最近、「エバユースBBプラスCが店頭から消えた」「どこにも売っていない」と話題になっています。肌あれやニキビのケアに愛用していた人も多いだけに、「本当に販売終了したの？」「もう買えないの？」と気になっている方も多いのではないでしょうか。この記事では、販売終了の真相や再販の可能性、代わりに選べる商品について詳しく解説していきます。
エバユースBBプラスCとはどんな商品？
まずは、エバユースBBプラスCの基本情報を振り返っておきましょう。
この商品は「第3類医薬品」に分類される、肌トラブル対策のためのビタミン剤です。主な成分はリボフラビン酪酸エステル（ビタミンB2）、ピリドキシン塩酸塩（ビタミンB6）、アスコルビン酸（ビタミンC）、L-システイン、ニコチン酸アミド、そしてハトムギ由来のヨクイニンエキスなど。肌あれやニキビ、口内炎、口角炎、舌の炎症など、皮膚や粘膜の健康をサポートする目的で作られていました。
販売元は第一三共ヘルスケア、製造元は佐藤薬品工業。長年にわたりドラッグストアでも定番の位置を占めていた人気製品です。特に、肌あれが気になる時期やストレス・疲労が重なるときの「お守りサプリ」的な存在として、多くの人に親しまれていました。
販売終了の噂は本当？現状を確認
では、「エバユースBBプラスCは本当に販売終了になったのか」という点について確認してみましょう。
まず、第一三共ヘルスケアの公式サイトには「製造終了製品一覧」が掲載されていますが、現時点でこのリストにエバユースBBプラスCの名前は見当たりません。つまり、メーカー公式から明確な「販売終了のお知らせ」は出ていないという状況です。
一方で、ドラッグストアや通販サイトでは「在庫限り」「取り扱い終了」「リニューアルのため終売」といった表示が増えています。ツルハやアマゾンなどの販売ページには「パッケージや内容が予告なく変更される場合があります」といった文言も見られ、流通在庫の整理や仕様変更に伴う販売縮小が進んでいるようです。
SNSや口コミサイトでも、「最近見かけなくなった」「ドラッグストアで探しても在庫がなかった」といった声が相次いでおり、実際の店頭在庫はかなり減っていることがうかがえます。
販売終了（または流通縮小）の背景にある理由
公式の発表がないため断定はできませんが、過去のブランド動向や医薬品市場の動きから推測できる理由はいくつかあります。
1. ブランド再編と統合
エバユースシリーズは、もともと複数の種類（エバユースB26a、エバレッシュB26プレミアムなど）を展開していました。しかし、第一三共ヘルスケアでは過去にも「ブランド整理・統合」を進めており、同様の効能を持つ製品は「システィナC」など他ブランドに吸収されるケースもありました。
そのため、エバユースBBプラスCもブランド統合の流れで製造・販売を縮小している可能性があります。特に、同社ではビタミンB・C系製品のラインが多く、重複を解消する再編が進められていると考えられます。
2. 医薬品規制や表示ルールへの対応
医薬品は成分表示や添付文書の改訂など、法令対応にコストがかかります。特にエバユースBBプラスCのように複数の有効成分を配合する製品は、薬事対応や製造管理の負担が大きいことも特徴です。
こうした背景から、販売規模の小さい旧製品を順次終了し、新しい処方やブランドで再出発する流れが生まれることがあります。エバユースシリーズもその一例と考えられるでしょう。
3. 市場競争の激化
肌あれやニキビケア向けの内服ビタミン剤市場は、ここ数年で競争が激化しています。サプリメントや通販限定の美容ドリンクなど、多様な選択肢が増え、従来型のビタミン剤の売上はやや伸び悩んでいる傾向があります。
その結果、コストをかけて旧ブランドを維持するよりも、需要の高い新ブランドや別カテゴリーに注力する方が合理的という判断があった可能性もあります。
4. 在庫調整と流通仕様の変更
一部のドラッグストア専売仕様（「くらしリズム メディカル」など）として販売されていた時期もあり、流通仕様の変更が影響しているケースもあります。メーカーの生産ライン調整やパッケージ変更の際、一時的に供給が止まることも珍しくありません。
このように、明確な「製造終了」の発表がなくても、実質的に旧仕様が終売扱いとなることはよくあるのです。
再販の可能性はある？
「また店頭で買えるようになるのか？」という点が気になりますが、今のところエバユースBBプラスCの再販予定や後継商品の公式発表はありません。
ただし、類似の配合・効能を持つ製品が同社および他メーカーから販売されているため、今後は新名称・新処方としてリニューアル発売される可能性も考えられます。
また、店頭やネット通販では「旧在庫」が残っているケースもあります。どうしても同じ製品を使いたい場合は、信頼できる販売店で「正規在庫品」として取り扱われているかを確認した上で購入するようにしましょう。
代わりに選べる類似・後継アイテム
もしエバユースBBプラスCが手に入らなくなった場合は、以下のような同系統の代替製品が候補になります。
- システィナC（第一三共ヘルスケア）
ビタミンCやL-システインを配合し、シミやそばかす、肌あれケアを目的とした定番のビタミン剤。 - チョコラBBプラス（エーザイ）
ビタミンB2・B6を主成分とした肌あれ・口内炎ケアのロングセラー商品。 - ハイチオールCプラス（エスエス製薬）
肌の代謝をサポートするL-システインとビタミンCを中心に配合。美白ケアのイメージでも人気。
これらはいずれも薬局・ドラッグストアで購入可能な第3類医薬品であり、肌あれやニキビのケアという点では共通しています。どの商品も体質や症状によって合う・合わないがありますので、購入前に薬剤師に相談するのが安心です。
まとめ：エバユースBBプラスCは事実上の終売状態に？
ここまで見てきたように、エバユースBBプラスCはメーカーの公式発表こそないものの、実質的に販売終了・終売状態に近いと考えられます。店頭在庫が減っていることや、リニューアル品への移行が進んでいる点を踏まえると、今後再び同じ処方が復活する可能性は低めです。
ただし、代替となる製品は複数あり、同じように肌トラブルのケアをサポートしてくれるビタミン剤を選ぶことができます。肌あれ・口内炎などが気になる方は、無理に旧製品を探すよりも、現在販売中の医薬品やサプリメントから自分に合ったものを見つけるのがおすすめです。
販売終了の背景には、ブランド統合や市場変化など、時代の流れも大きく関係しています。かつての愛用品がなくなるのは寂しいものですが、その分新しい選択肢も増えています。情報をしっかり確認しながら、自分に合ったケア方法を続けていきましょう。
