「クレジットカードみたいに使えるけど審査がいらない」「現金の代わりにチャージして使える」として人気を集めたのが、JCBプリペイドカード。でも最近、「どこで買えるの?」「もう販売してないの?」という声が増えています。
ここでは、現在の販売状況や購入方法、サービス終了の背景、そして代わりに使えるカードまで、分かりやすく解説します。
JCBプリペイドカードとは?
JCBプリペイドカードは、チャージして使う前払い式のカード。JCB加盟店であればクレジットカードのように使うことができ、ネット通販やコンビニ、カフェ、百貨店などでも利用可能でした。
与信審査がなく、学生や主婦でも手軽に作れる点が魅力。クレジットカードを持たない人や、使いすぎを防ぎたい人にも人気がありました。
また、チャージ金額の範囲内で利用するため、支出管理がしやすいのも大きなメリットです。
JCBプリペイドカードはどこで買える?
かつては、全国のコンビニや家電量販店などで購入できました。
しかし、2025年現在は販売・発行が終了しているため、新規に手に入れるのは難しい状況です。ここでは過去の取り扱い状況と、今入手できる可能性のある方法をまとめます。
コンビニでの取り扱い
以前は、ローソンで「JCBプリペイドカード」が販売されていました。2014年には全国展開が始まり、店頭のプリペイドカード売り場で購入できた時期もあります。
ファミリーマートなどでも取り扱いがあった店舗がありますが、現在は在庫終了や取り扱い停止が進んでいます。
ただし、地域や店舗によっては旧在庫が残っている場合もあるため、どうしても探したい場合は店舗に直接確認してみるとよいでしょう。
家電量販店・販売店での取り扱い
ヤマダ電機やジョーシンなど、一部の家電量販店でも販売されていた実績があります。
ただし、こちらもすでに新規発行が停止されており、販売している店舗は非常に限られます。プリペイドカードコーナーがある店舗でも、現在は「JCBプレモカード」など別タイプのカードに切り替わっているケースが多いです。
ネット通販での購入
公式サイトでのオンライン申込はすでに終了しています。JCB公式のプリペイドページには「2025年3月30日をもって新規申し込みを終了」と明記されています。
Amazonや楽天などでも、正規のJCBプリペイドカードは販売されていません。
中古や転売品が出回っている場合もありますが、有効期限や残高、再チャージの可否が不明なものは利用できない可能性があります。安全面を考えると、非公式ルートでの購入は避けたほうが無難です。
サービス終了の背景
JCBはこれまで、いくつかのプリペイドカードを展開してきました。代表的なものは「JCBプリペイドカード」「ANA JCBプリペイドカード」などです。
しかし、近年のキャッシュレス決済環境の変化や、QRコード決済・デジタルウォレットの普及により、物理カード型のプリペイドは利用者が減少。JCBは段階的にサービスを終了する方針を取っています。
2025年3月をもってJCBプリペイドカードの新規発行が終了。
続いてANA JCBプリペイドカードも2025年11月にサービス終了となり、チャージや利用が停止しました。
これにより、JCBが提供するプリペイド型カードのラインナップは大きく整理されつつあります。
代わりに使えるJCB系のプリペイドカード
「それでもJCBブランドのプリペイドを使いたい」という人におすすめなのが、「JCBプレモカード」です。
このカードは現在も販売されており、JCB加盟店で幅広く利用可能です。
JCBプレモカードの特徴
- 全国のコンビニ、家電量販店、ドラッグストアで購入できる
- ギフトカードのように、あらかじめ金額が設定されているタイプ
- 500円〜2万円程度まで、用途に合わせて選べる
- 有効期限は発行日から5年
- ネットショッピングにも対応(JCB加盟店に限る)
クレジットカードのようにチャージを繰り返すことはできませんが、贈答用や一時的な利用には最適です。
また、JCBプレモカードはプリペイド式のため、現金を持ち歩かなくても安全に使えるというメリットもあります。
フリマ・金券ショップで見つかることも?
どうしてもJCBプリペイドカード自体が欲しい場合、メルカリやラクマなどのフリマアプリ、金券ショップで未使用品が出品されていることがあります。
ただし、以下の点には注意してください。
- 有効期限が切れている場合は使えない
- 登録済みのカードは利用不可
- チャージ残高やPIN番号が不明なものはトラブルのもと
- 不正転売や詐欺に遭うリスクがある
安全に使うためには、公式販売ルート以外での購入は避けたほうが賢明です。
JCBプリペイドカードを使う際の注意点
もし手元に有効なJCBプリペイドカードを持っている場合、次の点を確認しておきましょう。
- 有効期限が切れると利用できなくなる
- チャージ残高が残っていても返金は原則不可
- 一部の支払い(定期引き落とし・ガソリンスタンド・高速料金など)は利用できない
- 紛失や盗難の際は再発行不可
期限内に使い切ること、オンラインで残高確認をしておくことが重要です。
まとめ:JCBプリペイドカードどこで買える?
かつてはローソンや家電量販店、公式サイトなどで購入できたJCBプリペイドカードですが、現在は新規販売・発行ともに終了しています。
そのため、現在入手できる可能性があるのは以下のケースのみです。
- 店頭の旧在庫が残っている場合
- 金券ショップ・フリマで未使用品を見つけた場合
しかし、安全性を考えると、今後は「JCBプレモカード」などの現行プリペイドカードを利用するのが現実的です。
JCBプリペイドカードは便利な支払い手段でしたが、サービス終了後は代替カードや電子マネー、QR決済などへの移行が進んでいます。
これからプリペイドカードを使いたい方は、利用目的や使いたい店舗を考えたうえで、最適なキャッシュレス手段を選ぶとよいでしょう。
