ノートパソコンを選ぶとき、「どれを買えば失敗しないか」と悩む人は多いですよね。そんな中で注目を集めているのが、Lenovoの最新モデル「ThinkPad X9」。
今回はこのモデルの実力と特徴を、できるだけ分かりやすく紹介していきます。ビジネスでもプライベートでも安心して使える1台を探している人にとって、参考になる内容です。
ThinkPad X9とは?次世代ビジネスノートの新基準
ThinkPad X9は、2025年に登場したLenovoの新しいフラッグシップモデルです。
シリーズとしては「X1 Carbon」などでおなじみのThinkPadの流れをくみながら、AI対応やデザインの刷新など、これまでのイメージを大きく進化させています。
特に「Aura Edition」というサブネームが付くモデルは、AI機能に特化した設計で、MicrosoftのCopilot+にも対応。単なるビジネスノートではなく、「AI時代の仕事道具」として再定義された存在です。
モデル構成とサイズ展開
ThinkPad X9には大きく2つのサイズがあります。
- ThinkPad X9 14 Gen 1 Aura Edition(14インチ)
コンパクトで持ち運びやすく、カフェや出張でも快適に作業できる軽さが魅力。
重量は約1.2kg前後と、薄型ノートの中でもトップクラスの軽さです。 - ThinkPad X9 15 Gen 1 Aura Edition(15.3インチ)
より広い作業領域を求めるユーザー向け。大画面ながら約1.4kg台と軽量で、映像編集や資料作成にも適しています。
どちらもAIに最適化された**Intel Core Ultraプロセッサー(Lunar Lake世代)**を搭載しており、ビジネス用途はもちろん、クリエイティブワークにも対応可能です。
デザインの刷新とThinkPadらしさのバランス
これまでのThinkPadと比べると、ThinkPad X9はかなり印象が変わりました。
角が丸みを帯び、全体的にミニマルでモダンなデザインへ。筐体はアルミ合金製で、手に取ったときの質感が高く、所有感を満たしてくれます。
また、これまでThinkPadの象徴でもあった赤いTrackPoint(ポインティングスティック)が廃止された点も話題になりました。
その代わりに、広く滑らかなタッチパッドが採用され、クリック感をシミュレーションする触覚フィードバック技術が導入されています。
これにより、デザインと操作感の両立を目指した新しいThinkPad像が打ち出されています。
ディスプレイのクオリティはハイエンド級
ThinkPad X9シリーズの魅力のひとつが、有機EL(OLED)ディスプレイの採用です。
一般的な液晶よりも黒の締まりが良く、発色が非常に豊か。映像や写真を扱う人にとって、この違いはかなり大きなポイントです。
加えて、解像度は2.8K(2880×1800)まで選択可能で、リフレッシュレートは最大120Hz。
スクロールや動画再生も滑らかで、普段の作業中でも快適さを感じられます。
光の反射を抑えるノングレア処理も施されているため、長時間の作業でも目の負担が少ないのも嬉しい点です。
AI対応で“考えるパソコン”へ
最大の特徴は、AI処理を支える**NPU(ニューラル・プロセッシング・ユニット)**の搭載です。
従来のCPUやGPUではなく、AI専用の計算を担うチップが組み込まれており、AIアシスタントや画像生成、音声認識などを高速かつ低消費電力で行えるようになっています。
Microsoft Copilot+との連携では、文章作成、要約、会議メモの自動化など、実務に直結するAI機能がスムーズに動作。
たとえば、会議の音声をリアルタイムで文字起こししたり、文書から要点を抜き出すといった作業が、ThinkPad X9単体で完結します。
操作性と打鍵感の進化
ThinkPadといえば、長年評価されてきたキーボードが特徴的です。
ThinkPad X9でもその伝統は健在で、打鍵感はしっかりとしたクリック感と程よいストロークを維持しています。
ただし、物理クリックボタンがなくなったことで、トラックパッド操作は少し感覚が変わります。
とはいえ、タッチパッドの面積が広がったことで、ジェスチャー操作やドラッグ動作はかなりスムーズ。
慣れてくると、むしろこちらのほうが効率的と感じるユーザーも多いようです。
性能とバッテリーのバランスが優秀
Intel Core Ultraの恩恵で、オフィス作業やブラウジング、動画編集などは快適そのもの。
AI処理もNPUが分担するため、全体の発熱や消費電力を抑えつつ、高負荷作業にも強くなっています。
バッテリーは約55Whの容量で、利用状況によっては15〜20時間前後の駆動も可能とされています。
電源を気にせず、1日持ち歩いて作業できるのは大きなメリットです。
サウンド・カメラ・接続性も抜かりなし
Dolby Atmos対応スピーカーが搭載され、ノートPCとは思えない立体的な音質を実現しています。
会議や動画視聴の際も、音がこもらずクリア。音楽鑑賞用としても十分楽しめるレベルです。
また、Webカメラは高精細で、IRセンサー付きモデルなら顔認証にも対応。
Wi-Fi 7やBluetooth 5.4など、最新規格をサポートしており、無線接続も安定しています。
ポート類はThunderbolt 4が2基、HDMI 2.1、ヘッドフォンジャックなどが用意されており、拡張性も問題ありません。
実際のユーザー評価は?
多くのレビューで、ThinkPad X9は以下のような評価を受けています。
良い点
- 有機ELの発色が素晴らしく、映像がとにかくきれい
- 軽くて持ち運びやすい
- バッテリーが長持ち
- AI機能で作業効率が上がる
- 高級感のあるデザイン
気になる点
- TrackPoint廃止に対する賛否
- 物理ボタンがなくなった点に違和感
- 一部モデルではCPU性能が競合より控えめ
特に「TrackPointがないThinkPad」に最初は戸惑う声がありましたが、その分デザイン性や使いやすさを重視する新規ユーザー層からの支持は強まっています。
競合モデルとの比較
ThinkPad X9の主な競合は、ThinkPad X1 CarbonやMacBook Pro 14インチ、Dell XPS 13/14シリーズなどです。
- X1 Carbonは伝統的なThinkPad設計で保守的な魅力があり、
- MacBook Proはパフォーマンスとクリエイティブ環境の完成度が高く、
- XPSシリーズはデザインと映像品質で人気です。
その中でThinkPad X9は、AI時代に最適化されたThinkPadという立ち位置にあります。
単純な処理速度よりも、AI支援による“実用的な速さ”を体感できる点がユニークです。
ThinkPad X9の実力をどう評価するか
総合的に見ると、ThinkPad X9は「伝統」と「革新」のバランスが取れた非常に完成度の高いモデルです。
軽くて丈夫、ディスプレイが美しく、AIを活用した作業が快適。
特に、長時間のビジネス利用や出張が多い人にとっては、ストレスの少ないパートナーになるはずです。
もちろん、従来のThinkPadの操作感を求める人には合わない部分もあります。
しかし、「新しいThinkPad」としての方向性を考えれば、ThinkPad X9はまさにその転換点となる一台です。
ThinkPad X9 レビューまとめ:AI時代のベストバランスノート
改めて、ThinkPad X9はAIを活かす時代のビジネスノートの完成形といっていいでしょう。
軽さ、デザイン、性能、そしてAI対応力のどれもが高水準。
今後数年はこの1台で十分に戦える実力を持っています。
もしあなたが、仕事でもプライベートでもスマートに使えるノートPCを探しているなら、ThinkPad X9は間違いなく候補に入れるべき存在です。
次世代の働き方を支える“知的な相棒”として、その真価をぜひ体感してみてください。
