「最近、あの爽やかな香りのレノアハピネスを見かけなくなった…」
そんな声がSNSや口コミサイトで増えています。特に人気だった「レノアハピネス シトラス＆ヴァーベナ」が店頭から消えたことで、販売終了を心配するユーザーも多いようです。今回は、この香りがなぜ姿を消したのか、そして再販の可能性について詳しく調べてみました。
レノアハピネスシトラス＆ヴァーベナは販売終了している？
結論から言えば、「レノアハピネス シトラス＆ヴァーベナ」はすでにメーカー生産が終了している＝廃盤状態です。
メーカーであるP&Gジャパンは、2023年秋頃に「レノアハピネス 夢ふわタッチ」シリーズを全面リニューアルしました。その際、旧ラインの香りが順次整理され、「シトラス＆ヴァーベナ」も新ラインナップに含まれなかったことで自然消滅のような形になっています。
通販サイトでは「販売終了」「お取り扱い終了」と表示されているページもあり、ドラッグストアでも棚から姿を消している店舗が大半です。
ただし、ネットショップやフリマアプリなどでは在庫限りで出品されていることもあるため、「完全にどこにもない」という状況ではありません。
なぜ販売終了になったのか？考えられる4つの理由
「人気だったのに、なぜ終わってしまったの？」と思う方も多いでしょう。
実は柔軟剤の世界では、人気があっても突然リニューアルで消えてしまうことが珍しくありません。ここでは、シトラス＆ヴァーベナが販売終了に至った主な理由を整理します。
1. ブランド全体のリニューアル
最大の理由は、シリーズ全体の刷新です。
レノアハピネスは長く続く人気ブランドですが、香りの系統や処方を定期的に見直しており、2023年のリニューアルで「夢ふわタッチ」という新コンセプトへと進化しました。
新シリーズでは、香りの持続性や衣類のふんわり感を高める技術が導入され、旧製品の多くが順次入れ替えになりました。
このタイミングで、既存の「シトラス＆ヴァーベナ」は新しいラインに引き継がれず、生産終了となったわけです。
2. 香りトレンドの変化
柔軟剤の市場では、香りの流行が数年単位で大きく変わります。
かつては「爽やかで清潔感のある柑橘系」が定番でしたが、近年は「甘く濃厚なフローラル」や「上品なホワイトティー系」の人気が上昇。
この流れの中で、軽やかなシトラス調の香りは“地味”と捉えられ、シリーズ全体の刷新で外されたと考えられます。
3. 売上とコストのバランス
メーカーは全製品を維持することが難しく、販売数が伸び悩んだ香りから順次整理していきます。
香りの種類が多すぎると製造コストや流通管理も複雑になるため、リニューアル時に「売れ筋以外をカット」するのは自然な流れです。
シトラス＆ヴァーベナも一定のファンはいたものの、全体の販売構成比から見て縮小判断がなされた可能性があります。
4. 原材料・製造体制の見直し
香りづけに使われる精油や香料は、原料の価格や供給状況に影響を受けやすいと言われています。
環境規制やコスト上昇の影響で、一部成分が使いづらくなった結果、リニューアル時に構成を変更するケースも多いです。
P&Gから公式に発表はありませんが、そうした外部要因も関係していたと考えられます。
香りの特徴と人気の理由
「シトラス＆ヴァーベナ」の香りは、単なる柑橘系とは一線を画していました。
レモンやオレンジのようなフレッシュさに、ヴァーベナ（レモンバーベナ）特有のハーバルな落ち着きを加えた香りで、清潔感と爽やかさのバランスが絶妙。
香りが強すぎず、男女問わず使いやすいのも人気の理由でした。
口コミでも「甘くなくて清潔感がある」「部屋干しでもさっぱりした香りが残る」と好評でしたが、その分インパクトは控えめ。市場が“香りの主張が強い製品”に移行していた時期と重なり、販売面での立ち位置がやや難しかったともいえます。
現在も購入できる？在庫と販売状況
メーカーの生産は終了していますが、在庫品の流通はまだ残っています。
- 一部のネットショップでは詰替用やボトルが在庫限りで販売中。
- フリマアプリやオークションサイトでも未使用品が出品されることがあります。
- 実店舗ではほぼ姿を消しており、ドラッグストアで見つけるのは難しい状況です。
注意点として、ネット上ではプレミア価格になっている場合もあるため、価格が極端に高い商品には気をつけましょう。
また、長期間保管された柔軟剤は香りが劣化している可能性もあるので、購入時には使用期限や状態を確認することをおすすめします。
再販の可能性はある？
気になるのは「もう一度、あの香りに会えるのか」という点ですよね。
残念ながら、現在のところP&Gから「シトラス＆ヴァーベナ」再販に関する公式発表は出ていません。
過去には、レノアハピネスの一部香りが期間限定で復刻した例もありますが、定番ラインとして復活したケースはほとんどありません。
そのため、再販の可能性は低いと見るのが現実的です。
ただし、柔軟剤市場は常にトレンドが変化するため、今後“爽やか系”が再び注目されるタイミングが来れば、同系統の香りが新商品として登場する可能性はあります。
もしこの香りが好きだった方は、今後のレノアシリーズやP&Gの新製品情報をチェックしておくと良いでしょう。
似た香りを探すならこのポイント
「もう買えないなら、似た香りを探したい」という方も多いはず。
シトラス＆ヴァーベナのような爽やかな香りを選ぶ際は、以下のポイントを意識してみてください。
- シトラス（柑橘）＋ハーブ系の表記がある柔軟剤を選ぶ
- 「フレッシュ」「ナチュラル」「クリーン」といったキーワードを目印にする
- 「男女兼用」「清潔感」「すっきり」といった香りの特徴が紹介されている商品を選ぶ
たとえば、他ブランドでは「ランドリン クラシックフローラル」「ラボン シャイニームーン」など、甘すぎず爽やか系の香りが人気です。
また、柔軟剤だけでなく、同系統の香りを持つ香りづけビーズや洗剤を組み合わせるのもおすすめです。
香りの系譜と柔軟剤市場の変化
柔軟剤はもはや“衣類を柔らかくするだけ”の存在ではなく、香りで個性を楽しむアイテムへと進化しています。
その中で、各メーカーは「香りのトレンド」を敏感に読み取り、定期的にラインナップを更新します。
かつて主流だった「石鹸・柑橘・グリーン系」の香りは、今では少数派になりつつあり、「甘く包み込むような香り」「ラグジュアリーな香り」が増えました。
この変化の中で、シトラス＆ヴァーベナのような“ナチュラルで軽やかな香り”は珍しくなり、逆にファンから惜しまれる存在となったのです。
レノアハピネスシトラス＆ヴァーベナが恋しい人へ
もしこの香りが好きだった方は、まず在庫を見つけたら早めの購入を検討するのが賢明です。
そして、似た香りを探す場合は、シトラスやハーブ系のキーワードを中心に探すと好みに近い製品が見つかるはずです。
また、柔軟剤は定期的にリニューアルされるため、今後の新作にも注目しておくとよいでしょう。P&Gは過去にも消えた香りをリニューアル版として復活させた例があり、シトラス系人気が再燃すれば、再登場の可能性もゼロではありません。
まとめ：販売終了は残念でも、香りの記憶は残る
「レノアハピネス シトラス＆ヴァーベナ」は、確かに販売終了しています。
しかし、香りそのものが愛された理由――爽やかで清潔感のある香調、使う人を選ばない軽やかさ――は、今も多くの人の記憶に残っています。
柔軟剤の香りは流行とともに移り変わりますが、好きな香りに出会えた瞬間の心地よさは、きっと次の製品でも感じられるはず。
これからも、自分にぴったりの香りを探す楽しみを大切にしていきたいですね。
