「レモンサワースクワッドが販売終了したらしい」──そんな噂を最近SNSで見かけた人もいるかもしれません。
EXILEとLDHが手がけ、ローソン限定で発売された話題のレモンサワー。強炭酸とキレのある味わいで人気を集めましたが、現在は「店頭で見かけない」という声が相次いでいます。
この記事では、販売終了の真相と再販の可能性について、現時点で分かっている情報をわかりやすく整理していきます。
レモンサワースクワッドとは?EXILE発の本格派レモンサワー
まずはこの商品がどのような経緯で誕生したのかを振り返ります。
「LEMON SOUR SQUAD(レモンサワースクワッド)」は、2020年1月にローソン限定で発売されたチューハイブランドです。製造は宝酒造、企画・監修にはLDH JAPAN(EXILEなどが所属)が参加。
「ライブ後に飲みたくなるレモンサワー」をテーマに、炭酸の強さや酸味のバランスにこだわって開発された商品でした。
発売初月で100万本を売り上げるほどのヒットを記録。強炭酸とすっきりとした後味、そして“EXILE監修”というブランド性からファンを中心に人気を集めました。
当時のパッケージも特徴的で、シンプルなレモンイエローの缶に「LEMON SOUR SQUAD」のロゴだけを配置。派手な果実写真を使わない、都会的なデザインが印象的でした。
販売終了の噂は本当?公式発表はあるのか
SNSでは最近、「レモンサワースクワッドが販売終了していた」という投稿が目立ちます。
「近所のローソンから消えた」「どこにも売っていない」「世界一おいしかったのに残念」という声も。
しかし、宝酒造やローソン、LDHの公式サイトを確認しても「販売終了」や「生産終了」という発表は出ていません。
実際、2023年7月にはリニューアル版が発売されています。これは“終了”というよりも「刷新」としての再スタートを意味しています。
このため、「販売終了した」というのは誤解の可能性が高く、少なくとも公式には“生産中止”ではありません。
ただし、リニューアル前の旧仕様版(初期デザイン・味のもの)は流通在庫をもって販売終了しており、結果的に“店頭から消えた”と感じられる状況になっているようです。
店頭で見かけない理由は?販売終了と誤解される背景
販売終了の公式発表がないにもかかわらず、なぜ「もう売ってない」と言われているのか。
その背景には、いくつかの要因が考えられます。
- 販売チャネルの限定化
レモンサワースクワッドはローソン限定商品(ローソンストア100除く)です。つまり、一般のスーパーや他のコンビニでは販売されていません。店舗ごとの発注状況によっては取り扱いが停止され、結果的に“見かけない”店舗が増えています。 - 地域・在庫差による販売終了感
地域ごとに在庫処理が異なり、販売が早期終了したエリアでは「もう売っていない」と感じられるケースがあります。実際、公式にも「地域により販売終了となる場合があります」との注記がありました。 - リニューアルによる旧商品の切り替え
2023年のリニューアル版発売に伴い、旧仕様の商品は販売終了。そのため、旧デザイン缶を探している人からは「販売終了」と受け止められています。 - 数量限定・季節限定のような扱い
限定コラボや特別パッケージなど、定常品としての流通がないため、一定期間を過ぎると在庫がなくなることもあります。
このように、公式に「終了」と宣言していなくても、流通や店舗事情で「買えない状態」になることは珍しくありません。
リニューアル版はどう変わった?新レモンサワースクワッドの特徴
2023年7月29日、レモンサワースクワッドはフルリニューアルを実施しました。
この“新生スクワッド”では、味や原材料、デザインが一新されています。
- 国産レモン使用(瀬戸内産など)
よりフレッシュで香り高いレモン果汁を採用。 - 焼酎ベースの変更
飲み飽きしないすっきりとした焼酎にリニューアル。 - デザインの刷新
ブランドカラーを踏襲しつつ、よりシンプルかつモダンな印象に。 - 味のバランスを改善
酸味と苦味のバランスを整え、爽快感を強化。
このリニューアルによって、従来版から味がマイルドに変化し、より幅広い層に受け入れられる仕様になりました。
つまり、“旧版が終了”したというよりも、“新しいバージョンへバトンタッチ”した形と言えます。
再販の可能性はある?限定復刻や再展開の兆し
「もう一度飲みたい」という声が多いレモンサワースクワッド。
今後の再販や再展開の可能性についても見ておきましょう。
1. LDH×宝酒造の関係性が継続
レモンサワースクワッドは、LDHと宝酒造のコラボブランドです。
両社の関係性は現在も続いており、LDH公式サイトでも特集ページが残っています。
この点からも、ブランドとして完全に消滅したわけではないことがわかります。
2. 市場トレンドが追い風
ここ数年、レモンサワー市場は右肩上がりで拡大しています。
各社から新しいフレーバーや高アルコール商品が次々と登場しており、再ブランディングの余地は十分。
ヒット経験のあるレモンサワースクワッドが、限定版や復刻企画として再登場する可能性は高いと考えられます。
3. SNS人気の継続
X(旧Twitter)などでは、今も「また飲みたい」「再販希望」といった投稿が続いています。
ファンコミュニティが存在している限り、メーカー側が反応する可能性もあります。
特にLDH関連イベントやライブシーズンなどで、コラボ的な再登場があっても不思議ではありません。
購入できる場所は?在庫・通販状況の確認
店頭で見つからない場合でも、通販サイトや在庫販売で手に入るケースがあります。
ただし、旧版のレモンサワースクワッドはすでに生産が終了しているため、残っている在庫は少数。
一部のネットショップやオークション、在庫販売系のECサイトではプレミア価格になっていることもあります。
宝酒造のオンラインショップでも、2023年リニューアル版の特集ページが掲載されており、販売が継続していることが確認されています。
つまり、「完全に終了」ではなく、「旧版終了・新仕様継続」という状態です。
販売終了の真相まとめ:完全終了ではなく“刷新”が実態
ここまでの情報を整理すると、次のようにまとめられます。
- レモンサワースクワッドは2020年発売のLDH×宝酒造コラボ商品
- 2023年7月にリニューアル版を発売し、旧仕様は販売終了
- 現在はローソンなど一部店舗やオンラインで新仕様が販売中
- 店頭で見かけないのは地域差や在庫状況による
- 再販・復刻の可能性も十分に残っている
つまり、「販売終了した」というよりも、「仕様変更によるリニューアル」であり、ブランド自体は継続しています。
ただし、地域によっては旧版・新仕様ともに入手が難しい状態になっており、再展開が待たれているのが現状です。
レモンサワースクワッド販売終了の噂を追って──再びあの味に出会える日は?
最後にもう一度、この記事のテーマである「レモンサワースクワッドが販売終了?」に立ち返ります。
SNS上の“販売終了”という言葉は誤解に近く、実際には“リニューアルによる切り替え”が行われたことが分かりました。
とはいえ、店舗で見かける機会が減っているのも事実です。
強炭酸の刺激とレモンの酸味、そしてEXILEらしい都会的なブランディング──。
あの味わいをもう一度楽しみたい人は、宝酒造オンラインやローソン限定キャンペーン情報をこまめにチェックしておくのがおすすめです。
再販や限定復刻のニュースが出れば、きっと多くのファンが歓喜するはず。
レモンサワースクワッドは、まだ完全に終わってはいません。
再びあの缶を手に取れる日を、少しだけ期待して待ちましょう。
