「橿原はっさく大福って、どこで買えるの?」──そんな疑問を持つ人は多いでしょう。見た目はかわいく、中にはジューシーなはっさくの果実が丸ごと入っている人気の和菓子。でも実際に探してみると、取り扱い店舗が限られていて、どこで買えるのか分かりにくいんですよね。この記事では、販売店の場所や通販での購入方法、注意点などをわかりやすく紹介します。
橿原はっさく大福とは?広島生まれのフルーツ和菓子
まず「橿原はっさく大福」という名前ですが、実際には奈良県橿原市の特産ではなく、**広島県尾道市因島発祥の「はっさく大福」**を指しているケースが多いんです。製造・販売しているのは「もち菓子のかしはら」という広島市の老舗和菓子店。地名の「橿原(かしはら)」と偶然同じ読みのため、混同されることがありますが、**本家は広島の「かしはら」**です。
このはっさく大福は、広島特産の柑橘「はっさく」の実を、白あんとやわらかいお餅で包んだもの。ひと口かじると、はっさく特有のほろ苦さとさっぱりした酸味が広がり、白あんのやさしい甘さと調和します。手作りでしか出せない繊細な味わいで、広島の名物土産として人気を集めています。
広島で買える場所一覧
もち菓子のかしはら 本店
- 住所:広島市西区天満町13-20
- 営業時間:9:00〜18:00(定休日:日曜)
- 特徴:できたてのはっさく大福を購入できる唯一の直営店舗。地元客だけでなく観光客にも人気で、午前中に売り切れることも多いです。広島電鉄・天満町駅から徒歩数分なのでアクセスも良好。
広島駅・空港のお土産店
- 広島駅のおみやげ街道:観光帰りの人がまとめ買いする定番スポット。入荷状況は日によって異なるため、確実に欲しい人は朝早めの訪問がおすすめです。
- ANA FESTA 広島ゲート店(広島空港):飛行機に乗る前に購入できる便利な場所。2025年も販売再開が確認されています。
尾道・因島周辺の販売店
はっさくの産地・因島周辺では、道の駅や観光土産店での取り扱いがあります。特に「道の駅クロスロードみつぎ」や「因島観光協会ショップ」などでは、シーズン中に入荷することがあります。ただし、販売は不定期なので、事前確認が安心です。
通販でお取り寄せする方法
「広島まで行けない…」という人でも、通販で購入できます。ただし、生菓子ゆえの制約があるため注意が必要です。
公式サイトでの注文
「もち菓子のかしはら」公式サイトでは、FAXでの注文を受け付けています。支払いは代引きが基本で、発送はクール便(冷蔵)です。賞味期限は製造日を含め3日間と短いため、受け取り日時を指定して確実に受け取るのがポイント。
楽天市場などのECサイト
楽天市場にも正規出品があり、6個入り・8個入りなどのセットで販売されています。こちらも冷蔵配送で、同様に賞味期限は3日ほど。遠方の場合は配送に時間がかかるため、北海道や沖縄など一部地域では注文ができないこともあります。
通販利用の注意点
- 賞味期限が非常に短い
- 配送に2日以上かかる地域は不可の場合あり
- 到着後は冷蔵(10℃以下)で保存し、当日または翌日中に食べるのが理想
この条件を守らないと、せっかくの果実の瑞々しさが損なわれてしまうため注意が必要です。
販売時期と買えるタイミング
はっさく大福は一年中販売されているわけではなく、果実の収穫時期(冬〜春)に合わせて販売される季節限定商品です。多くの店舗では11月〜5月頃にかけて販売され、夏場は製造を休止します。
はっさくは冬の柑橘ですが、保存・熟成させて春先に一番おいしい状態になります。そのため、春に向けて流通量が増え、3〜4月が購入のベストシーズンです。この時期は店舗や通販でも在庫が安定し、比較的入手しやすくなります。
広島県外では買える?
現時点で、広島県外に常設販売している店舗はほとんど確認されていません。一部の百貨店の「瀬戸内フェア」や期間限定の物産展で販売されることがありますが、基本的には広島現地またはお取り寄せ限定の商品と考えた方が確実です。
特に「橿原」という名前が奈良の地名と重なるため、「奈良県橿原市で買えるのでは?」と検索する人も多いのですが、実際には奈良で常設販売している店は存在しません。ネット上では誤情報も見かけるため、購入時には「広島のかしはら製」であるかを確認しましょう。
似た名前の大福に注意!
「はっさく大福」という名前は商標登録されておらず、他の和菓子店も似た商品を販売しています。
たとえば、京都や岡山、愛媛などで「はっさくを使った大福」を作っているお店もありますが、それぞれレシピや味わいが異なります。
広島発祥の「もち菓子のかしはら」製はっさく大福は、はっさくの粒を丸ごと使った果実感の強さと上品な白あんの調和が特徴。本家の味を体験したいなら、製造元の明記された商品を選ぶのが安心です。
美味しく食べるためのコツ
せっかく取り寄せるなら、最高の状態で味わいたいですよね。
冷蔵で届いたら、まず冷蔵庫から出して10〜15分ほど常温に戻してから食べるのがおすすめ。餅がやわらかく戻り、口の中でとろけるような食感になります。
また、はっさく大福は冷凍保存には向いていません。果実の水分が抜けてしまい、風味が落ちます。どうしても保存したい場合は、冷凍よりも「早めに食べきる」ことを優先しましょう。
広島旅行・出張のついでに買うのもおすすめ
もし広島を訪れる機会があるなら、現地で買うのが一番確実で美味しい方法です。
本店では出来たてのはっさく大福が並び、皮がふんわりと柔らかく、果実のジューシーさも格別。通販で届くものよりも、ひと味違うフレッシュな味を楽しめます。
観光の途中で立ち寄るなら、広島電鉄沿線の「天満町駅」周辺が便利。お土産にする場合は、保冷バッグを持参すると安心です。帰りに空港や駅でも購入できるため、予定に合わせて選びましょう。
橿原はっさく大福はどこで買える?まとめ
「橿原はっさく大福」は、実際には広島の「もち菓子のかしはら」が作る**元祖はっさく大福**のこと。買える場所は広島市内の本店、空港や駅のお土産店、そして期間限定の通販サイトです。
ただし、賞味期限が短く、販売期間も限られているため、「確実に食べたい」人は春〜初夏の時期に合わせて予約・注文するのがベスト。
遠方の人は楽天などでお取り寄せもできますが、配送地域や日数に制約がある点に注意しましょう。
広島の柑橘文化が詰まった、爽やかで上品な和菓子──それがはっさく大福。ぜひ旬の時期に、本家「かしはら」の味を楽しんでみてください。
