最近、「プリッツローストが売ってない」「あの赤い箱のロースト味、見かけなくなった」という声をよく聞きます。
昔から親しまれてきたお菓子だけに、販売終了したのでは?と不安になる方も多いですよね。
ここでは、プリッツローストの販売終了の真相や、終了理由、販売店、そして再販の可能性について、最新の情報をまとめてお伝えします。
プリッツローストは本当に販売終了したの?
結論から言うと、「プリッツロースト」という名前の商品は、旧シリーズ(赤い箱のタイプ)がすでに販売終了しています。
ただし、“ロースト味”そのものが完全になくなったわけではありません。
現在は、「プリッツ<ロースト 塩バター>」という新しい仕様の製品が販売されています。
これは従来のローストの流れをくむ後継商品で、味わいの方向性は引き継がれていると言えます。
つまり、旧パッケージの“赤い箱のロースト”が終売になっただけで、ロースト系のプリッツローストは今も生き続けているのです。
実際、グリコ公式サイトのプリッツ紹介ページには、「プリッツ<ロースト 塩バター>」や「プリッツ<旨サラダ>」などが現行ラインナップとして掲載されています。
このことからも、プリッツブランドとしては継続しており、味や仕様をリニューアルして展開していることが分かります。
販売終了といわれるようになった理由
それでは、なぜ「販売終了」と言われるようになったのでしょうか。
いくつかの要因が重なっています。
1. 旧シリーズの終売とリニューアル
プリッツローストの旧タイプは、1990年代から長年親しまれてきた定番でした。
しかし、グリコでは時代に合わせて味や素材をアップデートしており、旧仕様を終了して新製品に切り替えたのです。
特に、「香りロースト」や「シュガーコート付きロースト」など、派生タイプが多かったため、シリーズ整理の一環として統合が行われました。
2. 原材料とコストの影響
近年、食品業界全体で小麦やバターなど原材料の高騰が続いています。
これにより、製造コストの見直しやラインナップ再構築が必要になり、旧タイプの製品を維持するのが難しくなった可能性があります。
また、新しい「プリッツ<ロースト 塩バター>」では北海道産発酵バターなどを使用しており、より素材にこだわった方向へシフトしています。
3. 流通・在庫の切り替えによる“空白期間”
リニューアル時には、旧商品が店頭から消えて新商品が並ぶまでの“空白期間”が生じることがあります。
このタイミングで「売ってない」「見かけない」と感じる人が増え、“販売終了説”が広がったと考えられます。
特に地域や店舗によって在庫状況が違うため、全国的に見え方がバラついていたことも要因の一つです。
現在どこで買える?販売店・取扱い状況
旧「プリッツロースト」はすでに多くの店舗で在庫がなく、入手はほぼ不可能になっています。
一方で、新しい「プリッツ<ロースト 塩バター>」は、全国のスーパー・コンビニ・ドラッグストアなどで販売中です。
主な取扱い店舗としては以下のようなところがあります。
- セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートなどのコンビニ各社
- イオン、イトーヨーカドー、西友などの大手スーパー
- ドン・キホーテ、ダイソーなどのバラエティショップ
- 楽天市場・Amazonなどのオンライン通販
ただし、店舗によっては入荷状況が異なるため、探しても見つからないこともあります。
その場合は、通販サイトで「プリッツロースト」「プリッツ<ロースト 塩バター>」で検索してみると在庫が見つかる可能性が高いです。
通販では旧シリーズも一部出品されていますが、希少品扱いで価格が高騰していることがあります。
購入する際は出品者や価格設定に注意が必要です。
味や見た目の違いはあるの?
旧「プリッツロースト」と新しい「プリッツ<ロースト 塩バター>」を食べ比べると、味わいが少し異なります。
旧タイプは「香ばしくてほんのり甘い、焼き菓子のような風味」が特徴でした。
一方、新タイプは「塩味とバターの香り」が強く、甘じょっぱい味わいに進化しています。
全粒粉を使用しているため、より香ばしさが際立ち、食感も軽やかになっています。
見た目もやや変わっており、旧シリーズの赤い箱から、淡いベージュと金色を基調とした上品なパッケージデザインにリニューアルされています。
ブランドとしての印象が、懐かしさから“少し大人向けの味わい”へとシフトしている印象です。
「売ってない」と感じる人が多い理由
SNSを中心に、「プリッツローストが売ってない」「もう終わったの?」という投稿が目立ちます。
こうした声の背景には、次のような事情があります。
- 店舗ごとの在庫差や仕入れ状況の違い
- リニューアル時の切り替えタイミングによる品薄状態
- 旧パッケージがなくなり、見た目の変化に気づかないまま“消えた”と思ってしまう
- 通販では旧版が高値で販売されているため、終了したと誤解されやすい
つまり、実際には完全な終売ではないものの、消費者の目線からは“販売終了したように見える”状態が続いているのです。
再販や復刻の可能性はある?
残念ながら、現時点で旧「プリッツロースト(赤箱)」の再販情報は確認されていません。
グリコからも「再発売」や「復刻版」といった公式発表は出ていません。
とはいえ、人気のあった味や懐かしのシリーズが期間限定で復刻される例は他社製品でもよく見られます。
プリッツブランド自体が長寿シリーズであるため、将来的に“懐かしのロースト味”として再登場する可能性もゼロではありません。
特にSNSなどで再販希望の声が多く上がれば、限定復刻のきっかけになることも考えられます。
そのため、ファンとしてはメーカー公式サイトやお菓子ニュース、グリコのキャンペーン情報を定期的にチェックしておくのがよいでしょう。
代わりに楽しめるおすすめプリッツロースト
旧ローストの味を懐かしむ方に向けて、現行ラインナップの中から近い味わいを楽しめるプリッツを紹介します。
- プリッツ<ロースト 塩バター>:甘じょっぱさと香ばしさのバランスが絶妙。現在の主力商品。
- プリッツ<旨サラダ>:塩味が効いた定番。さっぱりした後味で軽いおやつにぴったり。
- プリッツ<熟トマト>:トマトの旨味と酸味が感じられる濃い味系。おつまみにも合う。
旧ローストの代わりとして最も近いのはやはり「プリッツ<ロースト 塩バター>」。
まろやかな風味で、大人にも子どもにも人気があります。
スーパーやコンビニで見つけたら、ぜひ一度手に取ってみてください。
プリッツロースト販売終了のまとめ
ここまでの内容を整理すると、次のようになります。
- 旧「プリッツロースト(赤箱)」は販売終了している
- 現在は「プリッツ<ロースト 塩バター>」としてリニューアル販売中
- 終了の背景にはリニューアル・コスト見直し・素材変更などがある
- 店舗や地域によっては「売ってない」と感じることもある
- 再販の予定は未定だが、今後の限定復刻に期待できる可能性も
長年愛されてきた味が姿を変えて続いているのは、ブランドとして息の長い証拠です。
「昔のロースト味が恋しい」という方も、「新しいプリッツを試してみたい」という方も、今のプリッツ<ロースト 塩バター>を一度味わってみると、懐かしさと新しさの両方を感じられるかもしれません。
プリッツローストが販売終了?今後の展開に注目
プリッツローストは、確かに旧パッケージの形では販売終了しています。
しかし、“ロースト”という味の系譜は続いており、今も多くの人に愛されています。
グリコがどんな新しい味を展開していくのか、今後のプリッツシリーズからも目が離せません。
懐かしの味を探す楽しみも、新しい味との出会いも、どちらもお菓子ファンにとっては魅力のひとつ。
プリッツローストの歴史を知ることで、より深くお菓子の世界を楽しめるはずです。
