OnexPlayer X1の性能と使い勝手を徹底レビューで解説

ポータブルゲーミングPCの中でも注目を集めている「OnexPlayer X1」。
Steam DeckやROG Allyなどが話題になる中、One-Netbookが送り出したこのモデルは「ハンドヘルドPCの完成形」とも評されるほどの注目株です。
この記事では、実際の使用感や性能、持ち運びやすさなどをリアルな視点でレビューしていきます。

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OnexPlayer X1とは？高性能×携帯性を両立したWindowsポータブルPC

まず「OnexPlayer X1」はどんな機種なのか。
一言でいえば、Windowsをそのまま動かせる“持ち運べるハイエンドPC”です。

One-Netbookが展開するOnexPlayerシリーズの中でも、X1は最新世代のプロセッサを搭載し、ゲーミング性能とPC作業の両立を目指したモデル。
10.95インチのディスプレイを採用し、2.5K解像度かつ120Hzのリフレッシュレートを備えています。
ゲームだけでなく動画編集やクリエイティブ作業にも向いており、「据え置きPCの代わりになり得る携帯機」と言っても過言ではありません。

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スペックと基本性能：デスクトップ級のパワーを手のひらに

OnexPlayer X1の中核となるのは、Intel Core UltraシリーズやAMD Ryzen AI 9など、最新世代の高性能CPU。
モデルによって構成が異なりますが、いずれもモバイル向けとは思えない処理能力を発揮します。

• CPU：Intel Core Ultra 155H / AMD Ryzen AI 9 HX 370
• メモリ：16GBまたは32GB LPDDR5x
• ストレージ：1TB〜2TB NVMe SSD（ユーザー交換可）
• ディスプレイ：10.95インチ 2560×1600 120Hz
• OS：Windows 11 Home

このスペックなら、Apex LegendsやCyberpunk 2077といった重量級ゲームも中設定で快適にプレイ可能。
CPU性能が高いため、画像編集や軽めの動画編集、Office作業などもサクサクこなせます。
Windows環境なので、Steam・Epic・Game Passなどのプラットフォームも問題なく利用できます。

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ゲーミング性能の実力：AAAタイトルもこなせる柔軟さ

実際のレビューでは、AAAクラスのタイトルも十分動作すると評価されています。
ただし、最大TDPを引き上げると発熱とファン音が大きくなるため、OneXConsoleという制御アプリでバランス調整するのがポイント。

中負荷のタイトル（フォートナイト、原神など）は60fps前後、高負荷タイトル（Cyberpunk 2077など）は中設定で30〜40fpsを維持できます。
これを10インチクラスの携帯機で動かせるのは驚きです。

GPUは統合グラフィックスながら、Xe-LPGやRDNA3系統を採用しており、内蔵GPUとしてはかなり優秀。
軽量なインディーゲームやクラウドゲームであれば、まったく不満を感じないレベルです。

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デザインと携帯性：見た目はゲーム機、中身は本格PC

OnexPlayer X1の見た目は、いわば「巨大なSwitch」。
両サイドにアナログスティック・ボタン・トリガーを備え、コントローラー一体型の設計です。

本体はアルミと樹脂の組み合わせで高級感があり、持った瞬間に“ガジェット好きの心をくすぐる質感”。
ただし重量は約789gと、長時間手持ちで使うとやや重さを感じます。

スタンドを立ててテーブルに置けば、外付けコントローラーやキーボードを使って据え置きPCのようにも活用可能。
ゲームプレイ・動画視聴・仕事用と、シーンに合わせた柔軟な使い方ができます。

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操作性とインターフェース：コントローラーも充実

コントローラーの配置は左右対称で、操作感はかなり良好。
スティックの感度も適度で、FPSやアクションゲームでもしっかり操作できます。

ボタンの押し心地はしっかりしており、Xboxコントローラーに近い感覚です。
背面にはショートカットキーも配置され、TDP変更やスクリーンショットなどの操作を素早く行えます。

インターフェースも充実しており、USB4ポートが2基、USB-Aポート、イヤホンジャックを装備。
外付けGPUやモニター接続もできるため、デスク環境に組み込むことも可能です。

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ディスプレイ品質：2.5K解像度と120Hzの滑らかさ

ディスプレイは10.95インチのIPSパネル。
解像度2560×1600の高精細表示で、発色も良く、ゲームや映画鑑賞にぴったり。

120Hzリフレッシュレートにより、動きの速いシーンでも滑らかで見やすく、操作遅延も少ない印象です。
タッチ操作にも対応しており、タブレット的な使い方も可能。

明るさ・視野角ともに良好で、屋内利用なら不満を感じないクオリティです。

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ファン・熱対策・静音性

高性能CPUを搭載しているだけに、冷却設計は重要なポイントです。
内部には大型のベイパーチャンバー式クーラーを搭載し、放熱効率を高めています。

それでもTDPを最大にするとファン音がやや大きくなることは避けられません。
外出先で静かな場所で使う場合は、低TDPモードで運用するのがおすすめ。
OneXConsoleアプリでファン速度やパフォーマンスを細かく調整できるので、自分好みに最適化が可能です。

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バッテリーと駆動時間：携帯機としての現実的な落とし所

バッテリー容量は約65Wh。
ゲームを高負荷で動かすと2〜3時間ほどですが、動画再生やブラウジングなら5〜6時間持ちます。

USB-C PD充電に対応しており、65W以上のPD充電器なら急速充電が可能。
ただし、レビューでは「充電が不安定になることがある」という報告もあるため、純正アダプタの使用が安心です。

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実際の使用感：PCとしても優秀な万能デバイス

OnexPlayer X1は、ゲーム専用機というより「万能なWindowsデバイス」という印象です。
普段はノートPC代わりに使い、休憩時間にゲームを楽しむ、そんなハイブリッドな使い方がしっくりきます。

動画編集アプリやDAWも動作し、軽い制作作業なら問題なし。
Steam Deckよりも自由度が高く、Surfaceよりもパワフル。
「全部入りポータブルPC」として非常に完成度が高いです。

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OnexPlayer X1の弱点・注意点

完璧なデバイスではありません。いくつかの弱点も存在します。

• 重量があり、携帯性はやや劣る
• ファン音が大きめ（特に高TDPモード時）
• 価格が高め（20万円前後〜）
• 一部ゲームでコントローラー認識の調整が必要

このあたりは、携帯ゲーミングPCというカテゴリ全体の課題でもあります。
しかし、それを差し引いても性能・品質・自由度のバランスは非常に高水準です。

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他機種との比較：Steam DeckやROG Allyとどう違う？

Steam Deckが「Linuxベースのカジュアル機」、ROG Allyが「コスパ重視のゲーミング機」だとすれば、
OnexPlayer X1は「フルWindowsで何でもできる高級モデル」。

特に画面の美しさとCPUパワー、インターフェースの豊富さでは上位に位置します。
一方で、価格と重量では競合より不利。
「性能を妥協したくない」「仕事にも使いたい」ユーザーに向くモデルです。

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OnexPlayer X1の性能と使い勝手を徹底レビューで解説（まとめ）

OnexPlayer X1は、携帯ゲーム機としてもPCとしても成立する稀有な存在です。
高解像度ディスプレイ、強力なCPU、カスタマイズ可能な制御ソフトを備え、
「ゲームも仕事も1台で完結させたい」という欲張りな人にぴったり。

一方で、重量や価格、バッテリー持ちには現実的な制約があります。
それでも、ポータブルPCの中ではトップクラスの完成度を誇り、
次世代の“持ち歩けるデスクトップ”として非常に魅力的な選択肢です。

ゲームも作業も、どこでも思いのままに。
OnexPlayer X1があれば、その願いはすでに現実です。