東京・渋谷に誕生した「junnostable（Junno’s Table）」は、オープン当初からSNSを中心に話題を集めたビストロカフェ。元KAT-TUNの田口淳之介さんがプロデュースしたお店として注目され、「イケメンカフェ」としても一時期トレンド入りするほどの人気を見せました。
今回はそんなjunnostableについて、実際の口コミや体験談をもとに、魅力や評判を徹底的にレビューしていきます。
junnostableとは？渋谷で人気を集めた体験型ビストロカフェ
「junnostable」は、2024年1月に渋谷・宇田川町にオープンしたビストロカフェ。コンセプトは“食と会話で心を満たす体験型カフェ”で、料理だけでなく、接客・空間・演出すべてを通して“特別な時間”を提供することを目指していました。
最大の特徴は、スタッフ全員がモデル級の男性で構成された「イケメンスタッフ」たち。おしゃれなカフェ空間で、彼らと会話を楽しみながら食事を味わえるという非日常感が人気を呼びました。来店客の多くがSNSで「癒された」「推しスタッフができた」と投稿しており、ファン同士の交流も活発に行われていたようです。
店内の雰囲気：渋谷の喧騒を忘れる落ち着いた空間
店内は、木目を基調にしたナチュラルモダンなデザイン。暖色系の照明が柔らかく照らし、ゆったりとしたソファ席やカウンター席が並ぶ、まさに“渋谷の隠れ家”といった印象でした。
カップルや女子会、さらには一人利用のファンも多く、「落ち着いた雰囲気で居心地が良い」との口コミが目立ちます。
特に、オープンキッチンから漂う香ばしい香りと、スタッフの笑顔が迎える空間演出は、「ただの食事ではなく体験そのもの」という評価につながっていました。写真撮影も可能だったため、SNS映えを狙った投稿も多く見られました。
人気メニュー：味と見た目の両方を楽しめる創作ビストロ料理
junnostableで提供されていた料理は、フレンチやイタリアンをベースにした創作メニュー。どれも彩りが美しく、まるでレストランのコース料理のようなクオリティでした。
中でも特に人気だったのが、「大人のお子様ランチ」。
ハンバーグやローストビーフ、エビフライなど、子どもの頃に憧れた洋食メニューを“本格派アレンジ”で味わえる一皿です。ボリュームもあり、「見た目がかわいいのに食べ応え十分」と高評価。ソースや盛り付けの細やかさも、料理人のセンスを感じさせます。
また、デザートもSNSで評判でした。
バスクチーズケーキやパンナコッタ、フルーツを贅沢に使ったパフェなど、カフェ利用でも満足度の高いラインナップ。見た目の“映え”だけでなく、「甘さ控えめで上品」と味の面でも好感を得ていました。
料金システム：ポイント制による体験型メニューが話題に
一般的なカフェと異なり、junnostableではポイント制の料金システムを採用していました。
1〜3ポイントで約3,000円前後、7〜8ポイントで7,000円台という価格帯で、ポイント数によって料理内容やスタッフとの交流体験が変化するというユニークな仕組みです。
この“ポイント制”が生み出す特別感は、他の飲食店にはない魅力でした。
「推しスタッフがテーブルに来て話してくれる」「記念日には特別メッセージを描いてもらえる」など、まるでテーマパークのような演出に多くのファンが熱狂しました。
一方で、一般的なカフェよりもやや高価格である点を指摘する声もあり、利用目的によって満足度が分かれる傾向も見られます。
利用者の口コミ・評判：高評価の一方で賛否もあり
SNSや口コミサイトを中心に、実際に訪れた人の声を集めると、概ね好印象のレビューが目立ちます。
ポジティブな口コミでは次のような意見が多く挙がっています。
- 「料理が本格的で味も美味しい」
- 「スタッフの接客が丁寧で癒された」
- 「写真映えする料理ばかりで女子会にぴったり」
- 「非日常的な体験ができて満足感が高い」
一方で、ネガティブな口コミとしては、
- 「料金が少し高め」
- 「予約が取りづらかった」
- 「期待が大きすぎると物足りなく感じるかも」
といった声も見られます。
つまり、junnostableは“誰にでもおすすめできるカフェ”というよりも、「雰囲気や演出を楽しみたい人」「推し活や特別な日に体験したい人」に向いていたお店だったといえます。
プロデュースした田口淳之介さんの想い
このお店をプロデュースしたのは、アーティストで俳優の田口淳之介さん。
音楽活動を通じて「人を笑顔にしたい」という思いを持ち続けてきた彼が、「食の空間で心を動かす体験を作りたい」という発想から立ち上げたのがjunnostableでした。
店名の“Junno’s Table”には、“田口淳之介のテーブル＝自分が大切な人と過ごす空間”という意味が込められていたそうです。
その想いの通り、ファンとの距離が近く、アットホームな雰囲気づくりが印象的でした。本人がサプライズで店頭に現れる日もあり、訪れたファンにとって忘れられない思い出となったケースも多かったようです。
閉店の経緯：惜しまれながらも2025年に幕を下ろす
多くのファンに愛されたjunnostableですが、2025年12月をもって閉店しました。
公式Instagramで発表された閉店告知では、「これまでのご支援に感謝します」というメッセージとともに、スタッフの笑顔が印象的な写真が投稿されています。
閉店理由については明言されていませんが、都心の飲食店経営では家賃や人件費などの負担が大きく、運営コストの面で難しさがあったのではないかと考えられます。
それでも、多くの利用者がSNSで「楽しい思い出をありがとう」「また再開してほしい」と投稿しており、今でもファンの間では“伝説のカフェ”として語り継がれています。
junnostableが残したもの：体験価値を重視した新しい飲食の形
junnostableが示したのは、単なる“食事の提供”ではなく、“体験を売る飲食店”という新しいスタイルでした。
料理の味や見た目はもちろんのこと、接客・空間・会話など、すべてが一体となって「人を笑顔にする」仕掛けが詰め込まれていたのです。
このコンセプトは、近年注目される“推し活カフェ”や“テーマ型レストラン”の先駆け的存在ともいえます。
訪れる人が誰かに会いに行く、応援しに行く、そしてその時間を共有する。そうした文化の中心にあったのが、まさにjunnostableでした。
まとめ：junnostableの魅力と利用者の評価を徹底レビュー
「junnostable」は、料理・雰囲気・サービスの三拍子が揃った体験型ビストロとして、渋谷のカフェシーンに確かな足跡を残しました。
口コミからもわかるように、その魅力は“味”だけではなく、“時間を共にする体験”にあります。イケメンスタッフとの会話や心温まる接客、そして美しい料理の数々。どれも訪れた人の記憶に強く残るものでした。
たとえ今は閉店していても、junnostableが生み出した“体験価値を重視する飲食スタイル”は、これからのカフェ文化に影響を与え続けるはずです。
渋谷で愛されたあの空間の記憶は、多くのファンの中で今も生き続けています。
