「クナイプのリップバームが店頭から消えた」と感じた人は多いかもしれません。ドラッグストアや通販サイトを探しても見つからない、SNSでも「生産終了？」という声が目立ちます。今回は、そんなクナイプリップの販売終了の理由や、在庫の状況、そして代わりになるおすすめ商品について詳しく見ていきます。
クナイプリップとは？ナチュラル派から愛された高保湿リップ
まず、クナイプリップとはどんな商品だったのかをおさらいしましょう。
「Kneipp（クナイプ）」はドイツ発の自然派ボディケアブランドで、ハーブや植物オイルを使った製品が特徴。バスソルトやハンドクリームの印象が強いですが、実はリップバームも高く評価されていました。
特に人気だったのが「クナイプリップバーム スペアミントの香り」や「クナイプ リップバーム ローズ＆ヒップ」などのシリーズ。オーガニックのホホバオイルやヒアルロン酸を配合し、唇をしっとり守ってくれると評判でした。
保湿力がありながらベタつかず、香りも自然。男女問わず支持された定番アイテムでした。
クナイプリップが販売終了した理由とは？
では、なぜそんな人気商品が販売終了になってしまったのでしょうか。
ブランドから明確な公式発表はありませんが、複数の要因が関係していると考えられます。
製品ラインの見直し
クナイプは日本市場で製品ラインの整理を進めており、入れ替えやリニューアルを繰り返しています。公式サイトにも「販売終了商品および数量限定商品は選択できません」との記載があり、実際に多くのアイテムが段階的に終了しています。
ブランド全体での方針転換、つまり“主力カテゴリーの集中”があった可能性が高いです。クナイプといえばやはりバスソルトやボディケア。その一方でリップケア市場は競争が激しく、継続的な展開が難しかったのかもしれません。
原材料やコストの問題
クナイプリップは天然由来成分にこだわっており、植物オイルや香料の多くを海外から輸入していました。
世界的な原料高騰や物流コストの上昇を受けて、採算が取りにくくなったことも十分考えられます。
特にオーガニック認証原料を使うブランドほど、価格変動の影響を受けやすい傾向があります。
市場ニーズの変化
リップケア製品のトレンドはここ数年で大きく変化しています。
マスク生活を経て「ツヤ控えめ」「無香料」「美容成分重視」の傾向が強まり、香りつきや植物系のリップは売上が鈍化したとも言われます。
クナイプのリップは香りや質感が特徴だったため、こうした嗜好の変化が影響した可能性もあります。
一時的な販売終了・リニューアルの可能性も
クナイプ公式の「販売終了品リスト」では、“製品リニューアル”と注記されたアイテムも多く、リップも仕様変更や新デザインで再登場する可能性がゼロではありません。
同ブランドでは過去にも香りや配合を変えて再販された例があり、今後の動向に注目が集まります。
現在の在庫状況をチェック
「もう買えないの？」という疑問に対しては、“在庫次第”というのが実情です。
すでに多くのドラッグストアでは取り扱いが終了していますが、オンラインショップでは一部在庫が残っているケースもあります。
Amazonなどの通販サイトでは「クナイプリップバーム スペアミントの香り 4.7g」がまだ販売されており、価格は通常よりやや高め。
ただし、これは在庫限りの販売で、再入荷の予定は立っていません。
また、ECモールによっては並行輸入品や旧パッケージ版も見られるため、購入時は販売元や使用期限を確認するのが安心です。
実店舗では、「クナイプのリップを探しても見つからない」という声がSNSや口コミサイトに多く、すでに流通量はごくわずかと見られます。
在庫を確保したい人は、早めにネットでチェックしておくのが賢明です。
クナイプリップの代わりになるおすすめ商品
「気に入ってたのにもう買えない…」という人のために、似た使用感・成分・香りを持つ代替商品を紹介します。
ニベア ディープモイスチャー ナイトプロテクト
しっとり感重視の人には定番のニベアシリーズ。
保湿力が高く、夜の集中ケアにも向いています。
はちみつのやさしい香りで、乾燥しやすい唇にぴったり。
キュレル リップケアバーム（無香料）
敏感肌向けで、低刺激を求める人におすすめ。
セラミド機能成分が唇のバリア機能をサポートし、荒れやすい季節にも安心して使えます。
ロクシタン シアリップバーム
天然由来のシアバターを配合し、クナイプと同じく自然派の使用感が魅力。
軽いつけ心地ながら高保湿で、植物系の優しい香りを楽しめます。
WELEDA リップバーム
オーガニックコスメ派に人気のヴェレダ。
ミツロウや植物オイルを使い、自然なツヤを出してくれます。
クナイプ愛用者の“乗り換え候補”として挙げる人も多いブランドです。
代替品を選ぶときのポイント
リップバームを選ぶときは、「どんな場面で使いたいか」を意識するのがコツです。
・日中に使うならベタつかない軽いタイプ
・夜寝る前なら保湿重視のこっくりタイプ
・香りを楽しみたいなら天然精油入り
・無香料派なら医薬部外品や敏感肌ブランドを中心に
また、旧仕様品や海外版などを購入する場合は、必ず成分表示や期限を確認しましょう。
廃盤品の転売品は品質保持が不明なこともあります。
クナイプの今後の展開にも注目
現在、クナイプはリップバームよりもボディケア・バスラインを中心に新商品を展開しています。
季節限定の入浴剤や香りシリーズが充実しており、「癒しのブランド」としてのイメージを強化中。
その流れからも、リップ製品の再販はすぐには期待しにくいかもしれません。
とはいえ、ブランドとしての人気は根強く、ユーザーからの再販希望も多いことから、仕様変更や限定復活の可能性も残されています。
クナイプリップが販売終了した理由まとめ
クナイプリップが販売終了となった背景には、
・製品ラインの整理
・原料やコストの上昇
・市場ニーズの変化
など、複数の要因が重なっていると考えられます。
現在は在庫限りの流通で、手に入れたい人は早めのチェックが必要です。
また、代替品としてニベア ディープモイスチャー ナイトプロテクト・キュレル リップケアバーム・ロクシタン シアリップバーム・WELEDA リップバームなど、似た使用感の製品を試すのもおすすめです。
愛用者にとっては残念なニュースですが、ブランドとしての方向転換や品質見直しの一環とも言えます。
自然派リップを探している人は、これを機に他のナチュラルブランドを試してみるのも良いかもしれません。
クナイプリップバーム スペアミントの香りの販売終了の理由をきっかけに、自分に合ったリップケアを見直してみましょう。
