんな路面でも強烈なトラクションを発揮。
必要に応じて後輪駆動モードにも切り替えられ、サーキット走行も楽しめる万能ぶりが特徴です。
つまり、通勤もドライブもサーキットも1台でこなす“究極の大人のスポーツセダン”と言えます。
圧倒的な走行性能に惚れる声多数
口コミやレビューを見ても、まず最初に挙がるのが「加速が異次元」という感想。
F90は電子制御で緻密にパワーを配分し、踏み込んだ瞬間にまるでロケットのように加速します。
実際に乗ったオーナーの声をいくつかまとめると――
- 「高速の追い越しが一瞬。気づけば制限速度を超えてしまう」
- 「加速Gが強烈。でも怖くない。不思議な安定感がある」
- 「Mボタンで走行モードを変えるだけで、性格がまるで別の車に」
こうした体験談が多く、単に速いだけでなく“コントロールできる速さ”が評価されています。
これはBMWが長年培ってきたMチューニングの賜物。
Competitionモデルではさらに出力が上がり、足回りも引き締められており、よりスポーティな走りを楽しめます。
乗り心地と静粛性も一級品
「高性能セダン=乗り心地が硬い」というイメージを覆すのもF90の特徴です。
コンフォートモードではサスペンションが柔らかく、街乗りでも快適。
長距離ドライブでも疲れにくく、ファミリーカーとして使っている人もいます。
- 「高速道路ではまるでビジネスクラスのような快適さ」
- 「エンジン音は力強いが、車内は静かで上質」
- 「家族からも“この車なら遠出も楽しい”と言われた」
もちろん、Competition仕様では足回りが硬めで、路面の凹凸を感じやすいという声もあります。
ただ、それを“スポーティで心地いい刺激”と捉えるユーザーも多く、乗り味に関しては好みが分かれるところです。
インテリアの質感とテクノロジー
BMWらしく、内装の質感も非常に高いです。
シートはホールド性がありつつ、長時間でも疲れにくい。
レザーの触感や金属パーツの質感など、細部まで丁寧に仕上げられています。
さらに、最新のドライバーアシストやHUD(ヘッドアップディスプレイ)、
インフォテインメント機能なども充実しており、
「スポーツカーでありながらラグジュアリーセダン」としての顔も持っています。
- 「ナビの操作が直感的で使いやすい」
- 「Apple CarPlayとの連携がスムーズ」
- 「計器類のデザインが未来的でテンションが上がる」
内装の満足度は非常に高く、「これ以上何を望む?」という声さえ見られます。
気になる燃費と維持費の現実
とはいえ、良いところばかりではありません。
F90のオーナーが共通して挙げる不満点の筆頭は「燃費の悪さ」。
街乗りでは5〜6km/L程度、高速でも10km/Lを超えるのは難しいという声が多く聞かれます。
ただし、これは4.4LツインターボV8というモンスターエンジンを積んでいることを考えれば当然の結果。
このクラスの車に“燃費を求めない”という意見も多く見られます。
また、維持費もそれなり。
自動車税や保険料、タイヤ交換費用などが高額で、年に数十万円規模になることも珍しくありません。
「覚悟がないと維持できない」と言われるのも事実です。
しかし、それでも多くのオーナーが手放さないのは、
この車でしか味わえないドライビング体験があるからです。
デメリットや気になる点も正直に
口コミの中には、以下のような声もあります。
- 「街中では車幅が大きく、取り回しに気を使う」
- 「スタート直後のエンジン音がやや大きい」
- 「ステアリングフィールがもう少しダイレクトでもいい」
- 「走行モードが多く、慣れるまで時間がかかる」
これらは“超高性能セダン”というカテゴリーゆえの宿命とも言えます。
ただし、電子制御による安全性や安定性が非常に高いため、
多くのユーザーは「総合的には大満足」と答えています。
中古市場でのf90の人気
新車時は2,000万円近くするF90ですが、
中古市場では徐々に手が届く価格帯に入ってきました。
特にM5 Competitionは人気が高く、状態の良い個体は価格が下がりにくい傾向にあります。
購入を検討する際のポイントとしては――
- 整備履歴がしっかり残っているか
- ターボやミッション関連のメンテ状況
- 足回りや電子制御系の異常の有無
これらをチェックすることが大切です。
しっかりメンテされた個体を選べば、長く楽しめる一台になります。
むしろ中古でこそ、F90のコストパフォーマンスは光ります。
まとめ:f90の口コミとレビューから見える結論
口コミやレビューを総合すると、F90は“速くて快適で、美しい”という三拍子そろったセダン。
唯一の弱点は燃費と維持費ですが、それを補って余りある走行性能と満足感を提供してくれます。
日常では上質なラグジュアリーカーとして。
そしてアクセルを踏み込めば、スーパーカー顔負けの走りを見せる。
この二面性こそ、F90が愛される理由です。
結論として――
「日常で使える最強のスポーツセダン」。
これが、口コミとレビューから見たf90の真実です。
