突然の訃報に、「喪服がない!」「どこで買えるの?」と焦る人は少なくありません。フォーマルウェアは普段着と違って出番が限られるため、いざという時に準備ができていないことが多いですよね。この記事では、男女別に喪服を買える場所、通販やレンタルサービスの活用法までをわかりやすくまとめました。急な葬儀にも落ち着いて対応できるよう、選び方のポイントも紹介していきます。
喪服を選ぶ前に知っておきたい基本
喪服には「正喪服」「準喪服」「略喪服」の3種類があります。
喪主や親族など、葬儀の中心になる人は正喪服(モーニングやロング丈のワンピースなど)。
一般参列者は準喪服(いわゆるブラックスーツやアンサンブル)を着るのが一般的です。
略喪服はややカジュアルな黒い服で、通夜など簡易的な場面で選ばれます。
喪服を探すときは、「誰として参列するのか」「どんな式なのか」をまず意識しましょう。そのうえで、サイズや素材、必要な小物(靴・バッグ・ネクタイなど)もあわせて揃えると安心です。
男性用喪服が買える場所
紳士服チェーン店
男性用の喪服を探すなら、まず思い浮かぶのが「洋服の青山」「AOKI」「はるやま」といった紳士服チェーン。全国に店舗があり、即日仕上げや裾直しにも対応してくれます。
- 洋服の青山
ブラックスーツのラインナップが豊富で、急な通夜にも対応可能。シャツやネクタイ、靴まで一式そろいます。 - AOKI
喪服・礼服コーナーが常設されており、サイズ展開が幅広いのが特徴。急ぎの時は「即日お渡しサービス」も便利です。 - はるやま
黒の発色や質感にこだわったフォーマルスーツが多く、ベーシックで長く着られる喪服を探す人に人気です。
これらの店舗はフォーマルの専門知識を持つスタッフがいるため、「どれを選べばいいかわからない」という人も安心。店舗によっては礼服用の小物セットも販売しており、一度で必要なものをすべて揃えられます。
女性用喪服が買える場所
フォーマル専門ブランド・百貨店
女性の喪服は、デザインやシルエットの違いが多く、しっかり選びたいなら専門ブランドがおすすめです。
- 東京ソワール
老舗のフォーマルブランドで、百貨店にも多くの店舗を展開。アンサンブルやワンピースタイプなど、年齢や体型に合わせて選べます。 - AIMER
若い世代にも人気のブランド。喪服以外にも結婚式などに着回せるデザインがあり、「少し柔らかい印象にしたい」人にぴったり。 - CARETTE
黒の深さや上品さに定評があり、シンプルで上質な喪服を求める女性に人気。通販でも購入可能です。
百貨店のフォーマル売り場には、これらのブランドが並んでいることも多く、試着しながら選べるのが魅力。お直しやアフターケアも充実しているため、「長く使いたい」人には特に向いています。
手軽に買えるお店もある
「時間がない」「とにかく今すぐ欲しい」という場合は、量販店やファストファッション店を利用する方法もあります。
- しまむら
ブラックフォーマルの取り扱いがあり、価格も手ごろ。喪服に見えるセットアップも販売されています。 - ユニクロ
公式には喪服ではありませんが、シンプルな黒ジャケットやパンツで代用可能。光沢を抑えた素材を選ぶのがポイントです。 - ドン・キホーテ
緊急時の代用品としてスーツセットを販売している店舗もあります。
ただし、これらは「喪服に見える黒い服」であって正式な礼服ではありません。特に葬儀の主催側や近親者は、正式な喪服を選ぶのが望ましいでしょう。
通販で喪服を買う
近くに店舗がない、時間が取れない人には通販が便利です。近年は品質の高いブラックフォーマルをオンラインで購入できるブランドも増えています。
- 東京ソワール 公式オンラインストア
サイズ展開が豊富で、年代別・体型別の喪服が選べます。返品・交換にも対応。 - MONOIR
レディース喪服専門の通販サイト。ストレッチ素材や洗えるタイプなど、実用性を重視した商品が人気。 - AIMER Online Store
スタイリッシュなデザインが多く、通夜・告別式のほか法要や礼服としても着回せるタイプが揃っています。
通販のメリットは、自宅にいながらサイズ比較や価格チェックができる点。
ただし、サイズ感や丈感がブランドによって異なるため、レビューを確認しつつ返品ポリシーもチェックしておきましょう。
喪服を「買わずに借りる」という選択
最近は喪服をレンタルする人も増えています。数年に一度しか使わないなら、購入よりも合理的です。
- 喪服レスキュー
無人店舗で24時間レンタル可能。メンズ・レディース両対応で、最短当日から借りられます。小物付きプランもあり、出張先などでも利用しやすい。 - レンタルのやました
全国配送対応の老舗レンタルサービス。3泊4日で約6,000円から利用でき、返却も簡単。サイズ交換にも柔軟に対応しています。 - アトリエはるか
駅近で女性向け喪服をレンタルできるサロン。急ぎの際に便利で、スタイリングの相談も可能です。
レンタルの良い点は、コストを抑えられることと、収納スペースを取らないこと。急な訃報にも対応できるスピード感が魅力です。ただし、人気の時期やサイズは予約が埋まるため、早めの手配を心がけましょう。
喪服の代用とマナーの注意点
黒いスーツやワンピースを喪服代わりにする場合は、次の点に注意が必要です。
- 光沢のない素材を選ぶ
- 肌の露出を控える
- 靴・バッグ・アクセサリーは黒で統一
- 女性はストッキングも黒を選ぶ
「黒ければOK」と思いがちですが、実際には素材感やデザインが大切です。特に葬儀の場では、派手さを抑えた落ち着いた印象を意識しましょう。
喪服を選ぶときのポイント
- サイズと着心地
長時間着用する場面も多いため、ストレッチ素材や動きやすいデザインを選ぶと快適です。 - 洗える素材かどうか
家で手入れできる「ウォッシャブルタイプ」なら、法要など複数回使うときにも便利。 - 小物を一式そろえる
喪服だけでなく、ネクタイ、靴、バッグ、アクセサリーも忘れずに準備しましょう。 - レンタルか購入かを決める
出番が少ない人はレンタル、頻繁に使う人は購入が向いています。
喪服はどこで買える?男女別の購入場所とレンタル・通販情報まとめ
喪服は、洋服の青山やAOKIなどのスーツ専門店、東京ソワールなどのフォーマルブランド、そして通販やレンタルサービスなど、さまざまな場所で手に入ります。
近年は「洗える喪服」や「即日レンタル」なども登場し、以前よりもずっと準備しやすくなりました。
葬儀は突然訪れるもの。慌てないためにも、あらかじめ一式を揃えるか、レンタルサービスを確認しておくと安心です。
男女問わず、きちんとした身だしなみで故人に敬意を表せるよう、自分に合った方法で喪服を準備しておきましょう。
