「カッティングシートって、どこで買えるの？」——DIYやリメイク、看板づくりを始めようと思ったとき、多くの人が最初に抱く疑問です。実際、探してみるとホームセンターからネット通販、さらには100円ショップまで販売場所が幅広く、どれを選べばいいか迷うことも少なくありません。この記事では、用途別におすすめの購入場所や、選ぶときの注意点をわかりやすく解説します。
カッティングシートとは？どんなときに使うのか
まず、「カッティングシート」とは裏面に粘着剤がついたフィルム素材で、好きな形にカットして貼り付けられるシートのこと。もともとは看板制作や車の装飾に使われていましたが、いまではインテリアリメイクやDIY、イベント装飾、うちわやステッカーづくりなど、幅広いシーンで活躍しています。
たとえば—
- 家具の表面をリメイクして雰囲気を変える
- 壁の一部に貼ってアクセントにする
- 車やバイクのボディを装飾する
- ガラスやミラーにデザインを加える
- 手作りうちわやポスターの文字を切り抜く
など、発想次第で使い方はいろいろ。素材や色、質感の種類も多く、屋内用・屋外用・防水タイプなど目的に合わせて選べます。
ホームセンターで買えるカッティングシート
最もスタンダードな購入場所がホームセンターです。
カインズ、コメリ、コーナン、ジョイフル本田などの大型店舗では、装飾用・リフォーム用・看板用など幅広いタイプのカッティングシートを扱っています。
ホームセンターの特徴
- サイズやカラー展開が豊富
- 実物を見て質感や厚みを確認できる
- カッターやスキージーなど必要な道具も一緒に購入できる
- DIYアドバイザーに相談できる場合もある
たとえばカインズでは、木目調やマットタイプ、光沢のあるタイプまでそろい、家具や扉のリメイクにも便利です。コメリやコーナンでも「装飾シート」「リメイクシート」として販売されており、1m単位やロール販売などサイズ展開も多様です。
ただし、店舗によって在庫や取扱種類が異なるため、行く前にオンラインストアや店舗検索で「カッティングシート」と調べておくのがおすすめです。
100円ショップや雑貨店でも購入可能
手軽に試したいなら、ダイソーやセリア、キャンドゥといった100円ショップも選択肢のひとつ。
これらの店舗では「リメイクシート」「デコレーションシート」として販売されており、小物や棚の装飾にぴったりです。
メリット
- 価格が安く、初めてでも気軽に試せる
- 小さいサイズなのでカットしやすく扱いやすい
- デザインが豊富で季節限定柄もある
デメリット
- サイズが小さめで広範囲には向かない
- 厚みが薄く、耐久性・防水性は控えめ
- 屋外や長期使用には不向き
「とりあえず試してみたい」「ちょっとしたアクセントをつけたい」場合に最適ですが、本格的なDIYや屋外用途なら、後述する専門店や通販サイトの製品が向いています。
ネット通販で買えるカッティングシート
最近では、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの大手通販サイトで種類豊富なカッティングシートを簡単に購入できます。ホームセンターでは見つからないカラーや、屋外用の高耐久タイプも揃っており、特にプロ仕様を探す人に人気です。
ネット通販のメリット
- 色・質感・サイズの選択肢が非常に多い
- 屋外用、防水・耐候タイプ、メタリックや透明など特殊な素材も豊富
- 必要な長さを指定して購入できる（切り売り対応店も多い）
- レビューで品質や貼りやすさを比較できる
注意点
- 実物を見られないため、色味や質感が想像と違うことがある
- ロールの長さを誤ると、足りなかったり余ったりする
- 用途（屋内用／屋外用、防水性など）を確認しないと失敗しやすい
特に有名なのが「中川ケミカル」などの専門メーカー製品。プロの看板業者も使用する品質で、屋外でも長期間色あせにくく、カッティングプロッターでの文字制作にも向いています。DIYリフォームやインテリア用なら、楽天やAmazonで販売されている「リメイクシート」シリーズも人気です。
用途別おすすめの購入場所
カッティングシートは、どこで買うかを用途で選ぶのがコツです。
家具・インテリアのリメイク
→ ホームセンターのリメイクシートやインテリア用カッティングシートが最適。木目・大理石・モルタル風など種類が豊富。
初めて試す、少量でOK
→ ダイソーやセリアの100円ショップ商品。失敗しても気にならない価格でお試しにぴったり。
車・バイク・看板など屋外で使いたい
→ ネット通販で「屋外用」「耐候性あり」「防水タイプ」と記載された商品を選ぶ。中川ケミカルなどのプロ用ブランドが安心。
部屋全体や家具一式のリフォーム
→ 楽天やYahoo!で幅広ロールをまとめ買い。大面積を貼るなら、同柄をまとめて購入して色差を避けると良い。
イベント装飾・うちわ制作など短期使用
→ 100均や雑貨店のデコシートが便利。はがしやすく粘着跡が残りにくいタイプが扱いやすい。
購入前にチェックしたいポイント
カッティングシートを買う前に、次の点を確認しておくと失敗を防げます。
- 用途を明確にする
屋内で使うのか、屋外で使うのか。防水が必要か。使用場所によって適したタイプが違います。 - 貼る面の素材を確認
木、金属、プラスチック、ガラスなど、素材によって接着のしやすさが変わります。 - 色と質感を慎重に選ぶ
マット・光沢・木目など、部屋の雰囲気に合わせたものを。通販では口コミや画像を参考に。 - サイズを計測しておく
ロールを買うときは必要な面積を測っておくこと。余裕をもって購入するのがおすすめ。 - 貼って剥がせるタイプか確認
賃貸物件や家具に貼る場合は、剥がせるタイプを選ばないと跡が残ることがあります。
どこで買える？探し方のコツ
実店舗で探す場合は、次の売り場をチェックしてみてください。
- ホームセンター：壁紙・リフォーム用品コーナー、またはDIY資材コーナー
- 100円ショップ：文房具・デコレーションコーナー
- カー用品店：ステッカー・フィルムコーナー
- 家電量販店：インテリア・DIYコーナー（店舗による）
また、店舗によっては「カッティングシート」ではなく「リメイクシート」や「装飾シート」と表記されていることもあります。検索キーワードを変えて探すと見つけやすくなります。
カッティングシート購入時のよくある失敗と対策
「貼ってみたら気泡が入った」
→ スキージー（ヘラ）を使って中心から外に向かって空気を抜く。小さい気泡は針で軽く穴を開けて空気を逃すと目立ちにくい。
「色が想像と違った」
→ 通販の場合はサンプルや小サイズで試すのが安心。特に木目調やメタリックは照明の影響を受けやすい。
「すぐ剥がれた」
→ 貼る前に油分やホコリをしっかり拭き取る。気温が低いと粘着が弱まるため、暖かい部屋で作業するのがベター。
「剥がしたら跡が残った」
→ 長期使用や強粘着タイプでは起こりやすい。剥がせるタイプを選ぶか、ドライヤーで温めながらゆっくり剥がすと跡が残りにくい。
まとめ：カッティングシートはどこで買える？
カッティングシートは、目的に合わせて買う場所を選ぶのがポイントです。
- ホームセンター：DIY・リフォームに最適。種類・サイズが豊富。
- 100円ショップ：安価で手軽。小物リメイクにおすすめ。
- ネット通販：屋外用や特殊素材など選択肢が広く、プロ品質の製品も購入可能。
初めて使う人は、まず小さなサイズで練習しながら感覚をつかむのがおすすめです。慣れてきたら広い範囲のリメイクや車用フィルムにも挑戦してみましょう。
お気に入りの色や質感のカッティングシートを見つけて、あなたの暮らしや空間を少しアップデートしてみてください。
