「手のひらサイズで5Gが使えるスマホ」と聞くと、ちょっと信じがたいですよね。
でも、そんな夢を形にしたのが Unihertz(ユニヘルツ) の「Jelly Max(ジェリーマックス)」です。
今回はこのJelly Maxを実際に使ったレビューや評判、スペック、メリット・デメリットまで、徹底的に解説していきます。
Jelly Maxとは?驚くほど小さい5G対応スマホ
Jelly Maxは、中国のガジェットメーカー Unihertz が開発した超小型スマートフォンです。
「Jelly」シリーズはもともと“世界最小クラスのAndroidスマホ”として人気でしたが、今回のJelly Maxはその最新モデル。
名前の通り、“最大”の進化を遂げたコンパクトスマホといえます。
サイズは 5.05インチ。
一般的なスマホよりずっと小さく、手のひらにすっぽり収まる感覚です。
それでいて、5G通信・Android 14・66W急速充電 といった最新機能を搭載しており、「小さくても本格的に使える」という点が最大の魅力になっています。
デザインと質感:丸みのある手なじみと透明デザイン
Jelly Maxを初めて手に取ると、その独特のフォルムに驚きます。
背面は透明感のあるカーブデザインで、スマホというより“未来の小型端末”のような印象。
コンパクトなのに存在感があるんです。
丸みを帯びたボディは手にフィットし、長時間持っていても疲れにくい。
ただ、厚みが約16mmあるため、ポケットに入れると少し“詰まった”感じがします。
それでも、このサイズ感で高性能を詰め込んでいると考えれば納得できるでしょう。
「とにかく手の中で完結するスマホがほしい」という方にとって、このデザインは理想的です。
スペック紹介:小型なのに中身は本格派
Jelly Maxの内部スペックを見ていくと、その実力が分かります。
- プロセッサ:MediaTek Dimensity 7300
- RAM:12GB
- ストレージ:256GB(UFS 3.1)
- ディスプレイ:5.05インチ LCD(1520×720)
- バッテリー:4000mAh(66W急速充電対応)
- カメラ:100MPメイン + 3.4倍望遠、32MPフロント
- OS:Android 14
- その他:NFC、赤外線、指紋・顔認証、Dual SIM対応
このサイズのスマホでここまでの性能を積むのは驚きです。
特に 12GB RAMと256GBストレージ は、ミドルレンジどころか一部ハイエンド機にも匹敵します。
小ささとスペックの両立という点で、他のスマホにはない個性を放っています。
操作感とパフォーマンス
「小さいスマホって動作が遅いのでは?」と思う方も多いでしょう。
しかし、Jelly Maxは想像以上にサクサク動きます。
アプリの起動、SNSの閲覧、動画再生など、普段使いの範囲ではストレスを感じません。
MediaTek Dimensity 7300の恩恵で、マルチタスクも軽快です。
ゲームも『原神』や『Call of Duty Mobile』程度なら設定を落とせば十分プレイ可能。
小さい画面がネックになることはありますが、動作面での不満はほとんど見られません。
ディスプレイの印象と視認性
5インチという小ささながら、解像度はHD+相当で文字や画像もはっきり表示されます。
SNSやニュース、メッセージの確認など、情報のチェックには十分な視認性。
ただし、リフレッシュレートは60Hz固定。
120Hzなど滑らかな動きを重視する人には少し物足りないかもしれません。
また、屋外の強い日差し下ではやや反射が気になるという声もあります。
それでも日常使いには問題ないレベルで、コンパクト端末としての実用性は高いです。
カメラ性能の実力
Jelly Maxの背面カメラはなんと 100メガピクセル。
数値だけ見るとハイエンド機並みですが、実際の写りは「良くも悪くもスマホらしい」印象です。
日中の撮影では非常に鮮明で、色の再現も自然。
SNS投稿用の写真なら十分すぎるクオリティです。
一方で、夜間や暗い室内ではノイズが出やすく、ナイトモードも未搭載。
写真にこだわるユーザーには少し物足りないかもしれません。
とはいえ、このサイズで望遠カメラまで備えているのは立派。
ちょっとしたスナップや旅行先での記録には十分活躍してくれます。
バッテリーと充電スピード
バッテリー容量は4000mAh。
小型スマホとしてはかなり大きめで、省電力チップとの相性も良く、実使用で1日は余裕でもちます。
そして特筆すべきは 66W急速充電対応。
付属の充電器を使えば、わずか30分で50%以上回復するほどのスピードです。
このおかげで「小さい=電池がもたない」というイメージを完全に払拭しています。
外出先での充電も気軽にできるため、モバイルユーザーには心強い存在です。
実際の使用レビューまとめ
レビューを総合すると、Jelly Maxは「小さくても使えるスマホ」として高く評価されています。
良い点
- 手のひらサイズで片手操作が快適
- 5G・Android 14など最新機能を搭載
- バッテリー持ちと充電速度が優秀
- 持ち運びが楽でポケットにもすっきり収まる
- デザインがユニークで所有欲を満たす
気になる点
- カメラ性能は控えめ
- 厚みと重さで「軽快」とは言い切れない
- ソフトウェア更新頻度がやや少ない
- 高リフレッシュレート非対応
つまり、万人向けではないがハマる人には刺さるスマホ。
ミニマル志向やセカンド端末としての利用にもピッタリです。
価格とコストパフォーマンス
Jelly Maxは公式ストアやクラウドファンディングでおよそ 300〜350ドル前後。
この価格で5G・66W急速充電・12GB RAMを搭載しているのはかなり破格です。
国内販売ルートも増えており、ガジェット好きやコンパクトスマホ愛好家の間で注目されています。
他社の小型モデル(例:iPhone miniやXperia Aceシリーズ)と比べても、独特な個性を持ち、コスパの高さが際立ちます。
どんな人におすすめか
Jelly Maxは「普通のスマホに飽きた人」「とにかく小さいスマホを探している人」に最適です。
特に以下のようなユーザーにおすすめです。
- 片手操作を重視する人
- ポケットやバッグにスッと入るスマホが欲しい人
- サブ端末や旅行用スマホとして使いたい人
- 個性的なデザインを楽しみたい人
反対に、カメラ性能や動画視聴を重視する方には不向き。
あくまで“コンパクトさと機動性”を重視したスマホという立ち位置です。
Jelly Maxレビューの総評
結論として、Jelly Maxは「小型スマホの理想形」にかなり近い存在です。
手のひらに収まるコンパクトさ、5G対応、十分な処理性能、そして驚くほど速い充電速度。
これらの要素がバランスよくまとまり、使っていてワクワクするガジェットに仕上がっています。
もちろん、完璧ではありません。
カメラやディスプレイのスペックは高級機には及ばないものの、それを補って余りある“個性”と“携帯性”がある。
まさに「小さな巨人」といえるスマートフォンです。
Jelly Max レビューまとめ:小さくても妥協なしの相棒
最後にもう一度まとめましょう。
Jelly Maxは、現代のスマホが大きくなりすぎた時代に一石を投じる存在です。
小型ボディに最新技術を詰め込み、日常を軽やかにしてくれる1台。
持ち運びや使い心地を重視する人には、この“手のひらサイズの相棒”がきっと気に入るはずです。
Jelly Maxのレビューを通して感じたのは、「小さい=不便」ではなく、「小さい=自由」 ということ。
次にスマホを選ぶとき、あなたもこのJelly Maxの魅力を一度手に取って確かめてみてはいかがでしょうか。
