「XDCってどこで買えるの?」と気になって調べている人、最近かなり増えています。暗号資産(仮想通貨)の中でも、XDC Networkは実用性の高さで注目を集めているプロジェクト。とはいえ、まだ国内では知名度が高いとは言えず、どの取引所で買えるのか、どうやって購入すればいいのか迷う人も多いはずです。
この記事では、XDCの基礎から国内外の取扱所、そして実際の購入手順までをわかりやすく解説します。
XDCとは?知っておきたい基本情報
まず最初に、XDCとはどんな仮想通貨なのかを簡単に整理しておきましょう。
XDCは「XDC Network(旧称XinFin Network)」のネイティブトークンで、企業向けブロックチェーンとして設計されたプロジェクトです。Ethereum(イーサリアム)と互換性のあるEVM対応のハイブリッド型ブロックチェーンで、企業や金融機関向けの利用を想定しています。
特徴を挙げると次のとおりです。
- 取引速度が速く、手数料が安い
- 公開型とプライベート型を組み合わせたハイブリッド構造
- DPoS(Delegated Proof of Stake)を採用
- スマートコントラクトやDeFi、NFTなどに対応
つまり、単なる投機目的のトークンではなく、実際の貿易金融や実物資産(RWA)トークン化といった実ビジネスに使われることを意識したブロックチェーンなんです。
そのため「長期的な将来性があるアルトコイン」として注目されています。
XDCはどこで買える?【国内取扱所】
2025年現在、XDCを日本円で直接購入できる国内取引所は「SBI VCトレード」のみです。
この取引所はSBIグループが運営しており、金融庁に登録済みの暗号資産交換業者。日本円での入金から購入までをすべて国内完結で行えます。
SBI VCトレードで買うメリット
- 日本円で購入できる(円建て取引)
- 日本語サポートが充実しており初心者にも安心
- 金融庁の監督下にあるため、法令遵守体制が明確
- 資産は分別管理・コールドウォレットで保護されている
また、SBI VCトレードでは「販売所形式」での購入が可能です。
販売所とは、ユーザーが直接SBI VCトレードからXDCを買う方式で、即時に取引が成立するのが特徴です。
ただし、販売所形式には「スプレッド(買値と売値の差)」があるため、取引コストがやや高くなりやすい点には注意しましょう。
少額から安全に始めたい人や、国内で安心して取引したい人には最も現実的な選択肢です。
海外でXDCを買う方法と取扱所
より多くの選択肢や流動性を求めるなら、海外取引所を利用する方法もあります。
XDCは世界的に人気のある銘柄で、複数の海外取引所に上場しています。
主な取扱所は次のとおりです。
これらの取引所では、USDT(テザー)などのステーブルコイン建てでXDCを購入できます。
また、UpholdやGuardaなど一部サービスでは、クレジットカードや銀行振込で法定通貨(USDやEURなど)から直接XDCを買うことも可能です。
海外取引所を利用する際の注意点
- 日本円の入金には対応していない場合が多い
- 海外業者は金融庁未登録であり、日本の保護対象外
- KYC(本人確認)が英語で必要なことがある
- 税務処理や資産管理はすべて自己責任
そのため、仮想通貨初心者や安全性を重視する人は、まず国内取引所から始めるのが無難です。
一方で、取引コストを抑えたい上級者や、すでにUSDTなどを保有している人は、海外取引所を併用する選択もあります。
実際の購入手順(国内編)
SBI VCトレードを例に、購入の流れを簡単に紹介します。
- 口座開設
SBI VCトレードの公式サイトでアカウントを作成。
本人確認書類(運転免許証など)とマイナンバーを提出し、審査完了を待ちます。 - 入金
銀行振込で日本円を入金。
住信SBIネット銀行を使えば即時入金も可能です。 - XDCの購入
販売所メニューから「XDC」を選択し、購入金額を入力。
確定ボタンを押すと即座に取引が成立します。 - 保管・運用
購入したXDCはSBI VCトレード内に保管できます。
長期保有する場合は、外部ウォレットに移すのもおすすめです。
この手順で、初心者でもスムーズに購入できます。
日本語サポートも整っているため、暗号資産を初めて触る人でも安心です。
海外取引所での購入手順(BybitやMEXCなど)
海外取引所を使う場合は、少しステップが増えます。
以下は代表的な流れです。
- 海外取引所に登録
メールアドレスとパスワードでアカウントを作成。
多くの取引所では、KYC(本人確認)を行うと入出金制限が解除されます。 - 資金を入金
日本の取引所で購入したUSDTやBTCを送金します。
(例:SBI VCトレード → MetaMask → Bybit の順で移動) - XDCを購入
取引ペア(例:XDC/USDT)を選び、希望の数量を入力して注文。
指値注文や成行注文が選べます。 - ウォレットへ送金
安全のため、購入したXDCはハードウェアウォレットやソフトウォレットに移すのが基本です。
少し手間はかかりますが、手数料が安く流動性も高いため、慣れている人には便利な方法です。
国内と海外、どちらで買うべき?
それぞれにメリット・デメリットがあります。
国内取引所(SBI VCトレード)向きの人
- 初心者
- 日本円で直接買いたい
- 安心感や法令遵守を重視
- サポートが日本語で欲しい
海外取引所(Bybit・MEXCなど)向きの人
- すでに仮想通貨を保有している
- 手数料を抑えたい
- 取扱銘柄が多い方がいい
- 英語操作や自己管理に慣れている
つまり、「安全に始めたいなら国内」「取引効率を重視するなら海外」という使い分けが現実的です。
慣れてきたら、国内で買ったXDCを海外ウォレットに移して運用する方法もあります。
購入時に気をつけたいポイント
XDCを買うときに意識しておきたい注意点をまとめます。
- 相場の変動リスク
暗号資産全般に言えることですが、XDCも価格変動が大きいです。購入のタイミングを分散する「ドルコスト平均法」などを活用すると安心です。 - スプレッドや手数料の確認
販売所ではスプレッドが広く、思ったより高値で買ってしまうことがあります。複数の取引所で価格を比較してから取引しましょう。 - 資産管理とセキュリティ
取引所に資産を置きっぱなしにせず、自分のウォレットで管理するのが理想です。特に長期保有の場合はハードウェアウォレットを活用しましょう。 - 税務処理の準備
利益が出た場合は、確定申告で「雑所得」として報告が必要になります。海外取引所の利用分も含めて、取引履歴を残しておくと安心です。
XDCを買う理由と将来性
XDCが注目されている理由のひとつは、「実用性に根ざしたプロジェクト」であること。
多くの仮想通貨が投機目的で取引される中、XDCは貿易金融や実物資産のデジタル化といった現実世界の課題解決を目指しています。
今後、国際送金や企業間取引の効率化が進めば、XDC Networkの利用機会は確実に増えるでしょう。
価格面では短期的な変動もありますが、長期的な成長性を見据えて少しずつ保有する人が増えています。
もちろん「必ず上がる」とは言えません。投資はあくまで自己判断ですが、ブロックチェーン技術の実用化に関心がある人にとっては、興味深い銘柄の一つと言えます。
まとめ:XDCはどこで買える?
結論から言えば、XDCを日本円で買いたいなら「SBI VCトレード」一択です。
安全性・法令遵守・日本語サポートが揃っており、初めてでも安心して取引できます。
一方、USDTなどの仮想通貨をすでに持っている人や、取引コストを抑えたい人は、BybitやMEXCなど海外取引所を活用するのも選択肢です。
ブロックチェーンの実用化が進む今、XDCは「技術と現実をつなぐ通貨」として注目を集めています。
これから購入を検討する人は、自分の投資スタイルやリスク許容度に合わせて、最適な方法を選んでみてください。
