「エスカルゴ」と聞いて、まず何を思い浮かべますか?
フランス料理の高級食材“食用かたつむり”を想像する人もいれば、渦巻き状の甘いデニッシュパンを思い出す人も多いでしょう。実は、日本ではどちらの意味でも「エスカルゴ」という言葉が使われています。
この記事では、そんなエスカルゴの「買える場所」について、パン・洋菓子としての販売店と、食材としてのエスカルゴを入手できる通販の両面から解説します。
パンや洋菓子としてのエスカルゴとは?
フランス語で「かたつむり」を意味する“エスカルゴ”ですが、日本ではパンや焼き菓子の名前としても広く親しまれています。
たとえば、バター香るデニッシュ生地を渦巻き状に巻き、アーモンドクリームやラム酒シロップを染み込ませた甘いお菓子。見た目の形が“かたつむりの殻”に似ていることから、その名がついたといわれています。
このタイプのエスカルゴは、昔ながらの洋菓子店やパン屋で作られていることが多く、地域限定の商品として地元に根付いているケースがほとんどです。全国展開している大手チェーンではあまり見かけませんが、“知る人ぞ知る銘菓”として愛されている店がいくつも存在します。
東京近郊で買える代表的なエスカルゴ
東京都大田区久が原にある老舗洋菓子店「フラマリオン エスカルゴ」では、創業当時からの看板商品として「エスカルゴ」を販売しています。
バターをたっぷり使ったデニッシュ生地に、アーモンドクリームを巻き込み、焼き上げたあとにラム酒シロップをたっぷり染み込ませた贅沢な一品。常温で約15日保存でき、日持ちのするお土産としても人気です。
この「エスカルゴ」は、地元・大田区の“おみやげ100選”にも選ばれており、長年愛されてきたロングセラー。店頭販売のほか、オンライン注文や地方発送にも対応しています。
こうしたように、“エスカルゴ”の名を冠した洋菓子は、地域密着の個人店に残っていることが多いのです。
通販で買える「エスカルゴ」焼き菓子シリーズ
「近くにそういうお店がない…」という人でも大丈夫。
近年はオンラインで“エスカルゴ”を買えるショップも増えています。
例えば、ギフトセレクトショップ「リンベル」では、山形県のパティスリー エスカルゴが手がける焼き菓子シリーズを販売しています。フロランタンやバターサンド、レーズンケーキなど、見た目にも上品な洋菓子が並び、贈り物としても人気です。
このように、ブランド名自体が「エスカルゴ」となっているお店もあり、「エスカルゴ=お菓子ブランド」としての知名度も少しずつ広がっています。
また、公式オンラインショップからも全国発送に対応しており、百貨店のギフトカタログなどでも扱われることがあります。
百貨店・デパ地下で見つかる期間限定のエスカルゴ
もうひとつ注目したいのが、百貨店やデパ地下で販売される“期間限定”のエスカルゴです。
例えば、三越伊勢丹のオンラインストアや店頭では、一定期間だけ「エスカルゴ 6個入り」といった商品が登場することがあります。これはお菓子タイプのほか、地方銘菓のコラボ企画として出る場合もあります。
ただし、こうした商品は常設ではなく、イベントやシーズン限定販売が多いため、いつでも買えるわけではありません。
百貨店のスイーツ催事や季節の特集ページをチェックしておくと、思わぬタイミングで出会えることもあります。
静岡など地方のパン屋で見かけるエスカルゴ
静岡県をはじめとした地方のパン屋でも、“エスカルゴ”の名を冠したパンが登場することがあります。
たとえば、デニッシュ生地にカスタードやチョコクリームを巻き込んだ菓子パンとして販売されていることが多く、店舗によっては“シナモンロール風”にアレンジされている場合もあります。
ただし、これらは常設商品とは限らず、「その日の気まぐれ商品」「週末限定パン」として焼かれることも少なくありません。
そのため、地域のパン屋やベーカリーをこまめにチェックし、「エスカルゴ」や「渦巻きデニッシュ」といったキーワードでGoogleマップや口コミサイトを検索するのが確実です。
フランス料理の“食用エスカルゴ”を買いたい人へ
ここまで紹介してきたのはパンや洋菓子としてのエスカルゴですが、もちろん本来の“食材としてのエスカルゴ”も日本で購入可能です。
レストランなどで提供される“エスカルゴ・ブルギニョン”に使われるかたつむりは、冷凍や缶詰の形で通販サイトから購入できます。
Yahoo!ショッピングやAmazon、楽天市場などでは、以下のような商品が販売されています。
- 殻付き冷凍エスカルゴ(12粒・30粒など)
- ココット入りエスカルゴ(調理済みタイプ)
- 業務用冷凍エスカルゴ(レストラン仕様)
これらは主にフランスや台湾などから輸入されており、冷凍保存が基本。家庭で調理する際は、オーブンで温めてバターソースを加えるだけで、レストランのような味を再現できます。
ただし、食品衛生法や輸入規制の関係で、一部の輸入品は在庫が不安定な場合があります。購入前には保存条件や賞味期限を必ず確認しましょう。
エスカルゴを探すときのポイント
エスカルゴという言葉には複数の意味があるため、検索するときは次のように目的を明確にするのがコツです。
- パン・お菓子を探したい場合
→「エスカルゴ パン」「エスカルゴ デニッシュ」「フラマリオン エスカルゴ」などで検索。
または「地域名+パン屋+エスカルゴ」で探すと、地元ベーカリーの情報が見つかることも。 - 食材としてのエスカルゴを探したい場合
→「冷凍 エスカルゴ」「エスカルゴ 殻付き」「エスカルゴ ココット」などで検索すると、通販サイトの商品が一覧できます。 - ギフト・お取り寄せを探したい場合
→「エスカルゴ 洋菓子」「パティスリー エスカルゴ」「エスカルゴ 焼き菓子 ギフト」などが有効です。
また、通販の場合は期間限定や数量限定のことも多いので、再入荷通知を設定しておくと便利です。
名前は同じでも中身はさまざま
「エスカルゴ」という名前でも、その実態はお店や地域によって大きく異なります。
ある店ではデニッシュパン、別の店では焼き菓子、さらに別のサイトでは冷凍食材。見た目も味もまったく違うのに、同じ名前で呼ばれているのがこの商品の面白いところです。
記事で紹介するときは、「今回紹介するエスカルゴは○○タイプです」と最初に明記すると、読者が混乱しません。
特に“食品表示”や“広告”に関しては、景品表示法などで誤認を招く表現が禁じられているため、「効果」「効能」「絶対に買える」などの断定表現は避けましょう。
「○○で購入できる場合がある」「通販で取り扱いを確認できた」といった言い回しが安全です。
エスカルゴはどこで買える?まとめ
最後に、もう一度ポイントを整理します。
- パンや洋菓子としてのエスカルゴは、老舗洋菓子店や地域ベーカリーで販売されている
- オンラインショップやギフト通販でも入手可能(フラマリオン エスカルゴ、パティスリー エスカルゴなど)
- 百貨店では期間限定で登場することがある
- フランス料理用の“食用エスカルゴ”は通販で冷凍・缶詰を購入できる
- 名前が同じでも種類が異なるため、購入前に内容を必ず確認する
エスカルゴは、パンとしても食材としても、探してみると意外に身近にある存在です。
少し手間をかけて探すだけで、フランスの香りを感じる特別な一品に出会えるかもしれません。
あなたの街にも、知られざる“エスカルゴ”が眠っているかも。
気になったら、まずは近くのパン屋か通販サイトをチェックしてみてください。
