「最近アップルタイザーを見かけなくなった」「あの瓶入りのりんごスパークリング、もう販売終了なの?」
そんな声がSNSや口コミで増えています。
確かに、以前は輸入食品コーナーやスーパーでもよく見かけたアップルタイザー。
しかしここ最近、店頭での姿が消えたという人が多いようです。
この記事では、アップルタイザーが本当に販売終了したのか、なぜ「売ってない」と感じる人が増えているのか、そして今後の再販や購入方法について詳しく調べてみました。
アップルタイザーとは?果汁100%のプレミアム炭酸ジュース
まずは、アップルタイザーという飲み物を簡単におさらいしましょう。
アップルタイザー(Appletiser)は、南アフリカで1965年に誕生した果汁100%のスパークリングジュースです。
砂糖や香料、保存料を一切使用せず、りんごの自然な甘みと微炭酸の爽やかさが楽しめるのが特徴。
日本には1969年に上陸し、現在はリードオフジャパン株式会社が輸入販売を担当しています。
ガラス瓶のパッケージとシンプルなデザインから、「ちょっと贅沢なノンアルコール飲料」として根強いファンが多い商品です。
味のタイプは、定番の「アップルタイザー」のほか、「グレープタイザー(ぶどう味)」もありました。どちらも果汁100%で、自然派志向の人たちに長く愛されてきた飲料です。
「アップルタイザーが売ってない」と言われる理由
ではなぜ、アップルタイザーが“売ってない”と言われるようになったのでしょうか。
調べてみると、いくつかの理由が重なっていることがわかりました。
1. 実店舗での取扱い減少
以前は輸入食品を扱うスーパーや百貨店、カルディなどで見かけましたが、近年は販売店が減少。
ガラス瓶という仕様や、輸入飲料特有の在庫コスト・輸送リスクもあり、国内の流通量が限られているようです。
とくにコンビニやドラッグストアなどの大量流通ルートでは採用されにくく、地域や店舗によってはまったく見かけなくなっています。
2. 一部容量の販売終了
ヨドバシ・ドット・コムでは「アップルタイザー 750ml」が“販売終了商品”として掲載されており、容量によっては終売になった可能性があります。
ただし、ブランド全体が終了したわけではなく、275mlボトルは現在も流通しています。
3. 在庫切れ・輸入タイミングのズレ
輸入飲料は仕入れロットが大きく、在庫が一時的に切れると次の入荷まで時間がかかることがあります。
そのため、ネットショップや店舗で「一時的に取扱い終了」と表示されるケースも。
これが“販売終了”と誤解される原因の一つです。
4. 需要の変化と価格帯の問題
アップルタイザーは果汁100%で品質は高いものの、価格もややプレミアム。
手軽な炭酸飲料に比べると販売回転が遅く、小売店にとっては在庫リスクが高い商品です。
そのため棚から外されることも多く、「どこにも売ってない」と感じる人が増えているのです。
実際に販売終了したのか?真相を調査
結論から言うと、**アップルタイザー**は完全な販売終了ではありません。
現在も公式サイトおよび輸入元(リードオフジャパン)の製品一覧に掲載されており、継続販売中です。
ただし、販売チャネルが限定されており、「店舗では買えないけれどネットでは買える」という状態になっています。
特にAmazonや楽天市場などでは、275mlボトルやセット商品が今も購入可能です。
一部サイトで「取扱終了」「在庫なし」と表示されていても、それは「その店舗での在庫切れ」や「入荷待ち」を意味する場合がほとんど。
輸入食品業界では珍しくない現象です。
つまり、アップルタイザーは「廃盤」ではなく、「流通が細っている」状態に近いといえるでしょう。
なぜアップルタイザーは見かけなくなったのか?
アップルタイザーが売り場から消えた背景には、いくつかの業界的な事情があります。
・輸入コストと円安の影響
南アフリカからの輸入であるため、輸送費や為替の影響を受けやすい商品です。
特に近年の円安や原材料・物流コストの高騰により、価格設定の見直しや輸入本数の抑制が行われている可能性があります。
・ガラス瓶の流通リスク
アップルタイザーは瓶入りのため、ペットボトル飲料に比べて破損リスクが高く、輸送コストも上がります。
小売店からすると「扱いづらい」商品になりやすく、取り扱いを控える傾向にあります。
・販売チャネルの偏り
以前は百貨店やホテルなどでも提供されていましたが、コロナ禍以降、飲食業界での需要が減少。
一般スーパーでも棚スペースの競争が激化し、結果的にアップルタイザーが置かれにくくなっていると考えられます。
・認知度の問題
若年層の間では、アップルタイザーという名前自体を知らない人も多く、SNSでの露出も減少傾向。
ブランド認知が薄れることで、需要がさらに縮小している面もあります。
アップルタイザーはどこで買える?購入方法まとめ
「店頭では見かけないけど、どこなら買えるの?」という人のために、現在入手可能な主な販売ルートを紹介します。
- Amazonや楽天市場などの通販サイト
→ 275ml瓶・750ml瓶(在庫がある場合)が販売されています。複数本セットもあり。 - 輸入食品専門店(カルディなど)
→ 店舗によっては限定的に入荷することがあります。シーズンやイベント時期に再入荷する場合も。 - 百貨店や高級スーパーの飲料コーナー
→ 成城石井や紀ノ国屋など、輸入系商品を多く扱う店舗では入荷実績があります。 - ギフト・贈答品としての取り扱い
→ お中元やお歳暮などのギフトカタログで見かけることも。瓶入りという見た目の高級感から、贈答需要もあります。
ネットでの購入がもっとも確実ですが、在庫が不安定なため、見つけたら早めに注文しておくのが安心です。
今後の再販や流通の見通し
現時点で、メーカーや輸入元から「販売終了」や「再販予定」といった公式発表は出ていません。
つまり、アップルタイザーは細々とではありますが、販売が続いている状態です。
ただし、以下のような動きが今後の再販・再流通につながる可能性があります。
- 消費者からの需要が高まり、SNSで話題になる
- ギフト需要やノンアルコール市場の再注目によって再び注目を集める
- 容器変更(ペットボトルや缶タイプなど)による流通改善
もしこれらの条件がそろえば、再びスーパーや飲食店などでアップルタイザーを見かける日が来るかもしれません。
アップルタイザーが好きな人への代替候補
「どうしてもアップルタイザーが手に入らない」という場合は、似たタイプの炭酸果汁飲料を試してみるのもおすすめです。
- トロピカーナ スパークリング(りんご):果汁感が強く、比較的入手しやすい。
- ウェルチ スパークリンググレープ:果汁100%で濃厚な味わい。
- ポン スパークリング:愛媛の柑橘果汁を使用した爽やかな微炭酸。
どれもアップルタイザーとは方向性が少し異なりますが、“自然な果汁感+炭酸”という点では共通しています。
アップルタイザー販売終了の噂まとめ
アップルタイザーが「販売終了」と言われるようになったのは、
・実店舗での取扱い減少
・一部容量の終売
・輸入在庫の不安定さ
などが重なった結果です。
しかし、ブランド全体が終了したわけではなく、ネット通販を中心に今も購入が可能。
再販や流通拡大の可能性も残されています。
見かけない=廃盤ではなく、“今は手に入りにくいだけ”というのが現状の正しい認識でしょう。
もしアップルタイザーが好きな方は、公式サイトや通販サイトをこまめにチェックしておくのがおすすめです。
また、輸入食品店の入荷時期を狙うと、意外と簡単に手に入ることもあります。
アップルタイザーが売ってない?販売終了の真相と今後に注目
アップルタイザーは、半世紀以上にわたって世界中で愛されてきた果汁スパークリングジュース。
完全な販売終了ではなく、いまは“流通が限られている”というだけです。
再びスーパーやカフェで見かける日が来るのか。
あるいはオンライン限定の希少ブランドとして生き続けるのか。
今後の動きに注目しつつ、見つけたらぜひ手に取ってみてください。
あの爽やかで上品なりんごの香りは、やはり唯一無二です。
