焼肉やもつ鍋で人気のホルモンといえば「シマチョウ」。脂の甘みと独特の食感がクセになりますよね。
でも、いざ買おうとすると「どこに売ってるの?」「スーパーにある?」と迷う人も多いはず。この記事では、シマチョウを買える場所を、スーパー・精肉店・通販の3つの視点から詳しく紹介します。家庭でホルモン料理を楽しみたい人は、ぜひ参考にしてください。
シマチョウとは?特徴と選び方の基本
シマチョウは牛の大腸の部分で、脂がしっかり付いた牛ホルモンです。外側に白い脂の層があり、それが“縞模様”に見えることから「シマチョウ」と呼ばれます。焼くと脂がとろけ、表面はカリッと香ばしく、中はぷるぷる。もつ鍋や焼肉で定番の人気部位です。
ただし、脂が多くて独特の匂いもあるため、下処理がポイント。
買ってきたら軽く湯通しして臭みを取ると、家庭でもお店のような味に近づきます。
スーパーでシマチョウは買える?
まずは一番身近なスーパーから見ていきましょう。
多くのスーパーでは、精肉売り場に「牛ホルモン」「テッチャン」として販売されていることがあります。これがシマチョウです。
ただし、どの店舗でも常時置いているわけではなく、「週末の焼肉用特売」や「夏のBBQシーズン」に登場することが多いです。
具体的には、以下のようなスーパーでの目撃情報が多く見られます。
- ライフ
- 西友
- まいばすけっと
- 成城石井
- コープ(生協)
- マルエツ
地域によっては地場スーパー(サミット・ベルク・オーケーなど)でも取り扱いがあることも。
ただ、同じチェーンでも店舗ごとに仕入れが違うので、「近くの店にはない」ケースも珍しくありません。
もし店頭で見つからない場合は、精肉担当に「牛ホルモン(大腸)ありますか?」と聞くのがおすすめ。名称が違うだけで、在庫があることもあります。
精肉店やホルモン専門店での購入
鮮度や味にこだわりたいなら、スーパーよりも精肉店やホルモン専門店が確実です。
町の肉屋や焼肉店直営の精肉店では、シマチョウをはじめとする内臓肉を扱っていることが多く、状態の良いものが手に入ります。
特に「芝浦食肉市場」や「大阪市中央卸売市場」などに店舗を構える肉屋では、業務用品質の牛ホルモンを個人向けに販売しているケースもあります。
こうしたお店の特徴は次の通り。
- 鮮度が高い(チルドや当日処理のものが多い)
- 部位やカットの指定ができる
- 量り売りや予約注文に対応してくれる場合がある
ただし、仕入れ状況に左右されやすいので「いつでも買える」とは限りません。
来店前に電話で「シマチョウありますか?」と確認するとスムーズです。特に週末や祝日は売り切れやすいため、早めの時間帯を狙うと良いでしょう。
業務スーパーやディスカウントストアでも買える?
コスパ重視なら業務スーパー系もチェックしてみましょう。
冷凍牛ホルモンのパックに「シマチョウ」や「牛ホルモン(大腸)」と書かれている商品が販売されています。
業務スーパーの特徴は、まとめ買いに向いている点。
1kg〜2kg単位の冷凍パックで、価格は1000〜1500円前後が目安。BBQやもつ鍋パーティーなど、大人数で食べる時に便利です。
ただし、冷凍品は一度解凍すると風味が落ちやすいので、小分け冷凍や下茹で保存をうまく活用しましょう。
また、味付きホルモン(味噌ダレ・塩ダレ)タイプもあるため、購入時に「下味あり/なし」を確認して選ぶと失敗がありません。
通販で買う:確実かつ便利な選択肢
「近くに売っていない」「買いに行く時間がない」という人は、通販が一番確実です。
大手ECモールでは、全国の精肉店やホルモン専門店が冷凍パックで販売しています。
代表的な通販サイトは次の通り。
- Amazon.co.jp:1kg前後の冷凍シマチョウが多く、プライム配送で翌日届く商品もある
- 楽天市場:和牛ホルモン、国産牛、業務用大容量など品揃えが豊富
- Yahoo!ショッピング:焼肉店直送のホルモンや味付きタイプが充実
通販のメリットは、何より在庫が安定していること。
また、レビューで味や臭みの有無、脂の量などを確認できるので、初めてでも選びやすいです。
価格帯は500gで800円〜、1kgで1000〜1500円程度が目安。
和牛ホルモンやブランド牛使用の高級タイプは2000円以上する場合もあります。
冷凍保存が前提ですが、使いたい分だけ解凍できるので便利です。
家庭で頻繁に焼肉をする人には、通販のまとめ買いがかなりおすすめです。
シマチョウが「なかなか買えない」理由
「シマチョウが売っていない」と感じる理由には、いくつかの背景があります。
- 流通量が少ない希少部位
牛1頭から取れるシマチョウはごくわずか。そのため供給が安定せず、スーパーでは常時販売できません。 - 鮮度管理が難しい
牛ホルモンは傷みやすく、処理や冷蔵設備にコストがかかります。小売店では扱いが難しいため、販売を控えるケースも多いです。 - 地域差が大きい
焼肉文化の盛んな関西や九州では入手しやすい一方、首都圏や地方では見つけにくい傾向があります。 - 消費者ニーズが限られる
脂が多く、好みが分かれる部位のため、一般家庭での需要はやや少なめ。結果的に店頭から減っている地域もあります。
こうした理由から、確実に買いたい場合は「通販」や「ホルモン専門店」が現実的です。
購入時にチェックしたいポイント
シマチョウを選ぶ際は、以下の点を意識しておくと失敗しません。
- 産地・加工地の明記:国産か輸入かで味や香りに差が出ます。
- 鮮度表示:冷蔵なら消費期限、冷凍なら製造日をチェック。
- 脂の付き具合:脂が白く厚いものほど旨味が強く、ジューシーに焼けます。
- 臭み対策:口コミで「臭みが少ない」と評判の商品を選ぶと安心。
- 味付きかどうか:調理の自由度を重視するなら味なしタイプを選ぶのがおすすめ。
また、購入後は冷蔵なら2〜3日以内、冷凍なら1〜2ヶ月を目安に使い切るとおいしさを保てます。
シマチョウのおすすめ調理法
せっかく買ったシマチョウは、おいしく調理したいですよね。
家庭で試しやすい定番の食べ方をいくつか紹介します。
- 焼肉:脂が多いので、強火でカリッと焼くのがポイント。網焼きなら煙が立ちやすいので換気をしっかり。
- もつ鍋:キャベツ・ニラ・にんにくと一緒に煮込むと旨味がスープに溶け出します。
- ホルモン炒め:味噌やニンニクダレで炒めるだけで簡単におつまみに。
- 煮込み:じっくり煮込むと脂が落ち、柔らかくまろやかな味に。
下茹でや湯引きをしてから調理すると、臭みが抑えられます。
特に通販の冷凍品は、解凍後に軽く湯通ししてから使うとベストです。
まとめ:シマチョウは通販と専門店が確実
ここまで、シマチョウの購入先を詳しく見てきました。
まとめると次のようになります。
- スーパーでも買えるが、取り扱いにムラがある
- 精肉店・専門店なら鮮度が高く、質の良いものが手に入る
- 通販は全国対応で、在庫が安定している
もし「近くで見つからない」「品質を選びたい」なら、通販がもっとも確実です。
ホルモン料理が好きな人は、冷凍庫に常備しておくと、焼肉も鍋もいつでも楽しめます。
最後にもう一度キーワードを。
シマチョウはどこで買える?
答えは、あなたの目的に合わせて選べる――スーパー、精肉店、そして通販です。
