SG配合顆粒はどこで買える？薬局・通販の販売状況を調査

「SG配合顆粒って、どこで買えるの？」
風邪や頭痛でつらいとき、昔から親しまれてきたこの薬の名前を思い出す人も多いはず。でも最近は、ドラッグストアの棚ではあまり見かけなくなりました。そこで今回は、SG配合顆粒の販売状況と、購入できる場所をくわしく調べてみました。

SG配合顆粒とはどんな薬？

SG配合顆粒は、長年使われてきた解熱鎮痛薬です。
主成分は次の4つ。

この4つがバランスよく配合され、頭痛・歯痛・生理痛・発熱・咽頭痛など、幅広い症状に対応します。
ただし、ピリン系アレルギーがある人や、アセトアミノフェンを含む他の薬を服用中の人は注意が必要です。

SG配合顆粒は医療用医薬品に分類されますが、全国には「処方箋なしで医療用医薬品を販売できる薬局（零売薬局）」もあり、そこで購入できるケースがあります。

結論から言うと、マツモトキヨシやウエルシアなどの一般的なドラッグストアでは、SG配合顆粒は基本的に販売されていません。
医療用医薬品のため、通常の市販薬コーナーには置かれていないのです。

ただし、一部の薬局では「零売（れいばい）」という形で、処方箋がなくても医療用医薬品を販売しています。こうした薬局であれば、SG配合顆粒を直接購入することが可能です。

調査の結果、SG配合顆粒を扱っている薬局はいくつか存在します。
たとえば次のような店舗です。

ただし、在庫が安定していないケースが多く、「お一人様1個まで」などの購入制限を設けている店舗もあります。
来店する際は、事前に電話で在庫状況を確認しておくと安心です。

近年は、オンラインで医薬品を販売する薬局も増えています。
SG配合顆粒も、いくつかの薬局では「通信販売」「郵送販売」に対応しています。

たとえば、ユウキ薬局やトリプルファームなどでは、公式サイトから注文でき、支払い後に自宅まで配送してもらえます。
ただし、通販不可としている薬局もあり、「店頭販売のみ」と明記しているところもあるため、サイト上で必ず確認が必要です。

また、薬機法上のルールにより、販売時に「薬剤師による確認・説明」が求められる場合があります。
そのため、購入画面で簡単な質問に答えたり、注意事項に同意するステップが入ることもあります。

販売価格は薬局によって異なりますが、おおよその相場は次の通りです。

薬価（薬の公定価格）は1gあたり約7.5円とされていますが、実際の販売価格は薬局ごとに設定されています。
また、供給が不安定な時期があり、「在庫切れ」「取り寄せ対応」となることもあるため、購入を希望する場合は余裕を持って確認しておくのがおすすめです。

SG配合顆粒は効果の高い薬ですが、注意すべきポイントもあります。

ピリン系アレルギーの人は使用禁止
イソプロピルアンチピリンが含まれているため、過去にピリン系で発疹などを起こした人は使用できません。
アセトアミノフェン重複に注意
他の風邪薬や鎮痛剤にアセトアミノフェンが含まれていることがあります。重複して服用すると、肝障害のリスクが高まるため注意が必要です。
妊娠中・授乳中の使用は慎重に
服用前に医師や薬剤師に相談しましょう。
アルコールとの併用は避ける
肝臓に負担がかかる可能性があります。

安全に使用するためには、自己判断での長期使用を避け、症状が続く場合は医療機関に相談することが大切です。

もし近くに取り扱いのある薬局が見つからない場合は、アセトアミノフェン系の市販薬を検討するのも一つの方法です。
ただし、SG配合顆粒とまったく同じ配合の市販薬は存在しません。

鎮痛成分が似たものとしては、「バファリンA」「イブA錠」などがありますが、成分構成や作用の強さが異なるため、完全な代替とは言えません。
用途や体質に合わせて、薬剤師に相談して選ぶのが安心です。

SG配合顆粒は、一般的なドラッグストアでは取り扱いが少ないものの、零売薬局やオンライン薬局を通じて購入することができます。
21包から105包までさまざまなサイズがあり、通販対応の店舗を利用すれば全国から注文可能です。

ただし、供給が不安定な時期もあるため、在庫状況を確認してから注文するのが確実です。
また、ピリン系成分やアセトアミノフェンの重複など、安全面の注意も忘れずに。

長年愛用されてきたSG配合顆粒。
必要なときに安心して手に入れるためにも、信頼できる薬局や公式通販を選んで購入するようにしましょう。