水質や土壌の状態を調べたいとき、手軽に使えるのが「pH試験紙」です。
でも、いざ買おうと思っても「どこに売ってるの？」と迷う人は多いのではないでしょうか。
この記事では、pH試験紙を購入できる場所を実店舗・通販の両面から詳しく紹介します。ドラッグストアやホームセンターでの取り扱い状況、通販でのおすすめ購入方法まで、実際に探すときに役立つ情報をまとめました。
pH試験紙とは？どんなときに使うもの？
pH試験紙は、液体や土などの酸性・アルカリ性の度合いを簡単に測るための紙です。
色の変化を見てpH値を判断する仕組みで、理科の実験だけでなく、次のような身近な場面でも活躍します。
- アクアリウムの水質チェック
- 園芸や家庭菜園の土壌チェック
- 手作り化粧水や石けんのpH確認
- 学校の自由研究
- 食品や飲料の簡易テスト
このように幅広い用途があるため、家庭用から業務用まで種類もさまざまです。測定範囲が「pH1～14」の広域タイプから、中性付近だけを測る「pH5.5～9.0」などの限定タイプまであります。購入前に「どんな対象を測りたいのか」を決めておくと、選びやすくなります。
ドラッグストアでpH試験紙は買える？
まず多くの人が思い浮かべるのがドラッグストア。マツモトキヨシ、ウエルシア、ツルハドラッグなど、全国にあるお店なら気軽に立ち寄れます。
ただし、ドラッグストアの場合は店舗によって取り扱いに大きな差があります。
・一部の店舗では、衛生用品コーナーや理化学用品コーナーに少量のpH試験紙を置いている。
・一方で「在庫なし」や「取り扱いなし」の店舗も多い。
特に日常的に売れる商品ではないため、店員さんもすぐに場所を把握していないこともあります。探す際は「pH試験紙」や「リトマス紙」「水質チェック用紙」という名称を伝えるとスムーズです。
行く前に電話で在庫を確認しておくのもおすすめです。
ホームセンターなら高確率で買える
実店舗で最も安定して入手できるのがホームセンターです。
カインズ、コーナン、コメリ、ナフコなどでは、園芸・水槽・理化学コーナーでpH試験紙を扱っていることが多いです。
用途別に数種類そろっている店舗もあり、ロールタイプやブック式など選択肢も豊富。価格は300円前後から1,000円程度と手ごろです。
特に次のような人にはホームセンターがぴったりです。
- 水槽の水質を定期的にチェックしたい人
- 家庭菜園やガーデニングをしている人
- 実験や自由研究で使いたい学生や親子
店舗で現物を見ながら選べるため、初めて買う人にも安心です。
雑貨店や文具店、ペットショップでも見つかることがある
pH試験紙は理化学用品というイメージがありますが、意外な場所でも見つかることがあります。
たとえば、東急ハンズやロフトなどの大型雑貨店では、実験グッズコーナーに置かれていることがあります。
また、文房具店やクラフト用品店で自由研究向けに販売されているケースもあります。
さらに、水質管理が必要なペットショップや園芸店では、アクアリウム・水槽用品のコーナーにpHチェック用の試験紙を見かけることも。
目的に合わせたタイプが手に入りやすいのが魅力です。
100円ショップでは手に入る？
ダイソー、セリア、キャンドゥといった100円ショップでは、「pH試験紙」としての本格的な製品はあまり見かけません。
ただし、子ども向けの実験キットや簡易的なリトマス紙が販売されていることがあります。
精度を求める測定や、水質・土壌管理といった用途には不向きですが、自由研究や学習の一環として試してみるには手軽な選択肢です。
本格的に使いたい場合は、ホームセンターや通販を利用するほうが確実です。
通販なら種類が豊富で確実に手に入る
「近所の店に置いていない」「確実に手に入れたい」という場合は、通販が最も便利です。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、ASKULなどのオンラインショップでは、多種多様なpH試験紙がそろっています。
通販のメリットは以下の通りです。
- 24時間いつでも注文できる
- 在庫が安定している
- 測定範囲・形状・価格を比較しやすい
- レビューで使用感を確認できる
特に人気のある製品としては次のようなタイプがあります。
- TRUSCO ブック式pH試験紙 pH1～14
手軽に広範囲を測定できる定番タイプ。 - アズワン pH試験紙 スティックタイプ（pH5.5～9.0）
中性付近の測定に便利で、扱いやすい形状。 - ロールタイプのpH試験紙（pH1～14）
長さを自由に切って使えるため、コスパが良い。
通販では専門メーカー製品も簡単に購入でき、業務用や実験用の高精度タイプも選べます。
購入時に気をつけたいポイント
pH試験紙を選ぶときは、次の3つを意識すると失敗しません。
- 用途に合った測定範囲を選ぶ
水槽や土壌など幅広く使いたい場合は「pH1～14」の広域タイプを。
飲料や中性付近のチェックなら「pH5～9」程度で十分です。 - 形状を確認する
ブック式は使いやすく、スティック式は衛生的。ロール式はコスパ重視の人におすすめです。 - 保管方法を守る
湿気や直射日光を避けて保管しないと、変色して精度が落ちることがあります。
使い切りを意識して小分けで購入するのもコツです。
また、pH試験紙は「医薬品」ではなく「理化学用品」です。
肌の状態や体調を診断する目的では使えないため、健康チェックなど医療目的での利用は避けましょう。
pH試験紙を探すときのコツ
実店舗で見つけにくい理由のひとつに、商品名や陳列場所の違いがあります。
「pH試験紙」以外にも「リトマス紙」「水質検査用紙」「試験用ペーパー」など、名称が異なる場合があります。
店頭で探すときは、こうした関連ワードも意識してみてください。
また、店舗によってはレジ横や学用品コーナーなど、意外な場所に並んでいることもあります。
見つからないときは、店員さんに「水質チェック用の試験紙はありますか？」と尋ねるのが確実です。
まとめ：pH試験紙は通販かホームセンターが確実
pH試験紙は、身近な実験から園芸・水槽管理まで幅広く使える便利アイテムです。
購入場所としては、以下のように考えるとスムーズです。
- 手軽に買うならホームセンター
園芸・水槽コーナーで探してみよう。 - 確実に欲しいなら通販
種類が豊富でレビューも参考になる。 - ドラッグストアは在庫にばらつきあり
電話確認がおすすめ。 - 100円ショップは簡易品のみ
本格的な測定には不向き。
必要な範囲や用途に合わせて選べば、pH試験紙は誰でも簡単に使いこなせます。
「pH試験紙はどこで買える？」と迷ったときは、まずホームセンターか通販をチェックしてみてください。
