「レディーボーデンって、最近お店で見かけないけど…もしかして販売終了？」
そんな声をよく耳にします。かつて“高級アイスクリームの代名詞”として知られたレディーボーデン。懐かしいパイントサイズを思い出す人も多いでしょう。この記事では、その「販売終了の真相」と「今後の再販予定」、そして「代替アイスのおすすめ」まで、最新の情報をまとめてお伝えします。
レディーボーデンはどんなブランド？
レディーボーデン（Lady Borden）は、アメリカ発祥の老舗アイスブランド。
日本では1971年に登場し、“アイスクリームの芸術品”というキャッチコピーで人気を集めました。当時のテレビCMを覚えている人もいるかもしれません。濃厚なバニラとミルクの香り、なめらかな舌触りが特徴で、「ちょっと贅沢なアイス」として家庭の定番になっていました。
その後、製造や販売のライセンスを持つ企業が何度か変わっています。最初は明治乳業が扱い、その後はロッテがライセンスを引き継ぎました。
つまり、レディーボーデンというブランドは途切れることなく、形を変えながら続いてきたのです。
レディーボーデンは本当に販売終了したの？
結論から言えば、「ブランド全体としての販売終了」ではありません。
ただし、時期や地域によって“見かけにくくなった”のは事実です。
明治乳業がかつて販売していたレディーボーデンに関しては、同社の公式サイトで「生産および販売をすべて終了しております」と明記されています。これは、明治がブランドの取り扱いをやめたことを意味します。
一方で、現在はロッテがレディーボーデンを製造・販売しており、公式サイトにも「ミニカップ バニラ」や「バータイプ」などの商品が掲載されています。つまり、ブランド自体は今も存続しています。
ではなぜ「販売終了」と思われてしまったのでしょうか？
「販売終了」と言われるようになった理由
1. 店頭で見かけなくなった
近年、「スーパーやコンビニでレディーボーデンが売っていない」という声が増えています。これは、販売チャネルや在庫の見直しによって、流通が限定的になっていることが大きな理由。
店舗によっては仕入れを減らしており、「特定の味だけ入荷しない」「一部店舗のみ販売」といったケースもあるようです。
2. 品種・サイズの整理
昔のような大きなパイントサイズ（470ml）は、家庭用冷凍庫では保管しにくく、現在はミニカップ（120ml）やバータイプに主力が移行しています。
一部フレーバーが終売になったり、パッケージ変更で一時的に販売を停止した時期もあり、「終わった」と誤解された面もあります。
3. ブランドの移行による混乱
明治からロッテへのライセンス移行時期に「もう販売していない」と誤った情報が拡散したことも一因です。
このような経緯が重なり、ネット上では「販売終了した」という噂が定着してしまいました。
現在の販売状況と入手方法
2025年現在、ロッテの公式ブランドサイトにはレディーボーデンが掲載されており、以下のような商品が確認できます。
- ミニカップ バニラ（120ml）
- パイント バニラ（470ml）
- バータイプ（チョコレート・バニラ）
これらは全国のスーパーや量販店で販売されていますが、地域や店舗によっては取り扱いがない場合もあります。
通販サイトやオンラインストアでも購入可能で、Amazonや楽天市場などで定期的に在庫が出ています。
見つからない場合は「ロッテ公式オンラインショップ」や「冷凍食品専門EC」などをチェックしてみると良いでしょう。
再販予定や復活の可能性はある？
ブランド全体の販売が続いているため、「再販」というよりは「流通の再拡大」「リニューアル」の可能性が高いといえます。
2021年にはレディーボーデンが日本発売50周年を迎え、ロッテが「これからも皆様の幸せなひと時に寄り添い続けたい」とコメントを発表しました。
さらに、消費者の声をもとに「食べきりやすいミニカップ」を新たに展開したり、「おうち時間を楽しむアレンジレシピ」を紹介するなど、時代に合わせた工夫も進めています。
こうした取り組みを見る限り、今後もブランドを続けていく姿勢は明確です。
大々的な新商品やリニューアルの発表があれば、再び店頭での存在感が戻る可能性も十分あります。
それでも買えないときの代替アイスは？
「どうしても近くで買えない」「もう少し手軽に似た味を楽しみたい」という人のために、レディーボーデンの代替アイスをいくつか紹介します。
ハーゲンダッツ
王道の高級アイス。濃厚なミルクと素材の風味が際立ち、レディーボーデンの“リッチ感”に最も近いブランドです。
味の種類も多く、コンビニでも手軽に手に入ります。
明治 エッセルスーパーカップ 超バニラ
明治が培ってきたアイス技術を活かし、なめらかでコクのある味わいが特徴。
「毎日食べても飽きない高品質アイス」として人気で、レディーボーデンの味わいを思い出す人も多いでしょう。
雪見だいふく プレミアムシリーズ
同じロッテのアイスブランドとして、プレミアム感のある期間限定フレーバーもおすすめ。
ミルクのコクや口どけを重視する人には、系統が近い商品です。
ピノ・MOW
滑らかな舌触りと乳感の強いアイスとして、ピノやMOWも人気。小分けタイプで保存しやすく、価格帯も手ごろです。
買えないときの探し方と注意点
- スーパーの大型店舗をチェック
小規模店では扱っていない場合があるため、イオンやイトーヨーカドーなどの大型店を狙うと見つかることがあります。 - オンラインショップを利用する
ロッテ公式通販や大手ECサイトでは、冷凍配送で全国に対応しています。
特に夏季シーズン前後は在庫が変動するため、定期的に確認してみましょう。 - 取り扱い終了の表示に惑わされない
一部のフレーバーやサイズが終了していても、他の種類は販売中のことがあります。
「バニラが終わった＝全終了」ではない点に注意しましょう。
レディーボーデンはこれからどうなる？
50年以上の歴史を持つレディーボーデン。
単なる一商品の枠を超え、“世代を超えて愛されるブランド”として定着しています。
時代の流れに合わせて形を変えながらも、確かな味わいを守り続けているのが強みです。
販売チャネルの変化で“見つけにくくなった”今だからこそ、改めてその価値が見直されるタイミングともいえるでしょう。
今後も限定復刻や新シリーズの展開など、再び話題を呼ぶ可能性は十分にあります。
レディーボーデン販売終了の噂まとめ
レディーボーデンは「販売終了した」と言われがちですが、実際にはロッテによって現在も製造・販売が続いています。
ただし、明治乳業が扱っていた時代の商品はすでに終売しており、ブランドの歴史の中で形を変えてきたことが“終わった”という印象を残したようです。
これからもレディーボーデンは、昔ながらの濃厚な味わいを求める人の心をつかみ続けるはず。
見つけたときには、ぜひそのまろやかさを再び味わってみてください。
