新しいスマホを選ぶとき、「性能もデザインも妥協したくないけど、価格はできるだけ抑えたい」と思う人は多いはず。そんなニーズにぴったりなのが、Xiaomiの最新モデル「Xiaomi 15T」です。
この記事では、実機を触って感じた使用感や、無印モデル「Xiaomi 15」との違いを中心に、15Tの魅力をじっくりレビューしていきます。
Xiaomi 15Tとは?コスパ重視のミッドハイレンジモデル
Xiaomi 15Tは、2025年に登場したXiaomiの“Tシリーズ”最新モデルです。上位のProモデルやフラッグシップの無印15に比べて、価格を抑えながらも高い完成度を実現しているのが特徴。日本での販売価格は約6万5千円前後と、ハイエンドスマホの半額ほどで手に入るにもかかわらず、日常使いでは遜色のない性能を発揮します。
Tシリーズはこれまでも「バランスの良さ」が強みでしたが、15Tではさらに磨きがかかっています。性能・ディスプレイ・バッテリーすべてが一段と洗練されており、まさに「万能スマホ」と呼べる仕上がりです。
デザインとサイズ感|大画面でも持ちやすい絶妙なバランス
手に取るとまず感じるのは、6.83インチの大画面ながら意外と軽いこと。アルミフレームとファイバーグラス素材の背面が採用されており、高級感を保ちつつ重量バランスが非常に良いです。
側面はなだらかなカーブ形状で、長時間持っていても手にフィットするのが印象的でした。
無印のXiaomi 15は6.36インチとややコンパクトなので、どちらを選ぶかは好みが分かれるところ。ただし、動画視聴やSNS閲覧を重視するなら、15Tの大画面は確実に魅力です。ディスプレイのベゼルも極細で、前面いっぱいに映像が広がる没入感があります。
ディスプレイ性能|明るく滑らかな映像表現
15Tの画面はAMOLEDパネルを採用し、解像度は2772×1280ピクセル。リフレッシュレートは120Hz対応で、スクロールやアニメーションが驚くほどスムーズに動きます。
また、最大輝度が約3200nitと非常に明るく、屋外の強い日差しの下でも視認性が高いのがポイント。YouTubeやNetflixのHDR映像も鮮やかで、発色の自然さとコントラストのバランスが取れています。
動画視聴時の黒の締まり具合も優秀で、暗所での映画鑑賞などにも向いています。Xiaomiがディスプレイの品質にこだわっているのが伝わる仕上がりです。
処理性能|MediaTek Dimensity 8400-Ultraが生む軽快な動作
Xiaomi 15Tの心臓部には、MediaTekの「MediaTek Dimensity 8400-Ultra」チップが搭載されています。
これはミッドハイレンジ帯ながら、上位モデルに迫る処理能力を持つSoCで、普段使いはもちろん、ゲームや写真編集もストレスなくこなせます。
アプリの切り替えはスムーズで、重めの3Dゲームも設定を調整すれば快適に動作。発熱も少なく、長時間の利用でも安定して動作する点が高く評価できます。
一方、無印のXiaomi 15が搭載するSnapdragon 8 Eliteはピーク性能で上回りますが、日常的な使用ではほとんど差を感じません。バッテリー効率の良さもあり、総合的には15Tの方が扱いやすい印象です。
カメラ性能|Leica監修レンズによる高品質な描写
15Tのカメラ構成は、50MPのメインカメラ、13MPの超広角カメラ、50MPの望遠カメラというトリプル構成。Leica監修のレンズが採用されており、階調の豊かさと色の自然さが際立っています。
被写体の輪郭をきっちり捉えながら、背景のボケ味も上品で、スマホカメラとは思えない表現力です。
特に印象的だったのはポートレート撮影。光の捉え方が繊細で、人物の肌の質感が柔らかく表現されます。夜景モードも優秀で、暗所でもノイズが少なく、照明の色をしっかり再現してくれます。
動画撮影では、手ブレ補正が効いて滑らかな映像が撮れるほか、HDR動画撮影にも対応。日常の記録や旅行撮影でも十分満足できるクオリティです。
バッテリーと充電|スタミナ抜群の5500mAh
15Tは5500mAhの大容量バッテリーを搭載しています。実際に1日使ってみても、SNSや動画視聴を中心にしたライト〜ミディアムユースなら余裕で夜まで持ちます。
電力効率の良いDimensityチップとの組み合わせで、電池残量を気にせず使える安心感があります。
充電は67Wの急速充電に対応しており、約40分でフル充電が可能。寝坊した朝でも支度の間に半分以上充電できるのは便利です。
ワイヤレス充電は非対応ですが、価格を考えれば十分納得できる構成。むしろ有線充電の速さがそれを補って余りあるレベルです。
ソフトウェア体験|HyperOS 3の快適な操作性
Xiaomi 15Tは最新の「HyperOS 3」(Android 16ベース)を搭載しています。
従来のMIUIから大きく進化し、アニメーションがより滑らかに、操作レスポンスも軽快になりました。アプリの起動やスワイプ操作が気持ちよく、全体的に洗練された印象です。
AIアシスタント機能やスマートデバイス連携なども自然に統合されており、スマホ単体だけでなくXiaomiのエコシステム全体での使い勝手も向上しています。
また、設定項目が整理されていて初心者でも扱いやすいUIになっている点も好印象です。
Xiaomi 15との違い|性能よりも使いやすさを取るなら15T
ここで、無印のXiaomi 15との主な違いを整理しておきましょう。
まず大きいのはサイズと画面。15が6.36インチに対して、15Tは6.83インチと大きく、表示領域が広い分、動画やゲームでは没入感が増します。
一方で、15はより小型・軽量で、片手操作を重視する人に向いています。
処理性能は15が上ですが、15Tでも実用上の差はほぼ感じません。むしろ発熱や電池持ちを考えると、15Tの方が安定しています。
カメラは15の方がやや高性能ですが、15TもLeica監修の恩恵で日常撮影には十分。バッテリー容量は15Tが上回り、持続時間の長さでは有利です。
総じて、15は「スペック重視のフラッグシップ」、15Tは「実用性とコスパを両立した万能機」という立ち位置といえます。
実際の使用感|“過不足のないスマホ”という完成度
実際に使ってみると、Xiaomi 15Tは「すべてがちょうどいい」スマホだと感じます。
派手な尖りはないものの、動作の安定性や電池持ち、画面の美しさ、カメラの使いやすさなど、日常で必要な要素がしっかり整っているのです。
ゲームを快適に遊びたい人、写真を手軽に撮りたい人、大画面で動画を見たい人——そのどれにも応えられる懐の深さがあります。
しかもこの性能で6万円台という価格は、他社ハイエンド機と比べても驚くほど良心的。コストパフォーマンスという言葉がこれほど似合うスマホはそう多くありません。
Xiaomi 15Tレビューまとめ|長く使えるスマホを探す人に最適
Xiaomi 15Tは、2025年のスマホ市場の中でも「価格と性能のバランスが抜群なモデル」と言えます。
高性能なSoC、明るく美しいディスプレイ、安心の電池持ち、使いやすいソフトウェア——どれを取っても完成度が高く、日常の相棒として長く付き合える1台です。
もちろん、より上の性能やカメラを求めるなら無印Xiaomi 15やXiaomi 15T Proも候補になりますが、多くの人にとって15Tが“ちょうどいい選択”になるはず。
最新機能を手軽に楽しみたい、でも高額スマホは避けたい。そんな人にとって、Xiaomi 15Tは最も現実的で満足度の高い答えになるでしょう。
