年末が近づくと、毎年のように話題になるのが「喪中ハガキ、どうしよう？」という問題。
いざ出そうと思っても、「どこで買えるの？」「郵便局まで行かなきゃダメ？」と迷ってしまう方は多いはずです。
この記事では、喪中ハガキが買える場所や選び方、注意点までを、わかりやすく丁寧に解説します。
喪中ハガキとは？基本をおさらい
まず、喪中ハガキとは「身内に不幸があり、年賀状のやり取りを控えます」ということを知らせる挨拶状です。
一般的には、11月から12月上旬までに相手に届くように出すのがマナーとされています。
特別な種類のはがきが存在するわけではなく、落ち着いたデザインの官製はがきや私製はがきを使えばOK。
郵便局やコンビニなど、身近なお店で簡単に用意できます。
郵便局で買える喪中ハガキ
最も確実に喪中ハガキを購入できるのは、やはり郵便局です。
郵便局では「胡蝶蘭」など控えめで上品な絵柄が印刷された通常はがきを販売しており、喪中用として多くの方に選ばれています。
また、郵便局では印刷サービスも充実しています。
文面やデザインを選んで印刷まで依頼できるため、自分でプリンターを用意する必要がありません。
宛名印刷もオプションで対応しており、必要な枚数を注文するだけで完成品が届きます。
ネット注文も可能で、オンライン限定デザインや早期割引などもあります。
「郵便局の喪中はがき印刷サービス」で検索すれば、自宅からすぐに申し込みができるので、忙しい人にも便利です。
コンビニで買える喪中ハガキ
次に便利なのが、セブン-イレブンやローソン、ファミリーマートといったコンビニです。
年末シーズンになると、店舗の一角で喪中ハガキや寒中見舞い用のはがきを販売しています。
一部店舗では、マルチコピー機を使って喪中はがきを印刷できるサービスもあります。
データを持ち込んで印刷したり、専用アプリから申し込んで店頭で受け取ったりと、手軽に利用できます。
ただし、全ての店舗で喪中ハガキを扱っているわけではないため、在庫状況を確認しておくと安心です。
注意したいのは、コンビニでは「弔事用切手」が置かれていないことが多い点。
切手付きの官製はがきを選ぶか、郵便局で切手を別に購入して貼る必要があります。
文房具店・書店・雑貨店でも見つかる
喪中ハガキは文房具店や書店、雑貨店の年賀状コーナーでも取り扱われています。
特に11月以降は、年賀状と並んで喪中はがき用の無地はがきや、控えめなデザインの私製はがきが並ぶ時期です。
大型ショッピングモールや百貨店の文具売り場、LOFTや東急ハンズなどでも販売されていることがあります。
また、100円ショップの私製はがきを利用して、切手を貼って送る人も増えています。
ただし、店舗によって品揃えが異なり、喪中用デザインが常時あるとは限りません。
ネット通販・印刷サービスを活用する方法
「時間がない」「外出したくない」「大量に印刷したい」という方には、ネット通販や印刷サービスが便利です。
楽天市場やAmazonでは、喪中用デザインのはがきや、印刷済みのセット商品が多数販売されています。
デザインの種類も豊富で、「胡蝶蘭」や百合など落ち着いたモチーフが多く、メッセージ文面も自由に選べます。
注文から発送まで数日で完了するため、余裕を持って準備できます。
また、ネット印刷専門サービスでは、宛名印刷や文面印刷を一括で依頼できます。
テンプレートを選んで必要事項を入力するだけでOK。
投函代行を行っている業者もあり、「印刷から投函までおまかせ」で完結するケースもあります。
ただし、サイトによって納期・料金・対応内容が異なるので、比較してから利用しましょう。
喪中ハガキを買うときの注意点
喪中ハガキを購入・作成する際に、いくつか気をつけたいポイントがあります。
- 「喪中専用はがき」は存在しない場合がある
郵便局では「喪中はがき」という商品名ではなく、落ち着いたデザインの通常はがきを喪中用に使うスタイルです。 - 切手の種類に注意
弔事用切手は郵便局でのみ扱われることが多く、コンビニでは取り扱っていないことがあります。
代わりに普通切手を使ってもマナー違反ではありません。 - 在庫切れや販売時期に注意
コンビニや文具店ではシーズンが限られ、11月〜12月上旬以外は置いていないこともあります。
確実に手に入れたいなら早めの準備が安心です。 - 印刷を依頼する場合の納期
ネット印刷や郵便局の印刷サービスでは、発送まで数日かかる場合があります。
出す時期を逆算して早めに注文しておきましょう。
喪中ハガキの選び方とマナーの基本
喪中ハガキのデザインは、派手すぎず落ち着いた色合いが基本。
背景が白やグレー、文字は黒または濃いグレーが一般的です。
文面では、個人の不幸を知らせる内容を簡潔にまとめ、年賀の挨拶を控える旨を伝えます。
「昨年○月に○○が永眠いたしましたため、新年のご挨拶を失礼させていただきます」
といった文章が定番です。
ビジネス関係の相手や友人など、相手に負担をかけない丁寧な表現を心がけましょう。
喪中ハガキはいつまでに出す？
一般的には、相手が年賀状を準備する前、12月初旬までに届くように送るのが理想です。
11月中旬には準備を始めておくと安心。
もし間に合わなかった場合は、年が明けてから「寒中見舞い」で挨拶をするのがマナーです。
状況別・おすすめの購入方法まとめ
喪中ハガキの購入場所は多様ですが、自分の状況に合わせて選ぶのがポイントです。
- 確実に揃えたい人：郵便局（官製はがき＋印刷サービス）
- 急ぎで欲しい人：コンビニ（セブン・ローソン・ファミマなど）
- デザインにこだわりたい人：ネット印刷サービス
- 少量・シンプルで十分な人：文房具店や100円ショップ
どこで買ってもマナー的には問題ありません。
重要なのは、早めに準備し、相手に失礼のない形で届けることです。
喪中ハガキはどこで買える？郵便局やコンビニなど販売場所を徹底解説
喪中ハガキは、郵便局やコンビニ、文房具店、さらにはネット通販まで、意外といろんな場所で手に入ります。
それぞれのメリットを整理すると――
- 郵便局：確実で安心。印刷や宛名対応もできる。
- コンビニ：急ぎに便利。ただし店舗によって在庫差あり。
- 文房具店・書店：デザインの選択肢が豊富。
- ネット通販：時間がなくても注文できる。印刷や投函代行も可能。
大切なのは、「喪中はがきを出す気持ち」を丁寧に伝えること。
形式にとらわれすぎず、相手に誠意が伝わる一枚を選ぶことが何より大切です。
早めに準備して、心を込めた喪中ハガキを送りましょう。
