セルフネイルを始めた人なら一度は悩むのが、「ネイル用エタノールってどこで買えばいいの?」という疑問。ネイル前の油分除去や道具の消毒、ジェルの拭き取りなど、意外と使用頻度の高いアイテムだからこそ、正しい選び方と購入場所を知っておくことが大切です。
今回は、ネイル用エタノールの基礎知識から、ドラッグストア・通販・専門店などの購入先、そして選ぶ際の注意点までをわかりやすく解説します。
ネイルにエタノールが必要な理由
エタノールは、ネイルの仕上がりを左右する「下準備」と「衛生管理」に欠かせない存在です。
爪や手指の清潔を保つ
ネイルを始める前に手指や爪の表面をアルコールで拭き取ることで、油分や汚れを除去し、ジェルやマニキュアの密着度を高めます。これを怠ると、剥がれや浮きの原因になることも。
道具や筆の消毒に使える
ネイル道具は直接肌や爪に触れるため、毎回エタノールで拭き取ることで清潔に保てます。筆やライトの表面、机などの作業スペースもアルコールで除菌しておくと安心です。
未硬化ジェルの拭き取りに便利
ジェルネイルの仕上げでは、硬化後に残るベタつきを拭き取る必要があります。このときに「ネイル用エタノール」や「ジェルクリーナー」が活躍します。専用タイプは刺激が少なく、ツヤを損なわないように調整されています。
ネイルで使うエタノールの種類
エタノールといってもいくつか種類があり、目的に合わせて使い分けることが大切です。
消毒用エタノール(IP含む)
もっとも一般的で扱いやすいタイプです。アルコール濃度はおおよそ76.9〜81.4vol%で、手指の除菌や爪の油分除去、道具の消毒に使えます。刺激も少なく、セルフネイル初心者に最もおすすめ。
無水エタノール
純度99%以上と高濃度のため、揮発性が高く、乾燥が早いのが特徴です。器具の清掃や筆の洗浄には便利ですが、皮膚への刺激が強いので、手指や爪に直接使うのは避けた方が無難です。
ネイル専用クレンザー・ジェルクリーナー
ネイルの拭き取りや仕上げ用に成分調整された専用品。アルコール濃度が最適化されており、ツヤを保ちながら未硬化ジェルを除去できます。価格はやや高めですが、安心して使いたい人に人気です。
ネイル用エタノールはどこで買える?
ここからは、実際に購入できる主な場所を紹介します。
ドラッグストア・薬局
マツモトキヨシ、ウエルシア、ツルハ、ココカラファインなど、多くのドラッグストアで「消毒用エタノール」や「消毒用エタノールIP」を扱っています。医薬部外品として販売されていることが多く、品質面でも安心。
500mLや1Lボトルが一般的で、コスパも抜群です。頻繁にネイルをする人はこのサイズを1本持っておくと長く使えます。
ネイル用品専門店
ネイルパートナーやTAT、プチプラ、グレースガーデンなど、ネイル専門の店舗やオンラインショップでは、ネイル専用の「クレンザー」「ジェルクリーナー」が揃っています。
ネイルサロン品質の製品を自宅でも使いたい人におすすめで、ボトルデザインも可愛いものが多く、モチベーションが上がるアイテムです。
通販サイト(Amazon・楽天市場・ヨドバシ.comなど)
大手通販では「ネイル用エタノール」「消毒用エタノール」「無水エタノール」など幅広く取り扱っています。口コミやレビューを比較できるのが大きなメリット。
ただし、アルコール製品は「危険物扱い」になることがあるため、配送条件(航空便不可など)を確認しましょう。まとめ買いにも向いています。
ホームセンター・雑貨店
カインズ、コーナン、東急ハンズ、ロフトなどでも入手可能です。掃除用や工作用アルコールが中心ですが、中には無水エタノールや医薬品コーナーで消毒用エタノールを扱っている店舗もあります。
ただし、ネイル専用ではない場合が多いので、用途表示をよく確認しましょう。
100円ショップ(ダイソー・セリアなど)
100均でネイル用エタノールを見かけることは少なく、取扱いは店舗や時期によって不安定です。代わりにネイルクレンザーの代用品として使えるアイテムが見つかることもありますが、確実に入手したいならドラッグストアや通販の方が安心です。
ネイル用エタノールの選び方
同じ「エタノール」でも、使う目的に合わせて選ぶことで仕上がりや安全性が変わります。
1. 用途で選ぶ
・爪や手指の消毒 → 消毒用エタノール(医薬部外品)
・ジェルの拭き取り → ネイル専用クレンザー
・器具の洗浄 → 無水エタノールまたは消毒用エタノール
2. 濃度をチェック
濃度が高すぎると刺激が強く、低すぎると除菌力が落ちます。ネイル用途なら、一般的な消毒用エタノール(76〜81%程度)が最もバランスが良いです。
3. 肌への刺激を考慮する
敏感肌の人や乾燥しやすい人は、ヒアルロン酸や保湿成分を配合したタイプを選ぶと使いやすくなります。ネイル専用クレンザーには肌への刺激を抑えた処方のものも多いです。
4. 容量・コスパで選ぶ
ネイルを頻繁にする人なら500mL〜1Lサイズ、たまに使う人なら100mL程度の小型ボトルでも十分。詰め替え用ボトルに移して使うと衛生的です。
使用時の注意点
アルコールは便利ですが、取り扱いにはいくつか注意が必要です。
- 換気のよい場所で使用する
- 火気の近くで使わない(引火の危険あり)
- 直射日光を避け、密閉容器で保管する
- 子どもの手の届かないところに置く
また、無水エタノールを肌や爪に直接使用すると乾燥や刺激を感じることがあります。使う場合は、精製水で希釈して濃度を調整する方法もありますが、初心者にはあまりおすすめできません。
ネイル専用クレンザーと消毒用エタノールの違い
一見似ている両者ですが、実は目的が少し異なります。
- 消毒用エタノール:除菌・油分除去など幅広く使える万能タイプ。
- ネイル専用クレンザー:未硬化ジェルを拭き取る専用アイテムで、ツヤを残しやすい処方。
消毒用エタノールを代用しても問題はありませんが、ジェルネイルのツヤを重視したい場合は、専用品を使うと仕上がりが格段に良くなります。
ネイル初心者が失敗しないコツ
- アルコール濃度と用途を必ず確認する
- “掃除用”や“工業用”と記載されたものは避ける
- 肌への刺激が気になる場合はパッチテストをする
- 100均の代用品は緊急時のみ
- ジェルクリーナーと使い分けると仕上がりがアップ
これらを意識するだけで、セルフネイルの品質が一段と上がります。
ネイル用エタノールはどこで買える?まとめ
ネイル用エタノールは、ドラッグストア・ネイル専門店・通販など、意外と身近な場所で簡単に購入できます。
初心者なら「消毒用エタノール」、仕上がり重視なら「ネイル専用クレンザー」がおすすめです。
無水エタノールも使い方次第では便利ですが、濃度や用途を誤ると刺激が強くなるため注意しましょう。
自分のネイルスタイルや使用頻度に合わせて、最適な1本を選んでください。
最後にもう一度。
ネイル用エタノールはどこで買える?――それはあなたのライフスタイル次第。ドラッグストアでも、ネットでも、正しい選び方を知っていれば、あなたの指先をもっと綺麗に保てます。
