Nintendo Switchユーザーの間で根強い人気を誇っていた「ワイヤレスホリパッド」。
しかし最近、「店頭で見かけなくなった」「販売終了って本当?」という声が増えています。
この記事では、ワイヤレスホリパッドがなぜ“消えた”と感じられているのか、販売終了の真相や再販・代替モデルの情報までを詳しく整理します。
ワイヤレスホリパッドとは?純正に負けない人気コントローラー
まず、ワイヤレスホリパッドはゲーム周辺機器メーカーHORI(ホリ)が販売する、Nintendo Switch対応のワイヤレスコントローラーです。
任天堂の正式ライセンス商品として販売されており、「ワイヤレスホリパッド for Nintendo Switch(型番NSW-175)」などが代表的なモデルです。
デザインはシンプルで握りやすく、純正プロコンよりも軽量。
ボタン配置も似ているため、手に馴染みやすいと評判でした。
価格も純正より安く、性能面でも「十分使える」「コスパが良い」と多くのユーザーに支持されていました。
販売終了と噂された背景
ここ数年、SNSやレビューサイトで「ワイヤレスホリパッドが売っていない」「販売終了って本当?」という声が増加しています。
その背景には、いくつかの要因が複合的に絡んでいます。
1. 一時的な流通停止と在庫切れ
最も大きな理由は、量販店やオンラインショップでの一時的な在庫切れです。
家電量販店のサイトに「販売終了」と表示されるケースもあり、それが「生産終了」と誤解されたことが広がりました。
実際には、出荷調整や在庫整理による一時的な停止で、再び流通が再開された時期もあります。
2. 限定デザインモデルの早期終了
ピカチュウやゼルダ、マリオなどのコラボモデルは人気が高く、生産数も限られていました。
そのため早い段階で在庫がなくなり、結果として「ワイヤレスホリパッド自体が終了した」と誤解されたケースも。
限定デザインは再販の予定がなく、現在では中古市場でプレミア価格がつくこともあります。
3. 新モデルへの移行
HORIは定期的に製品ラインを刷新しており、「ワイヤレスホリパッド TURBO for Nintendo Switch(型番NSW-461)」が2023年9月に登場しました。
この新モデルではBluetooth 5.0対応や連続使用時間の向上など、性能が大幅に進化。
旧モデルの生産は段階的に縮小されており、そのタイミングで“販売終了”と捉えられた可能性があります。
4. コロナ禍による品薄と転売
2020年以降の巣ごもり需要で、コントローラー全体の需要が急増しました。
工場稼働の制限や部品供給の遅れにより、一時的に品薄が続いた時期もあります。
その結果、Amazonなどで価格が高騰し「もう販売されていないのでは?」という誤解を生んだという経緯もあります。
現在も買える?ワイヤレスホリパッドの販売状況
2025年時点でも、通常モデルのワイヤレスホリパッドはAmazonや楽天などで販売が続いています。
ただし、在庫は流動的で、一時的に「在庫なし」と表示されることも。
家電量販店によっては店頭で扱いがない場合もあるため、確実に入手したいならオンラインショップの在庫確認が有効です。
特に注意したいのは、古いモデルと新モデルの違い。
旧モデル(NSW-175)はUSB Micro-B充電なのに対し、新モデル(NSW-461)はUSB-C対応で、通信安定性や電池持ちも改善されています。
購入前に型番をチェックしておくと間違いがありません。
後継モデル「ワイヤレスホリパッド TURBO」とは?
現在の主力は「ワイヤレスホリパッド TURBO for Nintendo Switch」。
旧モデルの特徴を引き継ぎつつ、以下のような改良が加えられています。
- Bluetooth 5.0対応で通信が安定
- 充電端子がUSB Type-Cに変更
- 連続動作時間が最大約15時間に向上
- 連射機能(TURBO)を搭載
デザインは従来モデルに近く、握り心地もほぼ同じ。
旧モデルユーザーでも違和感なく使える作りになっています。
Switch2対応モデルの登場予定
2025年秋には、「ワイヤレスホリパッド TURBO for Nintendo Switch 2」も発売予定と報じられています。
新型Nintendo Switchに合わせた設計で、スティック精度や耐久性がさらに向上するとのこと。
カラーも複数展開される見込みで、次世代機ユーザーにはこちらが主流になる可能性が高いです。
つまり、HORIとしては「旧モデル終了→新モデル移行→次世代対応」へと、段階的に世代交代を進めているというわけです。
販売終了と再販の線引き:本当のところは?
「販売終了」という言葉はしばしば誤解を招きます。
メーカーが公式に「生産終了」を発表したわけではないため、厳密には“販売終了ではない”のが実情です。
ただし、旧モデルや限定モデルについては、再生産の予定がないため“実質的な終売”と見るのが妥当でしょう。
一方で、通常モデルや新型TURBOモデルは現行製品として流通しており、再販や後継品として購入可能です。
特にHORI公式サイトや正規販売店では、最新モデルの案内ページが確認できます。
代替製品を探している人へ
もし旧型を探しても見つからない場合は、以下のような選択肢があります。
- Nintendo Switch Proコントローラー
振動機能・ジャイロ・amiibo対応を重視する人におすすめ。
価格はやや高いものの、安定性と耐久性は抜群です。 - ワイヤレスホリパッド TURBO for Nintendo Switch(型番NSW-461)
旧モデルの後継として最も自然な選択肢。
HORI製ならではの操作感と価格バランスが魅力。 - 有線ホリパッド
遅延を極限まで抑えたい人に向くモデル。
価格が安く、シンプルな構造で安心感があります。
どのモデルもライセンス商品であり、Switch本体との相性面でも安心できます。
購入時の注意点
ワイヤレスホリパッドは人気が高いため、転売商品や模倣品も出回っています。
購入時は以下の点を確認しましょう。
- HORI公式のライセンスマーク(任天堂の赤いマーク)があるか
- 商品説明欄に「HORI株式会社」と明記されているか
- 不自然に高い価格・海外発送表記がないか
正規品を購入すれば、品質や保証の面でも安心です。
特にAmazonや楽天では、販売元が「HORI公式」または「認定ストア」かをチェックするのが確実です。
ワイヤレスホリパッド販売終了の真相まとめ
ワイヤレスホリパッドが“販売終了”と言われる理由は、
実際には「旧モデルの生産終了+新モデルへの移行」「一時的な流通停止」「限定版のプレミア化」が重なった結果です。
現在も通常モデルや新型TURBOモデルは販売中で、再販というより「世代交代」の段階にあるといえます。
Nintendo Switch2の登場を控えた今、HORIは新しいラインアップに移行しており、旧モデルが姿を消していくのは自然な流れでしょう。
ワイヤレスホリパッド販売終了?今後の動きに注目
結論として、ワイヤレスホリパッドは完全に終売したわけではなく、
「旧モデルの終了」と「新モデルの登場」が同時に進んでいる状態です。
もしお気に入りのデザインや操作感を持つモデルがあるなら、今のうちに確保しておくのがおすすめ。
そして、ワイヤレスホリパッド TURBO for Nintendo Switch 2が登場する秋には、再びホリパッドシリーズが注目を集めることは間違いありません。
これからもHORIの新製品ラインに注目しながら、自分に合ったコントローラーを見つけていきましょう。
