広島を訪れたら一度は食べてみたい名物、「はっさく大福」。
甘すぎず、柑橘の爽やかさがふわっと広がるこの和菓子は、広島土産としても人気です。でも実際に探してみると「どこで買えるの?」「通販でも買えるの?」と迷う人も多いですよね。
この記事では、広島はっさく大福を買える場所や販売店、通販情報を分かりやすくまとめます。
はっさく大福とは?爽やかな甘さが魅力の広島銘菓
はっさく大福は、広島県尾道市・因島で生まれた和菓子です。
みずみずしいはっさくの果肉を、白あんとやわらかい餅で包んだもの。ひと口食べると、はっさく特有のほろ苦さと酸味、そして白あんの優しい甘さが絶妙に調和します。
フルーツ大福の先駆けともいわれ、今では全国的にも知られる存在になりました。とはいえ、果実を使う生菓子のため、流通時期や保存方法には少し注意が必要。購入前に知っておくと安心です。
元祖・もち菓子のかしはらで味わう本場のはっさく大福
広島で「元祖」といえば、やはりもち菓子のかしはら。
1980年代、因島の柑橘を活かした菓子として誕生し、今では広島市に本店を構えています。
ここのはっさく大福は、ひとつひとつ手作り。はっさくの果実を丁寧に包み込む製法が特徴です。冷蔵保存で賞味期限は約3日。素材の鮮度を保つために、作り置きではなくその都度仕込まれています。
販売時期は例年10月から翌年8月ごろまで。
夏の終わりには在庫がなくなり、一時販売休止になることも。再開時期は公式サイトで告知されるので、購入前に確認しておくのがおすすめです。
因島の「はっさく屋」でも大人気!できたての味を現地で
はっさく大福発祥の地・因島にあるはっさく屋も人気店。
こちらでは地元因島や生口島で採れたはっさくを使用し、すべて手作業で製造しています。
ひと粒ずつ皮をむいて作るため、大量生産はできませんが、その分「果肉のぷりっと感」が楽しめると評判です。
本店は尾道市因島大浜町、因島大橋公園の近く。
観光で訪れる人も多く、開店前から並ぶこともあるほどの人気ぶりです。広島市内の百貨店や駅の土産店でも取り扱いがありますが、やはり本店の“できたて”は格別。広島旅行の途中で立ち寄る価値があります。
広島駅・空港でも買える!観光客に便利な販売スポット
「現地まで行けないけど、帰りにお土産として買いたい」という人におすすめなのが、広島駅や空港の売店です。
広島駅構内「おみやげ街道」
広島駅ビルの「ekieおみやげ街道」では、はっさく大福を販売しています。
日によって入荷数が限られており、売り切れ次第終了。特に休日や観光シーズンは早い時間に完売することもあります。
広島空港 ANA FESTA
空港内のANA FESTAでも人気商品として取り扱い中。
2025年春には販売再開が告知され、価格は1個あたり280円ほど。以前は購入制限がありましたが、現在は緩和されています。フライト前に立ち寄って、お土産として持ち帰る人も多いようです。
広島県内のその他の取扱店
はっさく大福は、観光地やサービスエリア、物産館でも販売されています。代表的な取扱店を挙げると:
- ええじゃん尾道 尾道店(尾道市内)
- 広島ブランドショップTAU(東京銀座のアンテナショップ)
- 各地のSA・PA売店(山陽自動車道沿いなど)
ただし、いずれも入荷状況は日によって変わります。
確実に購入したい場合は、事前に電話で確認しておくのが安心です。
通販で買える?お取り寄せの可否と注意点
近年は通販でもはっさく大福を扱うショップが増えています。
元祖・もち菓子のかしはらは公式サイトでFAX注文に対応しており、全国発送が可能です。また、楽天市場などの通販モールにも出品があります。
ただし、注意点がいくつかあります。
- 要冷蔵・消費期限が短い
製造日を含め3日以内のため、届いたらすぐに冷蔵庫へ。できれば当日中に食べるのが理想です。 - 配送地域に制限あり
離島や一部地域は、到着まで時間がかかり、品質保持の都合で配送不可の場合もあります。 - 在庫変動が大きい
柑橘の収穫時期や生産量によって、販売休止・入荷待ちが発生します。
通販で注文する際は、発送可能日と到着予定日を確認し、受け取り日に不在にならないよう注意しましょう。
季節限定!販売時期に注意しよう
はっさく大福は通年販売ではありません。
一般的な販売シーズンは「10月〜翌年8月ごろ」。
9月以降ははっさくの在庫がなくなり、夏の終わりには一時販売休止となることが多いです。
これは、使用するはっさくが「生果実」であるため。
冷凍や長期保存では風味が落ちてしまうため、収穫・出荷時期に合わせて生産されています。
そのため、「旬を逃すとしばらく買えない」ことも。
広島旅行の予定がある人は、販売期間を確認してから訪れるのがおすすめです。
保存方法とおいしく食べるコツ
購入したはっさく大福は、冷蔵庫(10℃以下)で保存します。
乾燥を防ぐため、箱や袋から出さずに保管するのがポイント。
冷やしすぎると餅が硬くなってしまうため、食べる前に少し常温に戻すとやわらかさが戻ります。
また、冷凍保存はおすすめできません。
果実の水分が抜けて風味が落ちるため、できるだけ新鮮なうちに味わうのが一番です。
広島名物として愛される理由
はっさく大福がここまで人気を集めた背景には、「広島らしさ」があります。
柑橘の名産地・因島のはっさくを使い、職人がひとつずつ手包みする。
その素朴でていねいな作りが、広島県民だけでなく全国の人に愛されています。
お土産としてだけでなく、地元の人が自分用に買うことも多いのが特徴。
甘さ控えめで後味がさっぱりしているので、年配の方や男性ファンも多いお菓子です。
広島はっさく大福はどこで買える?まとめとおすすめの買い方
広島はっさく大福を確実に手に入れるには、以下の3つの方法があります。
- 元祖・もち菓子のかしはらで購入
広島市内の本店で購入すれば間違いなし。販売再開時期は公式情報をチェック。 - 因島のはっさく屋本店で購入
観光の途中で立ち寄るなら現地で味わうのが一番。できたての食感は格別。 - 広島駅・空港・百貨店で購入
帰り際のお土産にぴったり。入荷日や在庫に注意。 - 通販でお取り寄せ
鮮度・賞味期限に気をつければ全国から購入可能。
はっさく大福は、広島の柑橘文化と和菓子職人の技が融合した逸品です。
旬の時期にしか味わえない限定スイーツだからこそ、「今」広島に行く人にはぜひ味わってほしい。
一度食べたら忘れられない爽やかな甘さが、きっと旅の思い出のひとつになるはずです。
