絵を描くときやクラフト作品を作るときに欠かせない「メディウム」。でも、いざ買おうと思うと「どこで買えるの?」と迷う人も多いですよね。
この記事では、初心者でも分かりやすく、メディウムの基本知識から購入できるお店、通販サイトまでを詳しく紹介します。実際に探すときのポイントや選び方のコツも交えながら、あなたに合った購入方法を見つけていきましょう。
メディウムとは?まずは基本をおさらい
「メディウム(medium)」とは、絵具やインクなどに混ぜて使う“補助剤”のこと。
混ぜることで絵具の「つや」「透明感」「のび」「乾き具合」などを調整できる便利なアイテムです。
たとえば、
- 絵の具をさらっと塗りやすくしたい
- 乾燥をゆっくりにしてグラデーションを作りたい
- 光沢感やマット感を出したい
といったときに活躍します。
メディウムには種類もたくさんあります。
- アクリルメディウム:アクリル絵具用。透明感や粘度を変える。
- ジェルメディウム:立体的な質感を出すときに便利。
- ポーリングメディウム:絵具を流し模様で使う“アクリルポーリング”に最適。
- ファブリックメディウム:布に絵具を定着させるタイプ。
- モデリングメディウム:テクスチャーや凹凸を作るための下地材。
つまり、メディウムは「表現の幅を広げるための秘密兵器」なんです。
メディウムはどこで買える?主な販売店を紹介
1. 画材専門店で買う
まずおすすめなのは、画材店やアート用品専門店です。
代表的なのが「世界堂」「ホルベイン直営店」「画材屋さん.com」「e-画材.com」など。
これらの店舗では、初心者からプロまで使えるメディウムが豊富にそろっています。
実際に手に取って質感を確かめられるのが画材店の魅力。
お店によってはスタッフが使用方法を教えてくれることもあるので、初めてでも安心です。
東京や大阪など都市部なら、世界堂や青山ブックセンター併設のアートショップなどで見つけやすいでしょう。地方の場合も、画材コーナーを併設した文具店や美術系ショップで取り扱われていることがあります。
2. 手芸店・クラフトショップで買う
布にペイントしたい人に人気なのが「ファブリックメディウム」。
このタイプは画材店だけでなく、手芸店やホビーショップでも扱っています。
たとえば「ユザワヤ」「トーカイ」「クラフトハート」などの大型手芸チェーンでは、アクリル絵具と一緒にメディウムを置いていることが多いです。
Tシャツやバッグなど布製品に描くときは、この布用メディウムを混ぜることで洗濯に強く、にじみにくい仕上がりになります。
3. ホームセンターや雑貨店で見つかる場合も
意外と見逃せないのがホームセンター。
DIYコーナーや塗料売り場に、アクリルメディウムやジェルタイプの補助剤が置かれていることがあります。
また、ハンズやロフトのような雑貨店でも、アクリル絵具と一緒に小瓶タイプのメディウムを販売していることがあります。
ただし、種類や在庫は限定的。専門画材店ほどのラインナップは期待できません。
4. 100円ショップでも入手可能なことがある
最近では、**ダイソー**で「アンティークメディウム」「クラフトメディウム」といったアイテムを見かけることもあります。
価格は手頃で、初心者が試すには最適。ただし、在庫は地域や店舗によって異なり、常に置いてあるわけではありません。
「とりあえず試してみたい」「練習用に少しだけ欲しい」という場合におすすめです。
オンライン通販で買うのが最も確実
近くに画材店がない人や、種類を比較して選びたい人には、通販サイトが便利です。
オンラインなら、プロ仕様から手頃な価格帯まで幅広くそろいます。
代表的な通販サイトは以下のとおりです。
- Amazon.co.jp:Liquitex(リキテックス)やHolbein(ホルベイン)など主要メーカーを網羅。検索も簡単で在庫も豊富。
- 楽天市場・Yahoo!ショッピング:ポイント還元があり、まとめ買いにも便利。
- 世界堂オンラインショップ:専門画材が充実。画家・デザイナー御用達。
- ホルベイン公式ショップ:最新の製品や限定セットを公式価格で販売。
- ユザワヤオンライン:布用メディウムやクラフト用材料が充実。
通販の利点は、「種類」「価格」「在庫」を一度に比較できること。
さらに、用途別メディウム(ジェル・ポーリング・布用など)を細かく探せるのも魅力です。
地方や離島でも確実に購入できるため、最近では多くのアーティストが通販を利用しています。
メディウム選びのポイント
せっかく買うなら、自分の作品に合ったメディウムを選びたいですよね。
以下のポイントを押さえておくと失敗しにくくなります。
- 用途で選ぶ:アクリル絵具ならアクリルメディウム、布用ならファブリックメディウムなど、素材に合うタイプを。
- 仕上がりで選ぶ:ツヤを出したいならグロスメディウム、落ち着いた質感にしたいならマットメディウム。
- テクスチャーを重視する場合:ジェルやモデリングメディウムで立体感を出せる。
- 量に注意:初心者は小容量(100〜200ml)から試し、気に入ったら大容量へ。
また、同じメーカーでも種類によって乾燥速度や透明度が違うため、最初は少量を試して好みを見つけるのがおすすめです。
買うときに気をつけたいこと
メディウムは見た目が似ているものが多く、ラベルの違いで用途が変わることもあります。
たとえば「ジェルメディウム(透明)」と「モデリングメディウム(白濁)」は、塗った直後の見た目が似ていますが、乾くと質感がまったく異なります。
購入前にパッケージや説明文をしっかり確認しましょう。
また、古い在庫や直射日光にさらされた商品は品質が劣化している場合もあるため、信頼できる販売店やメーカー直営の通販を利用するのが安心です。
おすすめメーカーをチェックしてみよう
日本で人気のメディウムメーカーには、以下のようなブランドがあります。
- Liquitex(リキテックス):アクリル画材の定番ブランド。ジェルやグロス、マットなど種類豊富。
- Holbein(ホルベイン):日本の老舗画材メーカー。アクリル、油絵、透明水彩用など多彩なラインナップ。
- ターナー色彩:クラフトやDIY向け製品が充実。布用メディウムにも定評あり。
- Winsor & Newton:プロ画家にも人気。透明度の高い仕上がり。
どのブランドも長年の実績があり、品質が安定しています。
特にLiquitexとHolbeinは日本国内でも手に入りやすく、初心者にもおすすめです。
まとめ:メディウムはどこで買える?
ここまで紹介してきたように、メディウムはさまざまな場所で購入できます。
通販なら種類・価格・在庫の面で圧倒的に便利。
一方、実店舗では実際に手に取って比較できるため、初めて使う人にも安心です。
メディウムを使って表現の幅を広げよう
メディウムは、絵を描く人・ハンドメイドを楽しむ人のどちらにとっても、作品の仕上がりを変える重要なアイテムです。
「どこで買える?」と迷ったら、まずはオンラインで探してみるのがおすすめ。種類も多く、レビューや写真で比較しやすいです。
自分の表現スタイルに合ったメディウムを見つけて、制作の時間をもっと楽しく、自由にしてみてください。
